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【2巻10/1発売】エロ漫画の悪役に転生した俺が、寝取らなくても幸せになる方法  作者: みずがめ


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136.心配してくれる女たち

 朝。羽彩と一緒に家を出た。

 こうして羽彩の家から登校するのは新鮮さがあった。まるで同居しているようで、表情を引き締めなければニヤニヤしてしまいそうだ。


「晃生ー、なんか眠そうじゃない? あんまし眠れなかったの?」

「んー、枕が変わったせいかもな」


 あくびを繰り返していると、羽彩に心配されてしまった。

 羽彩が可愛すぎて、興奮で悶々としすぎてあまり眠れなかったなんて言えない……。

 それに、朝起きてから元気の塊となった俺自身を十羽夏と彼女の母親にバレないようにするのが大変だった。中一女子と恋人の母親に見つかってしまえば、今度は俺が恥ずか死ぬところだったろう。

 その気疲れもあってか、眠気が解消されなかったのだ。


「りのちんの家や海で泊まった時はそんなことなかったのに……。アタシん家は気が休まらなかったかな……」


 羽彩がしょぼんと肩を落とす。心なしかサイドテールの金髪も一緒になってしょぼんと垂れ下がったように見えた。


「そ、そんなことねえよ。羽彩の家は楽しかったからな。十羽夏は元気で可愛いし、お母さんはいい母親じゃねえか」


 これは本心である。

 十羽夏はうちの妹と取り替えてほしいくらい可愛げがあるし、母親だって羨ましく思うほど羽彩のことをよく見てくれているいいお母さんだ。


「本当に、羽彩んとこはいい家族だと思うぜ」


 本当に、羨ましい……。


「そ、そうかな?」


 羽彩は照れ臭そうに頬をかく。機嫌が良くなったのか、サイドテールも元気そうに揺れていた。


「あはは、でもパパだけはそうじゃないかも……」

「そういや結局朝になっても家に帰ってこなかったな」

「うん、パパってアタシらに興味ないから。あんまし顔合わせてくんないんだよね」


 羽彩は乾いた笑いを零す。

 冗談めかしてはいるが、父親に対して思うところがあるのだろう。


「仕事が忙しいだけじゃねえか? うちの親父は一応そんな感じだぞ」

「晃生んとこと比べるとスケールが違いすぎるって。うちのパパは普通のサラリーマンだよ」

「サラリーマンつっても大変なんだろ。バイトくらいしかしてねえ俺でも仕事大変だって思うんだからよ」

「まあ、ね……」


 羽彩が小さくため息を吐く。しまった、父親に肩入れしすぎたか?


「まあ父親なんて自分勝手だからよ。俺なんかよくわからん後継者争いに巻き込まれてんだ。干渉してこねえ父親の方がよっぽど気楽でいいと思うぜ?」

「うん……そだねー」


 ふっと笑う羽彩。少しは機嫌を直してくれただろうか?


「おはよう晃生くん、羽彩ちゃん」


 登校の途中で、日葵と合流した。


「羽彩ちゃん、晃生くんと一つ屋根の下だからってヤりすぎたなんてことないでしょうね?」

「ななななな何言ってんのひまりんっ!?」

「マジでナニ言ってんだ日葵……」


 いきなり日葵にずいっと詰め寄られて、羽彩は動揺して顔を赤くしていた。朝っぱらからなんてこと聞いてんだこの淫乱ピンクは。


「羽彩の妹と母親がいたんだからな。んなことできねえっての」

「羽彩ちゃんって妹がいたのね。いいなぁ、私も可愛がりたいわ」


 日葵は羽彩の妹を可愛がっている自分を想像しているのかうっとりしていた。

 たぶんミニチュア版の羽彩を想像しているのかもしれないが、実際は大型犬だぞ。警戒心がなくなったら人懐っこくなるところがまさに犬っぽい。

 十羽夏と対面した日葵がどんな反応をするのか。ちょっと楽しみだ。

 そんなわけで羽彩と日葵に挟まれながら学校に到着した。


「あ、晃生……昨日は我慢させちゃったから……その、教室に行く前にスッキリしておく?」


 羽彩が俺の袖を引いて、恥ずかしそうに耳元で囁いてきた。

 恥じらいながらのお誘いに、元気の塊が大きくなる。今ならすごいパワーを叩き出せそうだ。


「私も……昨日は晃生くんのことばかり考えて悶々としていたわ。いっぱいご奉仕したくてたまらないの♡」


 反対側から日葵が俺の耳元で囁く。

 言葉がエロいけど、日葵も俺のことを心配していて自分にできることはなんでもやりたいって意味だろう。


「そうだな。教室で元気になりすぎるのはよくないからな。みんなに迷惑をかけないためにも……スッキリしておくか」


 そう自分を納得させて、俺たちは空き教室へと向かうのであった。


「あ、あ、晃生くんっ! アパートが火事になったって本当か!?」


 もうすぐで空き教室というところで、夏樹が慌てた様子で駆け寄ってきた。


「……」


 お預けを食らった気分になったせいか、舌打ちを我慢するのが大変だった。



2巻の発売日が近づいています。てなわけで、各店舗の特典SS紹介です(アニメイト編)


・アニメイト

電子SS

https://www.animate-onlineshop.jp/pd/3201866/

「白鳥日葵はミルキーウェイの夢を見るか」

※日葵さんが乳の道に興奮する話(淫乱ピンクよ…)

※アニメイトに関しては、

→アニメイトのリアル店舗で紙本を購入するとシリアルコードをレジにてもらえる。

→シリアルコード取得後、アニメイトブックストア内で特典データDL。

という流れになるようです。


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