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前章までの300文字程度のあらすじ
工業都市ボルドーで生活する術を得て、金銭的な余裕をもった主人公の褐色少年・ロウ。
余裕ができたことで自身や世界のことへ目が向くようになった少年は、自身と同じ境遇──日本からの転生者とみられる人物の情報を求め、再び旅に出ることを決意。都市滞在中にできた友人の護衛ついでに、まずは隣国へ向かうことにした。
旅の同行者はロウのことを兄のように慕う少女に、やたらと頭の切れる同年代の少女。何かにつけてロウに探りを入れてくる貴族の少女や、貴族の少女の従者でありロウと殺し合ったこともある女性などなど。一癖も二癖もある者ばかりだ。
少年一人だった前回の旅と異なり、今回の旅は賑やかで姦しく……そこかしこに見えざる火種がばら撒かれる。
そして当然、火種は火種のまま終わらない。





