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4-20 棲龍館での一泊、舞たちの場合②

私用のため8月1日と3日の更新はお休みします(; ・`д・´)

お待ち頂いている方々には申し訳ありません。

再開は8月5日の投稿となります。よろしくお願いします。

 くぅぅぅ、ちょっと温度が熱めですけど、気持ちいいですね。肌が少しピリピリしますから40℃くらいでしょうか? 私、家のお風呂は熱いほうが好きなので、いい感じです。


 逆にリリのお風呂のお湯はかなり温めにしてくれているようでした。犬と人間では感じ方が違いますから、宿側の細やかな配慮はとても好ましく思います。澪の知り合いだけあって、かなりデキ・・るようですね。


 別邸の温泉は今貸し切りですから、湯船には澪、エイミー、優、橙花さん、蒼花さんが浸かっています。それにしても、なんというか戦闘能力の格差がひどいです、不条理です……。


 橙花さん>>>澪>蒼花さん>>舞=エイミー>>>優って感じなんですけど、同じ人間なのに何でこんなに差別されなければいけないのかが謎です。何がどうとは申しませんが、ええ、何がどうとは申しませんとも。日本はいつの間にこんなにも格差社会になってしまったのでしょう! 嘆かわしい。きぃぃぃぃぃ。


「いいお湯ですね~。ここの温泉には久しぶりに来ましたから、気持ちがいいです~。アルカリ性単純泉なので美肌にも効果がありますし~」


「美肌って聞くと、ついつい、こうやっちゃうよね~。少しでも効果があればって感じ」


 澪はそう言うとパシャパシャと顔や肩にお湯をかけ始めました。エイミーもそれにならって同じようにしています。まぁ美肌の湯とか言われれば、例え眉唾の話だとしてもそうなりますよね。


「私は美味しい食べ物にしか興味はない。温泉って美味しい? …………うえ」


 優はバカですか……飲むならお湯の供給口からにしなさい。どうして湯船から直接飲むのですか……。それに温泉が美味しいわけないじゃないですか。いえ、断定はよくありませんね、私が知らないだけで美味しい温泉もあるかもしれません。


「それで~、舞ちゃんはどうなんですか~?」


 唐突に澪が話を振ってきました。内容が端折られすぎていて、何がどうなのかよくわかりません。何を聞きたいのですかね? まぁ、このトーンで話してくるときは大抵碌なことではない予感がしますけど。


「いや、澪さん? 何が聞きたいのか全然わからないのですけど……」


「またまた~、私たちが聞きたい事なんて1つしかないに決まってるじゃない?」


 横からエイミーも便乗してきました。これは益々碌でもないことを聞いてきそうな予感ですよ……。この2人が結託するということはそういうことなのです。


「司さんとはどうなんですか~? 少しは進展しましたか~?」


「司さんと知り合ってからもう4か月経つんだから、少しは、ねぇ。この前、学校を休んだのだって、仕事で遠方に行った恋人に会うためじゃないかってすごく噂されてたよ? 舞に先を越されたーとか、告る前に失恋した……とか、やんややんや」


「クラスの連中は他人の色恋で騒ぎすぎ。騒いだって現実は何も変わらない。そんなことを話し合っているよりも、その辺でナンパでもしに行ったほうが有意義。私は興味ないけど」


「優さんや、それはあまりにもあんまりな発言じゃないかい? ぶっちゃけ話、司さんみたいな優良物件を、その辺をうろちょろ歩いてる有象無象の中から探し当てるのは砂漠の中のダイアモンド探しみたいなものなんだけど……」


「そうですよ~、それに誰の話でもいいわけじゃなくて、私たちは親友である舞ちゃんの話だからこそ面白……聞きたいんですよ~」


「なるほど、そういう考え方もある。確かに司や剛のような逸材を探し出すのはナンパじゃ効率が悪そう。勉強した」


 やはりそれですか……そうじゃないかと予感していましたが、やっぱりですか。うーん、正直な話なにもないんですよね。そりゃ進展ゼロかって言われたらゼロじゃない気もしますけど、かといって特別な何かがあったわけでもありません。というか、世間一般の人ってどういう状況になったら、恋愛をしているって判断しているんですかね? 


「うーん……」


「……えっ!? そんなに悩むレベル?! し、信じられない……」


「これは~、先が長そうですね~。一体どうしたらいいんでしょうか~」


「舞は舞だからしょうがない。無理をしても」


 別に恋愛をしたくないというわけではないのです。それなりに、司さんに対しての好意はありますし、男性だとも感じています。でも、何というか、どちらかというとお兄ちゃんというイメージなんですよね……。これは私がまだ恋愛したことがなくて、考え方がお子様だからでしょうか?


「あちゃー、考え始めちゃったよ。逆上せないといいけど……」


「これは何か強いきっかけが必要ですかね~」


「衝撃、ガツーン」


 これまでは正直な話、恋愛をするような・・・・・・・・精神状態ではなかったので、しょうがないことなのですが、これからのことを考えるならば、このままずっと同じでいるわけにもいきませんよね。でも、どうしたらいいんでしょう……。

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