第十三話 同士討ち!(2)
小屋の外に出たイチカはそれまでの緩慢な動作が嘘のように、勢いよく駆け出した。たとえもう手遅れだったとしても、少しでも可能性があるならば助けたかった。
彼が感じ取ったのは、誰かの死。
鉤爪男たちが出没し出した頃から備わった、ありがたくない能力だ。
木造の建物が後方に追いやられてから、どれほど経ったのか。何かに気付いた少年の足は徐々に動きを鈍らせていく。
ようやく立ち止まり、見下ろした先には夥しい量の血痕。
――間に合わなかった。
イチカは唇を噛みしめた。
(だが、なぜ死体がない?)
【なんで死体がないのか教えてやろうか?】
独白に過ぎなかったはずの問いに応える声。
咄嗟に柄に手を掛け視線を巡らすが、少なくとも人影はない。微かに感じ取れた気配を頼りに探ろうとしても、高速移動しているのか居場所を特定することができない。察知したと確信したときには、既に別の場所から気配を感じるのだ。攻撃を仕掛ける隙もない。
声はそんなイチカを嘲笑うように種明かしを続ける。
【オレが消したからさ。体はもちろん、記憶も、なにもかもな】
(どこにいる)
脳内――否、空間中に反響する声が途絶えた直後、突如として奔る殺気がイチカを襲う。
間一髪のところで直撃は免れたものの、左頬を生温い何かが伝う感覚。決して派手ではないが、溢れ出してくる血の量は思いの外多い。
【僅かな間に躱したか。見事だ】
イチカの目の前に現れた霧は、やがて人の形を象った。
くすんだ抹茶色の髪と、水藻色の瞳。青白い肌。両頬に二カ所ずつ刻まれた古い切り傷。薄緑のローブに身を包むその姿は痩せ気味で、一見したところは市中の青年と変わりない。
両肩の長さに匹敵する真横に尖った耳と、その身が纏う異様な気配を除いては。
「どうやらお前は、オレの話を聞きたくないようだったのでな。いわゆる不意打ちってヤツさ」
不敵に笑みを浮かべる様を見ながら、イチカは考える。
今目の前に佇む男は、血痕の主を「オレが消した」と告げた。そして、血痕から僅かに感じ取れるのは碧を殺しに来た女の瘴気。
状況が伝えるのは、魔族が魔族を討ったという事実。
「『同士討ち』か」
「ご明察の通り。さっき女が来ただろう? オレはあいつを殺したのさ」
ふたつの存在を取り巻く空気に変化が訪れる。
忍び寄るように暗く霞んでいく色彩。不気味なほど静まりかえった一帯。その中で唯一、昏く淀んだ緑眼が異質な光を放っている。
「烏翼使忍者・烏女。我らにとって、ヤツは少々邪魔だったんでね……」
膨れあがる殺気を感じ取り、イチカは鞘から剣を引き抜く。
(……やりづらいな)
相手の様子を窺いながら、本音が内心を掠める。殺気を殺気と認めるまでに、これほど時間を要したことはなかったからだ。
例えるならば、霧。ちょうどこの魔族が現れた時のように、その掴み所のなさが攻撃への躊躇いを生じさせる。
「何故あいつを狙う?」
「邪魔だからさ。我々魔族にとってはな」
投げかけた問いは軽くあしらわれ、いよいよ魔族の背後に猛獣のような闇色の闘気が可視化された。
(仕掛ける!)
確信した矢先、イチカの左上腕に二筋の線が引かれた。
思い出したように血が吹き出すが、傷口を確認する余裕はない。よそ見などしようものなら、次に吹き飛ぶのは自分の首かもしれないのだから。
「瘴気の動きを先読みして致命傷を避けたか。さすがだな」
素直に感心しているらしい魔族に、内心で舌打ちを零す。まるで心の内が透けているかのような的確な読みだったのだ。
闘気の波動と思われた闇色が瞬時に掻き消え、直後、自身に急速に近づく瘴気を察知した。イチカは危機感の赴くまま回避したに過ぎない。そうでなければ、見えない猛獣の手によって上半身を深く抉られていたことだろう。
「なら、こいつはどうだ?」
言うやいなや、またもや高速で接近する瘴気。足下目掛けて突っ込んできたそれを避け、数秒差で眼前に迫ってきた何かに向かって力任せに剣を振り抜く。重く固い手応えがイチカの腕を痺れさせるが、構わず敵に意識を向けようとして――
「っ……!?」
下肢に奔った鋭い痛みに、堪らず膝をつく。両ふくらはぎに筋が引かれていた。膝下にはめていた簡易的な防具では防ぎきれなかったようだ。
「惜しかったな。そいつは追尾型の飛び道具を三つ背負ってるのさ。瘴気だけを頼りにしてたら気付かないのも無理はない。さて」
静かに歩み寄ってくる魔族を迎え撃とうと立ち上がるイチカだが、両脚に上手く力が入らない。
「ひょっとしたらと思ったが……やはり知らないようだな。オレは獣配士ヴァースト。平たく言えば獣使いさ。もちろん人間界の獣じゃなく、魔星の獣だがな」
魔族――ヴァーストが名乗った直後、彼の背後で複数の影が蠢いた。彼が飼っている獣が可視化されたのだろう。
「お前は名乗る必要はない、イチカ。お前のことはよく知ってるからな」
「?! 何故……」
獣配士はイチカの疑念に答えることなく、ただ意味深に唇を歪めただけだった。それを合図とするかのように、どこからともなく唸り声が響き渡る。注意深く観察すると、ただ蠢いていただけの影たちから発せられているらしい。それはあたかも歓喜を示しているかのようだった。
「選ばせてやるよ。どいつに喰われたい?」
間もなく餌にありつけるという歓喜で、影たちが一層色めき立つ。
イチカは冷笑を浮かべる魔族を、ただ黙って睨み上げる。痛みを堪えて動くことはできても、怪我を負う前ほどの敏捷性はない。
――万事休す。
「悪いな。待ちきれんようだ」
生温い風と共に、一斉に押し寄せる気配。
やがて飲まれると覚悟しながらそれらを見つめていたイチカは、急速に眼前に広がった楕円状の半透明な壁に目を奪われる。
「これは……?!」
「神術だと?!」
忌々しげに吐き捨てたヴァーストは、忙しく巡らせていた視線を一点に定めた。イチカもその視線を追って、銀眼を見開く。
小さな少女が木陰に佇んでいた。伸ばした両腕の肘までを覆い隠してしまうほどのつばの広い帽子を目深に被り、肩口の出る膝下までのワンピースと白い靴を身につけている。紛れもなく、イチカが昨日森で出会った少女だ。
先に動いたのはヴァーストだった。イチカと対峙していたときには微塵も動かさなかった右腕を掲げ、少女へ向ける。今度はイチカにもその姿がはっきりと見える。深青の羽根を持ち、緑と黒の縞模様をした蛇と、六本の手足を持つ紫色の虎が少女に牙をむく。
対する少女は何もしなかった。哀れにも魔物の餌食になるかと思われた小さな身体の正面に、イチカを護るものと同種類の壁が出現する。
それには構わず突撃した二匹だったが、吹けば飛んでいきそうな壁は、しかしびくともしない。代わりに壁をすり抜けたつむじ風が、少女の衣服を煽り立てる。
無我夢中で壁に爪を立てる魔物たちを尻目に、少女は祈りを捧げるように両手のひらを組み合わせた。
「……?」
違和感を覚え、イチカは自身を顧みた。少女が祈った直後に壁が屈曲し、ちょうどイチカを包むように半球形となっている。
それから僅か十数秒、切り刻まれたふくらはぎの傷が塞がっている。足指一本動かしただけで脂汗が滲むほどの激痛が待っていたはずなのに、今やその痛みすら取り払われている。
反射的に少女を見る。少女もイチカを見ていた。そして、口元だけの笑みを返す。少しだけ照れくさそうで、けれども誇らしげな笑みは、突如吹き飛ばされた。羽根を持った蛇が尾で少女を殴り倒したのだ。
今なら姿が見える。足も動く。それらを考える前にイチカは駆け出していた。少女に飛びかかる蛇とそれに続く虎に追い縋ろうとして、獣たちの姿が掻き消える。眼前には倒れ伏す少女。
一瞬の間隙を縫って急接近した瘴気がイチカを挟み込む。
迎撃するには少し遅い。感覚を頼りに防御に回した剣ごと宙を舞う。
「無駄だイチカ。お前の知覚がいくら優れていようが、瘴気が見えなければ勝ち目はない」
頭上から生臭さと共に、飢えたような息遣いが降ってくる。おそらく今、魔物に見下ろされているのだろう。目視できなくとも、自分の状況は悟ってしまう。
(今度こそ、終わりか)
しかし、またもや「その時」は到来しなかった。
双眸を閉じようとしたイチカの遙か上空、熱線とも言えるほどの明かりが降り注ぐ。
ほぼ同時、呻き声を上げながら姿を現した二匹の魔物は、全身の皮膚が焼け爛れ、白い骨が露わになるほどの大火傷を負っていた。
魔物たちは悲痛な叫びを上げながら崩れ落ち、その巨体を横たえる。それきり起き上がることはない。間もなく砂城が崩壊するように肉や骨が細粒化し、風にさらわれていく。
否応なく魔物の『死』を目の当たりにしたイチカは我が身を振り返る。二の腕に受けた傷以外、日焼けしたような跡さえない。少しの熱さと眩しさを感じただけで済んだのは、未だ彼に寄り添い続ける壁のおかげか。
はっとして、イチカは周囲を見回した。先ほどの攻撃を受けてか、手足や衣服は汚れているものの――やはり少女はそこにいた。白い姿が良く映える。
「どこまでも邪魔をするか……まあいい」
恨めしげな眼差しを少女に送るヴァーストの身体はローブが焼け落ち、半身が赤黒く変色していた。少女が放ったらしい灼熱の光を浴びたためだろうが、それにしては虎や蛇よりも程度が軽い。
ふと、獣配士の体表面が陽炎のように揺らいだかと思うと、黒く焼け焦げた何かが複数、忽然と姿を現した。
原形を留めていないため、すぐには判別が付かなかったが――何らかの動物が口を開け放ったまま絶命しているように見える。屍と思しき物体は獣配士の頭部から腰にかけて、ちょうど彼が熱傷を負った右半身に集中して顕現していた。
「オレも随分消耗した。そこの傀儡に免じて今日のところは引き下がってやるよ。……また会おう、イチカ」
獣配士はそれだけ告げると身を翻し、虚空へと消えた。残されたイチカは剣を構えた姿勢のまま暫く固まっていたが、魔族が「傀儡」と称した少女を思い出し振り返る。どれだけ首を巡らせても、その姿を発見することは叶わなかった。
「お帰り兄貴ー……って、怪我してんじゃん兄貴?!」
「ええっ?! 師匠、手当は……!」
「そのうち治る」
慌てふためくカイズとジラーを手で制し、イチカはどっかりと床に腰掛ける。少女の不思議な力の範囲は、あくまでも重傷を負ったふくらはぎだけに留まっており、最初に受けた頬と二の腕の傷はほとんど癒えていない。
――『邪魔だからさ。我々魔族にとってはな』
脳裏に浮かぶのは先ほどの獣配士と、その言葉。
視界の隅に映る茶髪黒眼の少女。
(侵略の邪魔になると? それほどの脅威になり得るというのか?)
辛くも大芋虫を倒した際の戦況を思い起こす。積極的に見ていたわけではないが――護身術と空手は安定感があり、様になっていた。積み重ねた努力の賜物だろう。
しかし、この世界では彼女並、あるいはそれ以上の腕を持った戦士は珍しくない。
あちらから来て間もなくあの戦いぶり、という意味では確かに脅威ではあろうが、魔族が警戒しなければならないほどの、特筆すべき何かを持っているようには見えない。
(いや、)
イチカは考えを改めた。芋虫型の魔物を倒した決定打は、碧にしか見えなかったという瑠璃色の光だったと聞いている。それが魔族にとっての危険因子に結びつくのかどうかは即断できないが。
木目の床が広がるばかりだった視界に不意に何かが置かれ、イチカの瞳は無意識に焦点を合わせる。薬草をすり潰して作られた消毒薬と、絆創膏だ。
顔を上げればそこには、今正に思考を埋め尽くしていた異国の少女と、遠巻きに見守る仲間たちの姿。
「えっと……やっぱりちゃんと消毒して、絆創膏貼った方がいいよ?」
「……」
「だから、なんなのよその態度! 心配して言ってるのよ?!」
遠慮がちに勧める碧に対し、そっぽを向くイチカ。ラニアが掴みかかる勢いで不服の声を上げるも、カイズとジラーが両脇に立って宥めている。
(何にしても、あの魔族とは戦わなければいけない、か)
自分の中で結論を出したイチカは、あまりの煩さに嫌気が指したこともあって渋々消毒薬を手に取った。
ウイナー郊外の宿を取った一行は食事や入浴もそこそこに、皆早めに就寝した。
一人寝付けなかった碧は、気晴らしにと外へ抜け出す。
この世界に来て二回目の夜。明日には三回目の朝が来る。そのうち数えるのも馬鹿馬鹿しくなるのだろうか。日本に帰れる日は来るのだろうか――そんなことを考えながら夜道を歩く。
(昨日もなかなか眠れなかったんだっけ。それで、あの声がしたんだよね)
【呼んだか……】
「うわぁっ?! なに、なに?!」
ただの考え事に返事があって、碧は思わず絶叫した。周囲を忙しなく見回すが、暗闇が広がるばかりだ。
【すまない……驚かせたな……】
青白く足のない人影が浮かんでいたら、という心配は杞憂だったが、再び聞こえた声にもう一度思考が停止する。パニックに陥りそうな反面、どこかで聞き覚えのある声だったことに気付き、混乱と恐怖が占めていた心中に少しだけ余裕が戻ってくる。
この、複数の人間が同時に発声しているような不明瞭な声。
「もしかして、昨日の?」
【そうだ……】
実体はないのに、知っている声というだけで幾分か緊張が解れる碧。相変わらず性別も分からないような無機質な声だが、それでも不思議と優しさが感じ取れる。
「あ、それなら……聞いてもいいかな? あなたがこの前言ってた、あたしが魔族に狙われる理由。それと、あなたは一体誰なのか」
【……そうだな……まずは、説明不足だったことを詫びよう……】
声はそう言ってから、少し間を空けて答えだした。
【私の名は……ヤレン・ドラスト・ライハント……四百年前……魔王軍を退けた……お前の……前世の人間だ……】
「あたしの……前世!?」
つまりは碧自身が、この世界で英雄視されている巫女の生まれ変わりであるということ。俄には信じられないのだろう、その表情は困惑一色だ。
声――ヤレンは碧の心境などお構いなしに説明を続ける。
【そうだ……だから……お前は狙われるのだ……私の生まれ変わりならば……相応の力があるということ……魔王軍としては……そんなお前の存在を……見過ごすわけにはいかない……】
「でもあたし、そんなすごい力持ってないよ? 芋虫に勝てたのは自分でもびっくりだけど、ラニアのおかげだし」
碧は碧で、自分はあくまでも一般人に過ぎないと主張するように謙遜する。
【その時……生命の石の光を……視認できていただろう……】
「生命の石? あの紫色の?」
【そう、それこそが……力の片鱗……お前以外には……見えていなかったはず……】
「……!?」
――『光ってた……? あたしには見えなかったけど……』
――『それはアオイの、特殊能力みたいなもんなんじゃねえ?』
あの戦いを、あの会話を、まるで見てきたかのように正確に言い当ててくる声。尊敬以上に湧き上がる戸惑いと、微量の恐怖心。
まるで碧の心の動きを読み取ったかのように、苦笑するような息漏れが聞こえる。
【今は、信じられなくていい……一つ、助言しておこう……レクターン王国に……王女がいる……お前と気が合いそうな……何かを教えてもらえるはずだ……】
予想だにしなかった助言に、抱いていた猜疑心を忘れるほど瞠目する碧。王女と意気投合した末に何かを得られるなど、夢の中でも起き得ないような体験だ。
「おっ、王女様と!? っていうかレクターン王国ってどこ?!」
【仲間に聞けば分かるだろう……】
冷静な声を聞いて、それもそうかと思い直す。今ヤレンに訊いたところで、この世界の地理が分からない碧にとっては結局のところ宝の持ち腐れである。
なんにしても、当面の目的地はレクターン王国になりそうだ。
そこまで考えて、不意にこの声の出所に気を引かれる碧。
「えーと……ヤレン、様? あなたはどこにいるの?」
【ヤレンで良い……私の体はないが……意識が眠る場所は……『森の中』だ……】
「森……」
昼間、カイズとジラーが話題にしていた『巫女の森』が脳裏を過る。彼女が治めていた聖域というから、意識が眠っていてもおかしくはない。もちろん、『巫女の森』以外にも森がある可能性は否定できないが。
【ではさらばだ……アオイ……】
それきり、声は途絶えた。
「レクターン王国の王女様、かぁ。気が合うってどういうことだろ」
独り言を呟きながら、碧はもと来た道を引き返す。
彼女は気付いていなかった。あと数歩の距離、大鬼が潜んでいたことに。引き返さず前進していたなら、暗闇に潜む鬼の手に捕らわれるところだったことに。
「仕留め損ねちまいましたぜ、ヴァーストの親分」
「仕方あるまい、ヤツは動かされたにすぎない。ヤレン・ドラスト・ライハント……手強い女だ」
舌打ちを零して項垂れる赤茶色の肌をした大鬼。その手のひらに乗った獣配士もまた、憎悪の眼差しを碧に向ける。
彼らが「姑息」とも言える手段を取っているのには訳がある。ヴァーストが本調子でないこと、そしてヤレンを警戒してのことだ。
四百年前の人間が現代を生きているはずはないのだが、自らの生まれ変わりに働きかけている様子は見て取れる。そして、ちょうど標的が立ち止まったところ、まるで人ならざる彼らを牽制するように滞留する神力。かつて敗北を喫した側としては、たったそれだけでも慎重さを選択する理由になり得る。
「まあいい。それよりも……グレイブ殿はまだ立ち直っておられないのか、エグロイ?」
「へえ、まだですぜ」
エグロイと呼ばれた大鬼は、太眉を下げながら答えた。
「烏女……」
渦中の魔王・グレイブは最愛の部下の死を嘆き悲しむあまり、何も手に付かない状態だった。玉座から一歩も動かず、両手を顔面に押しつけ項垂れる日々。
本気かどうかはさておき――ここぞとばかりにグレイブに近付こうとしていたクラスタシアも、あまりの陰々滅々たる空気を前に躊躇していた。
(なによお、アタシがいるのに)
柱の影から様子を窺いながら、クラスタシアは胸の内でそうぼやくのだった。




