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用語解説 六章

本日3話目です。

 ・精霊

 この世界に存在する、特殊なエネルギー生命体のような生物。その本質はそれぞれが司る属性の概念に近い。

 具現化していない精霊に干渉することは難しく、精霊を知覚するためには特定の才能が必要となる。

 この世界で一般的に使われる魔法は、精霊に魔力を提供し、同時に伝えたイメージを精霊が現象として発生させたものである。

 魔法によって発生する炎は、燃焼という概念を持ったマナの塊であり酸素や燃料を必要とはしない。

 精霊は魔法を行使する人間に協力することで、より多くのマナを手に入れ成長することができる。人間と契約した精霊は、その人間が抱いた精霊へのイメージに左右されその姿や性質を変えていく。

 位階の低い精霊は子供のような性格だが、最上位の精霊は人間を超越する知能を持っている。


 ・英雄

 生物が一定量の神性を得て、その能力を拡大した存在。

 何かしらの偉業を成し遂げ、それが広く知れ渡ることにより、その偉業に対する憧憬や畏怖などの感情によって英雄に至ることができる。

 全体的な能力の強化と寿命の増加、さらにその偉業に関する範囲の能力が大きく拡大されており、竜を倒した者は竜殺しの力を、強大な魔法を行使した者はその魔法の威力を大きく向上させる。

 より多くの生物にその偉業が広まるほどに力を増していくが、その偉業が風化することで力を失ってしまう。

 画期的な発明や研究を行ったものも、その偉業に応じて神性を得ることがある。


 ・神

 生物や概念が一定量の神性を得ることで、その本質を変えた存在。

 英雄と違って偉業を成し遂げる必要は無く、捧げられる信仰が一定量に至ることで神性とそれに応じた能力を得ることができる。

 神へと至った者はその寿命が無くなるが、同時に様々な制限を課されることになる。

 捧げられる信仰の量と質によってエネルギーを得ることができ、それを蓄積することでその位階を上昇させる。非常に高い能力を持つが、全知全能の存在とは程遠い。

 神には生物から神へと至った者と、概念が具現化して神になった物が存在する。

 後者は信仰に応じてそのあり方を大きく変え、その根本となる概念に関係しない限りは干渉を行わないが、前者はその意思に基づいて世界に干渉することがある。


 ・勇者

 神託によって世界の危機を救うために呼び出される存在。

 英雄と神を混ぜ合わせたような存在であり、信仰に応じてその能力を増し、勇者という概念に捧げられた信仰を、それに類似する個人へと注ぐことで勇者という存在を形作っている。

 そのため、仮に勇者が死亡したとしても次の勇者へとその能力は引き継がれることになる。

 お伽噺で描かれる勇者は、《正義の体現者》《魔を討つ討伐者》《逆境を恐れぬ英雄》《民を照らす救世主》として描かれている。

 創世教の勢力下では、子供に語り聞かせる物語として勇者に関連するものが良く使われ、その信仰を維持している。

 勇者は神託により召喚され、危機が去ることで神の世界へと帰還すると伝えられているが、その詳細は不明。勇者とダンジョンの発生に関連する疑惑も存在するが、創世教の圧力によりその勢力下ではあまり伝わっていない。


 ・ダンジョン その2

 その周囲の瘴気を取り込み、マナへと変換する役目を担っている。

 発生したマナはダンジョンの入り口から放出されるほか、モンスターやダンジョン内で採取できる素材として地上へと還元されることになる。

 世界に瘴気が満ちることに反応して各地で発生することが各国の上層部や、一部の地域で知られているが、その他大勢の人間勢力に所属する者にはそれを知るものは少ない。

 ダンジョンコアが破壊されることでダンジョンは崩壊するが、ダンジョン内に生息していた生物は死亡することなくダンジョンの制御下から解き放たれる。その大半はダンジョン内で崩落によって死亡するが、一部のモンスターたちがダンジョンの入り口から外へと出てしまうこともある。

 ダンジョンが崩壊すると、相対的にその周囲の瘴気が増えることになるが、次第に周辺の環境によって元の状態へと戻っていくことになる。


 ・フェアリーマッシュ

 妖精の里に生えてる不思議なキノコ。

 妖精の里周辺の瘴気を吸い取り環境を調整するほか、妖精たちの家具代わりになったり、幻覚作用のある胞子で外敵を攪乱することができる。

 妖精とは共生関係を築いており、里が引っ越す場合には妖精に運ばれて新天地へと旅立つ。

 カラフルで毒々しい外見をしている通り、幻覚作用を引き起こす毒を持っている。子実体に含まれるこの毒は非常に微弱なものであり、胞子と共に違法薬物として取引されることもある。

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