075 王城へ行こう
「お待たせぇ~。あれっ、シャルーン殿下、ソファでどうしたの?」
「シャルーンはどうやらお疲れのようじゃ」
徹底的に笑わせてやったのでシャルーンをソファに寝かせてやることにした。
シャルーンは息絶え絶えで体をピクピクと震わせていた。
スカートはめくり上がり、全身は汗にまみれ、男性には見せてはいけない様相を見せていた。儂には問題ない。
「あへへ……私が悪かったです……。ゆ、許してくだひゃい」
王国最強も儂にかかればこんなもんじゃよ。
女の子だろうがちゃんとおしおきはせねばならぬ。
そして上司には逆らえないが王族に逆らうのが儂である。
シャルーンは夕方頃に迎えに来るという言葉を吐いて帰っていき、暇なら仕事しようかと思っていた儂だが時間が読めないため会社で待機することにしていた。
運び屋なのに外に出られないのは何という不幸。
せっかくの休みだというのに暇を持て余してしまっていた。
若い時こそ死ぬ気で仕事をするもんなんじゃぞ。
「クロスくん、制服よく似合ってるね! 心の安息じゃあ」
「そう言われると何とも恥ずかしいですが」
制服を着て待機と言われたので制服に身を包み、迎えを待っていた。
この格好を社長に見せたのは初めてだったので大層喜ばれた。
「いいなぁ。クロスくんは学校生活をおくって青春してるんだねぇ」
「一応王立学園は20代なら受験資格があるようですぞ」
「あはははははは、29才の私が受験してどうするの。そもそもクソぼっちコミュ症なのにどうしろと……。もうやだ、私15才から何やってたんだろ。気づけば日曜学校時代の同級生はみんな結婚して子供を……。このまえ仲良さそうに歩いてたなぁ。向こうは私を知らないけど私は知っているこのつらさ」
「ほんと陰キャエンジンがかかると凄いのー」
どこに地雷ポイントがあるか分からんな。
いつのまにか魔神アスタロトが社長の闇を食べようとすり寄っておる。
ま、放っておくとしよう。
外で車輪の音がして、会社の前で止まった。
「来たか」
来ないことを祈ったがやはりそういうわけにはいかない。
儂が扉を開けるとメイド服を来た一人の少女が立っていた。
「お迎えに上がりましたクロス様。どうぞ馬車へお乗りください」
「お、メール。おぬしじゃったか」
学園の同級生かつシャルーンの侍女であるメールがメイド服を着ていた。
いつもの栗色の髪をカチューシャでまとめており、制服の彼女しか知らんかったが本来の姿はこれなのだろう。
「姫様の名代として来させてもらいました。止められないのは承知ですが」
「分かっておる。絶対儂を連れてこいとも言われておるんじゃろう」
「あはは、ご理解頂けて助かります」
「しかしこうやって見ると制服と違って着慣れている……。風格が見えるな」
「そ、そうですか? ずっと姫様のお側でお仕えしているので自分ではちょっと分からないです」
「シャルーンが生徒会長としても王女として一生懸命やれるのはきっとおぬしのように側にいる者達の力が大きいのだろうな」
「あの……その……男性に褒められ慣れていないので恥ずかしい……です」
「ふむ、ならば儂が褒めてやろう」
顔を赤くしたメールの後ろ頭に手を添えて、ゆっくりと距離を詰める。
幼子達は皆、こうしてあげるもんじゃ。儂は大人じゃからな。
「ひ、姫様に申し訳なくて」
「今はシャルーンのことなど忘れるといい」
「そ、そんなぁ駄目ですぅ」
シャルーンに対して、仕事としての忠義を言っておるのだろう。
少しぐらいえーじゃろ。まだ若いんだから素直に受け入れればいいんじゃ。
恥ずかしがる娘は可愛いのう。15歳などやはりまだまだ乳飲み子卒業したての幼子じゃわ。幼子を愛でるのは当たり前。
「じーーー」
そして馬車の中からなかなか形容しがたい目で儂らを見てくるスティラの姿があった。
「なんじゃスティラ」
「クロスさんってほんと手が早いですよね」
「そうじゃな。自分の思う通りに生きている」
「知っていますか。そういう人ってクズって言うんですよ」
「なんじゃと!?」
今日のスティラはとっても辛辣じゃった。
クロスの女性基準
20才以下:幼児
50才以下:小娘、娘っ子
65才以下:成人したて女性
65才以上:大人の女性
20才以下は幼児扱いのため可愛いとか言いまくるが恋愛感情は一切なし。幼児扱いのため身体も平気で弄るが一切性的感情も浮かばない。
50才以下は子供扱いだが異性の感覚はあるので20才以下にやってたことはしない。ただ恋愛感情、性的感情はなし。
50才以上65才以下は一般でいう10代後半のイメージ。
かなり年下のイメージがあるので恋愛感情は薄目
65才以上はドストライク。
基本、女性は見た目より生き様。
波瀾万丈の人生を送った女性を好む。
なのでこの世界技術だとだいたい子沢山の既婚者。
独身がいれば・・・。
今後もこの設定でいく予定予定です。





