目次 次へ 1/66 最終章-1 たった一人の英雄 巨大な門を開き、一人の男が足を踏み入れる。 『あなた一人ですか、ここまできたのは』 「……」 『今回は、どれだけ殺したんですか?』 「……だま…れ」 『本当に愚かですね、何度繰り返すのか』 「…だま…れ」 『何を言っても無駄ですか。では始めましょうか。結果は変わりませんが、最後のクエストを』 … 「今回も人類は敗北したか」 もう一度だけ、あと一度だけ…… 一匹の羽虫が飛ぶ。 ブーンブーン……バチッ! 黒焦げとなった羽虫が、その場で息絶えた。