悪魔的エピローグ
数ヶ月が過ぎ、季節は肌寒い冬へと移り変わっていた。
かくいう私の周りの環境はというと、そんなに劇的に変化はしていないのだが、多少の変化はあった。
私と綾、そして姫乃の三人は、仲良くルームシェアなるものを始めたのだ。
なんでこの三人で? と今更ながらに思うところが無いわけではないけど、中々に充実した日々を送れている以上、あまり不満はない。
私は別に同性が好きなわけじゃないけど、可愛い女の子に囲まれて嫌な気分にはならないし。
悪魔としての食事は、今も綾が請け負ってくれてるから文句は言えない。
姫乃のことは正直まだよく分からないけど、私の匂いを嗅ぐことで懐かしい”誰か“を感じるらしい。
それぐらいでいいなら、まあ許すけど。人の下着を勝手に部屋に持ってくのはお灸をすえないといけない。
綾は最近スキンシップが激しい。嬉しいけど、ちょっぴり休ませて欲しい。
そんな感じで、私は今日も元気ですーーーー
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三人で集まる初めてのクリスマス。カラッと揚げられたグリルチキンや熱々のチーズフォンデュ、甘いクリームとイチゴで飾られたクリスマスケーキ。乾杯はもちろんシャンメリーで。
「さあ、クリスマスパーティー始めるわよ! みんなグラス持った?」
「落ち着きなさいって、姫乃。シャンメリーは逃げないわよ」
「そうだよ〜姫ちゃん。逃げちゃうのは、咲ちゃんのお口だけなんだから」
そう言って綾は私の頬に軽くキスをしてきた。
「ホントの”食事“は、おあずけね♡」
「あぁ! 綾さんの意地悪っ! あたしもっ」
姫乃は綾とは反対側の頬にキスをしてきた。
「このあたしにキスしてもらえるなんて最高の名誉なんだからね! 感謝しなさい!」
「……なんだかなぁ」
こんなに愛されちゃ、悪魔なのに、男に興味モテません……
-Fin-




