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87話 デジャブ

次は6時ごろ更新予定です!

「お呼び出しですか?」


中村達、勇者パーティーの4人が俺の言葉に困惑した様子で、こっちを見つめてく中。


流石はSSSと言うべきか、いち早く俺の言葉を呑み込んだ学園長がそう聞いてきた。


全く、学園長も人が悪い。

そんなの一々聞なくとも、その言葉の意味も、呼び出し人の正体もわかっているだろうに。


てか、そもそも。

ここは十魔王が一角、吸血姫ネルヴィアのお膝元だ。

そんな場所で姫様のお呼び出しと言えば、よほどの馬鹿じゃ無い限りは察しがつく。


「姫様って誰の事なんだ?」


まぁ、余程の馬鹿(中村)の事は放っておくとしてだ。

そんな分かりきった事を学園長はわざわざ俺に合わせようとしていると言うことになる。


俺がただの一般人であれば学園長もこんな言い回しはしなかっただろうが…


今の俺は三大国エラムセス貴族。

それも公爵に次ぐ地位に当たる侯爵だ。


世間一般的に悪とされ。

明記された物では無いにしろ関わりを持つべきでは無いと言う暗黙の了解が各国間の間で存在する。


そんな十魔王とあろう事か面識がると俺が口にすれば、エラムセスは各国に弱みをひけらかす事になる。


そうなれば、エラムセスの台頭を疎く思っているだろうメビウス帝国がすぐさま批判してくるはず。


今まで3人全てのSSSランク冒険者を抱え、その圧倒的な武力を背景に最も大きな発言力を誇ってきた。


だが、そんな中。

新しいSSSランク冒険者がエラムセスに付いた。


それに、魔導学園に俺が入学した事で学園長を通じ俺達の強さは帝国上層部に伝わっているだろう。


尤も、俺1人で帝国と渡り合えるどころか叩き潰せる程の力を持っているとは夢にも思ってないだろうけど。


まぁ、学園長はさっきの闘いを通して。

俺が帝国を容易に潰せるだけの力を持っている事は理解した事だろう。


いくら友好国と言っても、帝国貴族である学園長が俺を擁するエラムセスの勢いを殺ごうと考えるのはむしろ必至だな。


それに、メビウス帝国がエラムセスを批判すれば各国はそれに便乗する。


どこの国も多かれ少なかれ魔王達との関係はあるだろうが。

そんなものは関係ないとばかりにエラムセスは責め立てられるだろう。


もし、仮にそんな事態に陥れば……非常に面倒くさい事は間違いない。


さて、どうした事か。


『何をチマチマしておるのだ!

早くせぬかっ!』


おっと、ネルヴィアがえらくご機嫌斜めだな。

これ以上遅れると……うん、各国に責められるより面倒な事になりそうだ。


「学園長。

俺としては強制転移でお先に戻って頂いてもいいのですよ?」


「くっ、仕方ありませんね。

こんな超一級危険領域に生徒だけを置いて行くわけには行きません」


どうやら諦めてくれたようで助かります。


けどまぁ、楽しそうに微笑んでいるところを見ると俺を揶揄っただけのようだけど。


「それじゃあ行くとしま」


しょうか、と言う俺の言葉は突如として現れた禍々しく荘厳な扉によって遮られた。


圧倒的な重量感に、見上げる程巨大な扉。

うん、まぁこうなったのは俺のせいじゃないと思うんだ。


ゆっくりとそれでいて滑らかに徐々に開かれていく扉の先は空間魔法で空間が捻じ曲げられている事を証明するかのように漆黒の闇が渦巻いている。


何となく、この後の展開が予測出来てしまうのは俺だけだろうか?


「あー、ちょっと俺の後ろに立たない方がいいと思いますよ」


突然現れた扉を呆けた感じて見ていた学園長含め中村達4人に声をかける。


「えっ?」


うん、やっぱりダメそうだ。

俺の言葉で平常心を取り戻したのは流石と言うべきかSSSランク冒険者の学園長だけ。


他の4人は間抜けな声を漏らした中村と同様に動揺している。

まぁ、それでも俺の後ろから避難し始めているのだからまだマシだけど。


てか、コイツらアストラル王国の王都でアヴァロスやヴァイスロギアに会った時にも同じ様なものを見ているだろうに。


まぁ取り敢えず、絶対障壁を全員にかけておくとしよう。


そして、俺が全員に絶対障壁をかけ終わったと同時に扉が開き切った。


よし、覚悟は出来た。

今回、俺は全く悪く無いと思うが、甘んじて受け入れよう。




それはまさに一瞬の出来事だっただろう。


一般時はもちろん、常人から見れば圧倒的な強者である勇者一行。

その中村達よりも遥かに強い学園長ですはソレを捕えられたかは定かでは無い程の刹那の出来事。


ゴパァッン!!


まるで、戦車の砲弾が炸裂したような尋常では無い音が周囲に響き渡った。


「え?」


学園長から中村の様な間抜けな声が漏れ、その中村はと言うと何が起こったのか理解出来ずに唖然としている。


さっきまで俺が立っていた場所には、漆黒のゴシックワンピースに身を包んだ銀髪の少女が腕を振り抜いた様な格好で佇み。


その正面の地面は地割れでも起こったかの様に裂けているのが良く見える。


まさにデジャブ。


ネルヴィア渾身の右ストレート甘んじて受け入れた俺は、空中を吹き飛ばされながらそんな事をふと思った。


少しでも『面白かった』『続きが気になる』と思ってくれましたら、


 ブックマーク登録及び、下記の評価ボタンを押して頂けますと嬉しいです。


これからもよろしくお願いします!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こっちは明日更新します!!


「伝説の吸血鬼となった商人は怠惰スローライフをお望みです」


そこそこ読める作品だと思うので是非読んでみてください!!


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