表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

67/187

12 対魔王用英霊チーム

「メーヴェ、ハーヴェル、お前たちには魔王と戦ってもらいたい」


 俺は二人に言った。


「ふん、お前と組んで強敵と戦う、というのは初めてだ。正直、胸が躍る」


 メーヴェが笑った。


「私は、戦いを楽しむ余裕はありません。ただ全力を尽くすのみ」


 生真面目に答えるハーヴェル。


「それからもう一人加える」


 俺は二人に言った。


「『極光の聖騎士レオン』を召喚してくれ」


 俺は空に向かって呼びかける。


 前方に光球が現れ、弾けた。

 まばゆい光とともにスラリとした人影が現れる。


「『極光の聖騎士レオン』、推参。僕に助力を頼むなんて、なかなかお目が高いね、我が主」


 現れた英霊――『極光の聖騎士レオン』が言った。


 勝ち気そうな十七歳の少年が笑った。

 黒髪に凛々しい顔立ちの美少年だった。

 身に着けた騎士鎧は虹色である。


「お前とこの二人で、あの魔族――『赤の魔王ラギリム』を倒すんだ。上手く連携してくれ」


 俺はレオンに言った。


「赤の魔王? あいつか」


 レオンがふんと鼻を鳴らした、


「ま、僕一人でも十分だけどね。違う時代で、僕は『青の魔王』を討伐してるんだ」


 レオンは自信にあふれていた。


「魔王によって強さなんてバラバラだ。自慢にはならないね」


 メーヴェは険しい表情だ。


「前衛は僕がやる。二人とも足を引っ張るなよ」


 レオンがその彼女を見て、また鼻を鳴らした。

 どうにも傲慢な感じだ。


 雰囲気からして、確かに強そうだが――謙虚なタイプではないんだろう。

 まあ、英霊の大半は己の力に絶対の自信を持っているし、ハーヴェルみたいに謙虚で控えめというタイプはかなり少ないが……。


「『足を引っ張るな』だって? このあたしに大層な口をきいてくれるじゃないか」


 メーヴェが反発した。


「口の利き方に気をつけな、小僧」

「僕が一番強い。だから僕が指示を出した。文句があるか」

「一番強いだって?」

「見て分からない?」

「分からないねぇ」


 レオンとメーヴェが視線の火花を散らした。

 うーん、最初から反りが合ってないな……。


「私たちの連携が重要になります。スタンドプレーは推奨できません」


 ハーヴェルもたしなめるような態度。


「もう一回言うぞ。僕がこの中で一番強い」


 レオンが二人をにらんだ。


「だから、僕を中心に陣形を組め、って言ってるんだよ」


 今までほとんど召喚される機会がなかったから、知らなかったが――レオンってこんなキャラなのか。

 メーヴェ以上に気位が高そうだ。


「まあ、ぶつかり合うのは仕方がないが、連携だけはしっかり頼む。相手は強いぞ」


 俺は三人の気持ちを引き締めた。


「……まあ、主がそう言うなら」


 いちおう俺は『すべての英霊を統べる』権限を持っているため、さすがのレオンもおとなしくなってくれたようだ。

 といっても、それは表面上だけで、内心では納得が言っていないかもしれない。


 彼らの戦いぶりを、俺自身がしっかり監視して、コントロールする必要があるかもしれない。


「『全自動・英霊召喚』はお前たちを選んだんだ。この三人のチームなら『赤の魔王』にも勝てる。頼んだぞ」


 俺は彼ら三人に告げた。


 さあ、後は彼らに託そう――。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↑の☆☆☆☆☆評価欄↑をポチっと押して
★★★★★にしていただけると作者への応援となります!
執筆の励みになりますので、ぜひよろしくお願いします!


▼新作です! こちらもよろしくです~!▼
「攻撃されたら俺の勝ち!」悪役転生特典でスキルポイント9999を【カウンター】に極振り→あらゆる攻撃を跳ね返すチートスキルに超進化したので、反射無双します。

冴えないおっさん、雑魚ジョブ【荷物持ち】からEXジョブ【上位存在】に覚醒して最強になる。神も魔王も俺には逆らえない。俺を追放した美少女勇者パーティも土下座して謝ってきた。




▼書籍版3巻(完結)発売中です!▼


kun1bs4io9gl0fk5dyr9uqnj48h_h3n_go_no_2mpy.jpg


▼コミック7巻(完結)発売中です!▼

lkqz359y6ui42nz4jeork9nrdknh_1dzk_go_np_2vpe.jpg
― 新着の感想 ―
[気になる点] レオンくん。こないだの英霊バトルロワイアルではなんで名乗りを上げなかったんだろう? 自信過剰すぎてわざわざ最強決定戦になど出るまでも無いと思ってたんだろうか。 あまり他人からの承認欲求…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ