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コドモ
繁雑な概念やら常識が
果てしなく無意味だと
思わずにいられなかった
だから意固地に瞳を閉じた
そのときだけ、ほんの一瞬
僕に至福の時間が降り立った
僕は知っているけれど
知らないふりをしている
いつかセカイは敵となって
眠りも救いにならないことを
子供という理由を逃げ道にして
僕はいつも隠れ続けているけれど
時間は鎌を持ってそこに立っている
そして、いつか、僕は全てを失う
想いが尽きるとき、僕はセカイを
ほとんど知らないというのに、だ
立ち尽くし、呆然とする僕の隣で
誰かが、自業自得だねと嗤うだろう
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