ミニストップの海鮮丼
ミニストップの海鮮丼。600円か700円くらいだったと思う。大学生の頃の写真だ。
この日もいつものように「学校に行ってくる」と言って8時前にチャリで家を出て、パチ屋に向かった。パチ屋は9時開店で、だいたい30分くらいの距離のところにあるので、開くまでは暇時間だった。
近くにミニストップがあるのを思い出した私はXフライドポテトの匂いを思い出しながら自転車で向かった。
店内を回っていると、海鮮丼があるのに気がついた。今でこそミニストップでは当たり前に生魚が売っているが、この頃はとても珍しかった。
テンションが上がった私はそれをレジに持っていき、Xフライドポテトも頼もうとした。
しかし、Xフライドポテトを頼むと紙幣に手をつけなければならなくなる。パチ屋に行く時は1枚でも紙幣を多く持っていたい人間なので、私は泣く泣くポテトを断念した。
店内にはヤンキーがいたので、そのまま一旦マルハンまで移動して、そこの駐輪場で食べることにした。
なかなかボリューミーな丼であった。
半分がネギの乗ったネギトロ、4分の1がイカ、もう4分の1が甘エビ、というパチンコの円グラフみたいな丼。イカには柚子の皮、エビにはとびこが乗っていた。
海鮮の味はまあまあだったが、米が死ぬほどまずかった。米粒を噛むと「パカッ」と割れ、もっと噛むと粉々になるのだ。温める前のサトウのごはんを食べているような感じだった。
私が思うに、これはクオリティ云々の話ではなく、ただ単にハズレを引いたのではないかと思う。コンビニ弁当にはたまにそういう米が紛れていることがあるのだ。あるのだ!




