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無能と呼ばれた天才ゲーマーは異世界を好きに生きたい  作者: フウ
第1章 異世界転移編
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16話 旅立ち

ついに、梅雨入りですね〜

雨は、嫌いだぁ〜〜

朝、アストラル王国の最高級宿で目が覚め、朝一で、アストラル王国、メビウス帝国と並ぶ、人族三大国の一つであるエラムセス王国へと向かい王都を発つ為、王都を一周囲っている城壁の前に来ている。


何故こんなに早く王都を発つのかには理由がある。


一つはここアストラル王国王都からエラムセス王国までは馬車で約一ヶ月、徒歩では三ヶ月と言う距離がある為、


二つ目は大した事手間はないが早くこの王都を離れたかったからだ。


今この王都にいても何もする事はなく、冒険者ギルドからの接触の可能性があり、死んだとされている俺の話が度々聞こえてくる。


…よし、早くこの国を出よう。


こう言った王都や、街などには入る為にはチェックが存在するが、出る為には特に何かチェックされる事は無い。


「おい、君」


と、思っていたのだが王都の東西南北、4箇所にある入り口を守っている門番に声をかけられた。


特に怪しい行動はとっていない、にも関わらず引き止められると言う事はゲーム時代と変わって出る為にもチェックが必要なのか…


(おいリエルこの世界では街から出るときにはチェックされないバスだよな?)


《その通りです》


(と、言う事はだ、やっぱり)


《恐らくは》


(はぁ〜、この格好のせいか…)


そう、俺は今普通の服を着ているだけであり、特に装備もしていなければ、荷物も持っていない。


何故そんな格好をしているのかと言うと、簡単だ、必要ないからだ。


荷物は空間魔法の異空間(アイテムボックス)にしまえるし、こんな街道に出てくるような雑魚では武器を使えば、オーバーキルになるのが目に見えているし、武器が必要な時はアイテムボックスから瞬時に取り出すことが出来る。


つまり手ぶらでも何の問題もないと言うわけで俺は今手ぶらで来ていた。


しかし、それはこの世界の人々からしたら異常な光景だろう、なにせ空間魔法を使える者は殆ど存在せず、半ば伝説の魔法となりつつある空間魔法を行使できるとは思わないのも無理はない。


それに、そんな空間魔法を使える奴は一躍有名人になるはずだ、それが無名は奴が使っているとは思わないだろう。


「君そんな格好でどこに行くつもりなんだ?」


疑わしそうな視線を送りながら近づいて来る男、彼に向かって解析をかけるが見る限り強行突破も容易にできる。


しかし、何もしていないのに犯罪者みたいに逃げるのも癪だ、さてどうしたものか。


「どうした?何かやましい事でもあるのでは無いだろうな?」


えらく高圧的に言いがかりを伝えてくるが、どうやらこいつは下級貴族の倅らしい、がそんな事は俺には関係なく、わざわざ下手に出る必要もない。


「お前には関係ないだろ」


俺の言葉に周囲にいた人達が驚愕の表情を浮かべている、と言う事はこいつが貴族家の人間だと知っているのだろう。


そして、何故貴族の人間がこんな格好をしているのか、それは簡単だ。



名称:タリス・スクェアー

種族:人族

レベル:5

称号:下級貴族(勘当)



つまりは何らかの理由で家を追い出された訳だ。


顔を真っ赤にしたタリスは、プルプルと肩を揺らし怒りを露わにしているが俺には関係ない。


無視してそのまま門を潜ろうとするとさっきのタリス君に肩を掴まれ、


「貴様!私を誰だと思っている!!」


と、叫ばれる、はい、下級貴族の勘当された跡取り息子だと思っていますが?


「離してくれないかな?」


「貴様、もしや盗賊の一味か?私に働いた無礼が許されると思うなよ。

貴様のお仲間の盗賊と一緒に極刑にしてやる」


「はぁ、お前が誰なのか、どんな地位なのかは知らないが、それは俺には関係ないだろ。

いいからさっさと手を離せ、俺は盗賊じゃ無いし、それともお前にはただ街を出ようとしている犯罪者でもない者を捉えて殺すような権力を持っているのか?」


「わ、私にかかれば貴様など…」


「勘当された下級貴族に何が出来るって?」


「な、何故その事を!?」


俺に今の状況を言い当てられたタリスは動揺して俺の方から手を離した。


「じゃあ俺は行かせてもらう」


そう言って次は捕まらないように素早くその場を後にした。


素早くと言っても魔法を使って移動したので、周囲の人たちからは消えたようにも見えたはずだ。


と言うわけで一悶着あったが、無事に正体がバレることもなく王都を出る事が出来たわけだが、あの国には嫌な思い出しかないな。


さてと、一人で旅をするのもいいが、やはり仲間を集めた方が良さそうだ。


理由は簡単、俺は料理が出来ない、それも壊滅的にだ。


現代日本で住んでいた俺にとって食事というのは重要なファクターだ。



(リエル、どうして仲間を増やすべきだと思う?)


《やはり最も簡単なのは奴隷を買うことだと推測致します。

しかし、それには一つ問題が浮上します。

まず、戦闘レベルの差です、ソータ様との戦力差が激しく動きが制限される可能性がございます》


(やっぱり小説みたいな、部下に力を与える能力が欲しいな)


《では、そう言った権能の能力をつくればいいのです》


(そんな事が出来るのか?)


《ソータ様がもともとお持ちの能力を媒体に魔素の力を利用すれば可能だと推測されます》


(じゃあその力の開発には俺も取り掛かる、神素の件と同時進行で出来るか?)


《可能です》


(じゃあ次の街までには作りたいな)


次の街、商業都市マティカルまでは俺の移動速度で約3日と言ったところだろう、それまでにどうにかなるといいのだが、その街に着くまでの3日間俺には途轍も無く強大な問題が存在している。


つまりは次の街までは、食事がまともに取れない状態になると言う事なのだから。


これから3日間の旅に憂鬱に思い言葉を漏らす。


「しんどい旅になりそうだな…」



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