表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

83/187

8 探知開始

『【全自動・英霊召喚】が発動しました。結果を表示しますか?』


 例によって空中から声が響いた。


「頼む」


──────────────────────


自動召喚種別:探知

召喚英霊  :万里眼グレイス

英霊種別  :支援型

英霊等級  :A

自動行動結果:『魔獣サイフォス』の封印場所を探知し、失敗。引き続き探索を指示しますか? Y/N

──────────────────────


「グレイスでも封印場所を見つけられなかったのか……」


 俺はうなった。


「探知能力に長けた英霊を複数体選別して、引き続き封印場所を探ってくれ」


 俺は空中に向かって指示出しした。


「聞いた通り、魔獣の封印場所を探るのに失敗した。もう少し時間がかかりそうだ」


 俺はレミナに向き直った。


「君には……そうだな、申し訳ないんだが、引き続き事務処理の方を手伝ってもらえるとありがたい」

「もちろんです! お任せを」

「悪いな……地味で面倒な仕事を肩代わりしてもらってばかりだ」


 俺はレミナに頭を下げた。


「何を仰るんですか。国難に立ち向かえるのはフレイ様だけでしょう? でも事務仕事の方は私でもできます。他人に任せられる仕事はどんどん投げてください」


 レミナがにっこり微笑んだ。


「私、フレイ様のお役に立てるなら、本当に嬉しいです」

「ああ、いつも助かってるよ」


 この言葉を彼女に使うのは、もう何度目だろう。

 俺は頼もしい同僚に微笑んだ。


「随分と仲がいいんですね」

「……なんだ、お前まで。グレイス」


 俺は苦笑交じりに言った。


 前方に、巨大なアイマスクをつけた美女がたたずんでいる。

 先ほど自動召喚された英霊――『万里眼のグレイス』である。


「まるで恋人同士みたいな雰囲気です」

「俺とレミナはただの同僚だよ」

「ただの……同僚……」


 隣でレミナがぽつりとつぶやいた。


「レミナ?」

「ただの……同僚……ただの……」

「ど、どうしたんだ……!?」


 なぜか、ちょっと拗ねたような顔をしているレミナに、俺は戸惑ってしまう。


「なんでもありません……ぷいっ」

「『ぷいっ』って」


 やっぱり拗ねてないか?


「無自覚いちゃいちゃ……」


 グレイスがぽつりとつぶやく。


「なんの話だ?」


 俺はますます戸惑った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↑の☆☆☆☆☆評価欄↑をポチっと押して
★★★★★にしていただけると作者への応援となります!
執筆の励みになりますので、ぜひよろしくお願いします!


▼新作です! こちらもよろしくです~!▼
「攻撃されたら俺の勝ち!」悪役転生特典でスキルポイント9999を【カウンター】に極振り→あらゆる攻撃を跳ね返すチートスキルに超進化したので、反射無双します。

冴えないおっさん、雑魚ジョブ【荷物持ち】からEXジョブ【上位存在】に覚醒して最強になる。神も魔王も俺には逆らえない。俺を追放した美少女勇者パーティも土下座して謝ってきた。




▼書籍版3巻(完結)発売中です!▼


kun1bs4io9gl0fk5dyr9uqnj48h_h3n_go_no_2mpy.jpg


▼コミック7巻(完結)発売中です!▼

lkqz359y6ui42nz4jeork9nrdknh_1dzk_go_np_2vpe.jpg
― 新着の感想 ―
[良い点] 敵の襲来より、この恋の発展の方が難解じゃないのか? この問題を解決する精霊はいるかな〜?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ