表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

59/187

4 レミナの十五分クッキング

「塩少々中火でとろみがつくまで煮込みつつもう一品のためにドレッシングを和えて美味しくなーれ美味しくなーれがんばれレミナここが腕の見せ所フレイ様にアピールするのよがんばれがんばれ」


 つぶやきながらレミナは怒涛の勢いで調理をしていた。


 ちなみに、どこに持っていたのか、彼女はエプロン姿だ。

 美人だけあって、こういう姿も似合う……っていうか、ちょっと見とれてしまいそうになる。


「す、すごい気合いだな……」

「ふふ、あんたのためにがんばってるねぇ。健気だわ」


 バーバラがにこやかに笑っている。


「俺のためっていうか、バーバラのためだろ。彼女は宮廷魔術師なんだ。仕事の一環として――」

「鈍感もあまり度が進むとよくないんだわ」


 バーバラがため息をついた。


「彼女の気持ち、もうちょっと汲み取れるようになったほうがいいね。これは英霊としてではなく、一人の女として忠告しておくんだわ」

「??? よく分からないが……がんばってみるよ」




「ふうっ、出来上がりました!」


 十五分ほどして、レミナが俺たちのもとに料理を運んできた。

 かなり手早く料理してくれたようだ。


「ほう、これは美味そうなんだわ」

「ああ、いい匂いがする」


 俺とバーバラが顔を見合わせて、にっこり笑った。


 レミナが作ってくれたのは三種の料理だった。

 和え物のサラダに炒め物、汁物。

 それぞれが香ばしい匂いを漂わせ、彩も豊かで見た目からして美味しそうだ。


「すごいな、レミナ。ありあわせの材料だけでこんなに作れるなんて」

「えへへ、がんばりました!」


 俺の言葉にレミナは嬉しそうにうなずいた。


 ……もちろん、料理の得意な英霊を呼び出す選択肢もあったわけだけど、彼女の気持ちを尊重して調理を任せてよかった。


「おおおおお!? こ、これは美味いんだわ!」


 さっそく食したバーバラが歓喜の声を上げた。


「ん。いけるな!」

「ありがとうございます、お二人とも。嬉しいです」


 レミナがにっこりとして一礼する。

 彼女自身は味を確かめるようにゆっくり食べていた。


「ふうっ」


 一方でバーバラはあっという間に完食。


「美味しくて一気に全部食べちゃったんだわ。ふううううううううっ!」


 そして気合いの声とともに、全身から魔力のオーラをほとばしらせる。

 まるで炎のようなオーラが燃え上がった。


「すごい! あとからあとから魔力があふれてくるんだわ。あんたの料理のおかげだねっ!」

「そう言っていただけると光栄です」

「確かにすごい魔力量だ。これなら結界作りもはかどりそうだな」

「当然! さっそく作業してくるんだわ! レミナちゃん。ありがとう~!」


 言って、バーバラは去っていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↑の☆☆☆☆☆評価欄↑をポチっと押して
★★★★★にしていただけると作者への応援となります!
執筆の励みになりますので、ぜひよろしくお願いします!


▼新作です! こちらもよろしくです~!▼
「攻撃されたら俺の勝ち!」悪役転生特典でスキルポイント9999を【カウンター】に極振り→あらゆる攻撃を跳ね返すチートスキルに超進化したので、反射無双します。

冴えないおっさん、雑魚ジョブ【荷物持ち】からEXジョブ【上位存在】に覚醒して最強になる。神も魔王も俺には逆らえない。俺を追放した美少女勇者パーティも土下座して謝ってきた。




▼書籍版3巻(完結)発売中です!▼


kun1bs4io9gl0fk5dyr9uqnj48h_h3n_go_no_2mpy.jpg


▼コミック7巻(完結)発売中です!▼

lkqz359y6ui42nz4jeork9nrdknh_1dzk_go_np_2vpe.jpg
― 新着の感想 ―
[一言] これだけ直接的に言われてなお内容が理解できないというのは、もはや性格を通り過ぎて知能にかなりの欠陥があるんだろうと思います。おそらく脳になんらかの障害がある。 まあ周囲に与える影響をまったく…
[良い点] レミナの想いは叶うのかな〜?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ