表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

246/941

63話 『銀のカギ』のリミット。


 63話 『銀のカギ』のリミット。


 ――それからというもの、

 センは、学園中をかけまわって、

 『銀のカギ』を探しまくった。


 丸一日以上かけて探し回った結果、


「――あ、反応あり」


「マジでかぁぁああっっ?!」


 自分の教室を散策中に、

 図虚空センサーが反応。


 床の下にあることが判明し、

 センは、図虚空で、サクっと削っていく。


 すると、


「っしゃっ……ようやく、見つけたぜ……っ」


 『自分の席』の真下に、

 『2本』ほど埋められていた。


「……『灯台下暗し』っつーか……こうなってくると、ただのいやがらせだな……」


 つぶやきつつも、


「まあ、ともかく、手に入れた……それも、2本……これで、次のループで失敗しても、まだチャンスはある……」


 などと口にしながら、

 なんとなく『銀のカギ』をジックリと観察していると、

 そこで、気付く。


「……これ、なんか……前に見た時よりも、魔力量が弱くなっているような……」


 そうつぶやくと、

 図虚空が、


「魔力量というよりは、『存在感』が薄くなっているんだ。『銀のカギ』には時間的なリミットが設定されている」


「なんで、そんなことがわかる?」


「アップグレードしたから」


「ふぅん……ちなみに、銀のカギに関すること以外で、アップグレードにより追加された要素とかあるか?」


「特にない」


「了解……」


 そうつぶやいてから、センは、


「時間的リミットねぇ……ちなみに、その辺の詳細は分かるか?」


「今夜0時。それを過ぎると、消えてしまう」


「ガラスのクツかよ……」


「ちなみに、現状、俺にわかるのはここまで。それ以外を問われても何もわからない」


「ようやくまともなSiriになったかと思ったら、まだポンコツのままか……もう少し、大胆に進化してくれると助かるんだが……」


 と、つぶやきつつ、

 センは、銀のカギを睨みつけ、


「……すべての『銀のカギ』に、この時間的リミットが制限されている……と考えた方がいいかもな……」


 『22日の23:59』がリミットで、

 使用した場合、

 『17日の朝』に飛ぶ。


「試行回数が少なすぎて、まだ、何も確定はできねぇ。もしかしたら、これを使った時は、17日以外の日に飛ぶかもしれねぇし、次回飛ぶ時はリミットがもっと短くなっているかもしれないし……もっといえば、『銀のカギ』は、全体で一つという考え方であり、使えるリミットは、全部あわせて『今日の0時』という可能性もなくはない」


 様々な可能性を考えつつ、


「……まあ、いい。やってみればわかること。0時までは、残り9時間。まだ探せる。……時間いっぱい『銀のカギ』を探してから、過去に飛ぶ」


 決断すると、

 センは、また学校中を駆け回る。






 ★






 ――17日の朝、


「……夢じゃねぇんだろ? 知ってるよ」


 そうつぶやきながら、

 センは、ベッドから起き上がる。


 まずは、時間をチェックしてから、窓の外をチェック。

 現在は、5月17日の朝であり、

 窓の外の通りでは、普通に、人々がいきかっている。


「……図虚空、こい」


 呼び出すと、図虚空は、普通に召喚できた。


「これはOK……あとは……」


 そこで、センは、机の上に置いてある袋を手に取って、

 中を確認してみた。


「……よし、『銀のカギ』も持ちこせる……」


 もう一本の銀のカギを手に取り、

 じっくりと観察すると、


「……存在感が増している……リミットゲージが回復した……とみて、間違いないかな?」



・紅院美麗

挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ