表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

862/941

最終話 俺たちの闘いはこれからだ!


 最終話 俺たちの闘いはこれからだ!


 ――何度も繰り返して、センは、強くなった。

 強くなったのだが……


「……おい、マジか……もう、500年も、積み重ねてきたんだぞ……なのに……まだ、こんなに差があるのかよ……」


 『ロイガー・オメガバスティオン』に挑戦して、ボコボコにされたセンは、『真・難易度爆上げスイッチ』をオフにして、頭を抱えた。


「ちょっと、待って……え? うそだろ? 俺、いつまで、やるんだよ……500年だぞ……俺、もう、普通に2万回以上、ループしてんだぞ……いい加減にしてくれよ……」


 その場にへたれこむセン。

 体が鉛のように重たい。


「え、ちょっと待ってよ、マジで……全然、差がつまってない……いや、一ミリもつまっていないわけじゃないけど……正直、まだまだ、一ミリも勝てる気がしねぇ……だって、こいつら、徐々に強くなってんだもん……俺が強くなるペースよりは、若干遅いっぽいけど、確実に、毎回、強くなってんだもん……いや、やばいって……追いつかんって、こんなことされたらぁ……っ」


 一応、毎回、ロイガー・オメガバスティオンには、

 ちょっとだけ挑戦しているのだが、

 徐々に、徐々に、ロイガー・オメガバスティオンの強さは増していた。


 センエースは、数百年前と比べれば格段に強くなっているのだが、

 ロイガー・オメガバスティオンも、数百年前よりも一回り強くなっている。


 ――本来のタイムリミットであった200年を超えたことで、オメガバスティオン化された化け物には、二つの追加効果が発動した。

 『超パワーアップ』と、『時間と共に強化され続ける』という仕様。


 『ロイガー・オメガバスティオンが強くなる速度』は、

 『センが強くなる速度』とほぼ同じ。

 基本的に、強くなるペースは、センの方が少し上なのだが、

 しかし、ごくたまに、ロイガーの方がセンよりも強くなるペースが上の時もなくはない。


「うぇぇ……おぇ……」


 あまりにひどすぎる現実を前にして吐き気をこらえきれないセン。


 より濃厚になったセンの地獄。

 彼の闘いは、まだまだ終わらない。


「……この無限地獄、えぐいってぇ……」


 頭を抱えて、全力で、泣き言を吐き散らかすセン。


 ひたすらに繰り返し、繰り返し、繰り返し、繰り返すことで、

 センの武はどんどん磨かれ、

 高いオメガレベルにも耐えられるようになり、

 図虚空のレベルもどんどん上がった。


 けれど、届かない。

 強くなり続けるオメガバスティオン化された化け物には追いつける気がしない。


「え、これ、俺……マジで、いつまでやんの? 500年かけても、こんだけってことは……あれ、もしかして、1000年いく? いや、嘘だろ? いや、さすがに、それは、耐えられないって……今で、そうとう、ギリギリなんだから、それは無理だって……」


 頭がクラクラした。

 絶望的な未来。

 いまにも失神しそう。



「もう、いやだぁあああああ!」



 耐えきれなくなって叫ぶセン。


 しかし、地獄は終わらない。

 がんばれ、セン。

 まけるな、セン。


 お前の闘いはこれからだ!


 完!


 ――ご愛読ありがとうございました。

 次回作にご期待ください。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ