表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

57/941

57話 畳みかけていく!


 57話 畳みかけていく!


「――我が身を守れ、ドリームオーラ!!」


「障壁は、使わないんじゃなかったのかしら?!」


「サービスタイムは終わったのさ」


「いくらなんでも、短すぎない?! まあ! 別にいいけどぉ!!!」


 叫びながら、右手に接続されている『燃え盛る剣』を全力で振り下ろす。

 全てのバーニアが火を吹いて、斬撃速度が爆発的に上昇する。


 ロイガーは魔力を増幅させた右腕で、紅院の一撃を防ごうとする――が、


「いぃ?! なんだとっ!」


 豪速で駆動している無数の刃が、ギギギギィっと殺意の咆哮をあげる。


「ぐぬぅ……ちぃ!」


 耐えきれなかったロイガーの体は、

 ズザザザザァァァッ!!

 と荒々しく切断された。


 切断部分がグチャグチャになっている『腹部から下』が力なく地面へと落ちる。

 ドチャっと生々しい音がした。


「――ちぃっ………………はっ、ははっ……はははっ……や、やるじゃないか。褒めてやる。なかなかの『アリア・ギアス(宇宙的恐怖)』と言えなくもなかった。まあ、だが、しかし、私の生命力を削りきれるほどでは――」


「ミレーだけやったらなぁ!」


 ひそかに回りこんでいたトコが、

 右手に召喚させている毒々しい形状のナイフを、

 ロイガーに向けて全力投擲する。


 ロイガーの額にグサっと刺さる猛毒のナイフ。

 その直後、ゾワゾワっと這いまわるように、

 ロイガーの全身に毒がまわっていく。


「っ……麻痺毒か! はっ、このぐらい余裕で抵抗……抵抗……あ? な、なぜ……」


「ただの毒とちゃうで。[サマエルピス・ハックギアシステム]を発動させた抵抗貫通特化の神聖猛毒や。あたしが使える最強の切り札。トランスフォームできんからぁ言うて、ナメたらアカンってこっちゃ」


「まさか『上位魂魄処理機構システム』まで使えるとは……って、ぃ、いかん……本当に動かないじゃないか、ちっ。だが、所詮は数秒の麻痺……すぐに解毒――」


「いまや、ツミカぁ! フルゼタを、ぶっぱなしたれ!」


 ロイガーは、眼球だけを動かして、トコの視線の先にいる女を見る。

 己に対し、全長三メートルを超える巨大なキャノン砲の銃口を向けて、複数の魔法導火線とも言うべきジオメトリを同時展開させている罪華。


「うにゃぁ……このフルパレードゼタキャノンって、火力は高いけど、発射までに時間がかかりすぎるのがネックなのにゃぁ……あと、FCSが使えなくてマニュアル射撃しかできないから、動いている相手には、ほぼ当たらないんだにゃぁ。こんな、クソ武器が切り札の罪華さんって、もしかしてザコなのかにゃぁ? だとすると悲しいにゃぁ」


「ぶつくさ言うとらんと、はよ撃たんかい!!」


「まだ撃てないにゃぁ。これ、エネルギーの装填に凄く時間が……あ、撃てるようになったにゃぁ。トコてぃん、ここまで一生懸命頑張った罪華さんを褒め称えてもよろしくってよ」


「はよ撃てぇえええええ!!」


「ブラストオフだにゃぁ」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ