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異世界王族ご一考様バスツアー①

今日はシオーネと一緒に異世界に来て居る


俺のなんちゃって農業指導に来て居る


ヒ「しかし、じゃが芋もさつま芋はすくすく育って要るし、キャッサバ芋は辺り一面大きな葉を付けて要るし、皆で雑草を取ったり、肥料を作っているな」


シ「皆な笑顔で働いて、ここ迄来れば大丈夫だね」


そんな話しをしていると、護衛を付けた馬車が向かって来る


何事かと思ったら、王様と宰相さんが馬車から降りるなり土下座するいきおいで頭を下げた


ヒ「王様達、どうしたのですか」


王「シオーネ様ヒロキ殿、お願いが御座います、どうか私達と共に王城にお越し頂けませんか」


ヒ「良いですけど、何か問題でも起きた」


王「詳しいお話しは王城にて、さあさあどうぞ」


馬車に揺られ、王城に着くと大きな会議室に案内された、そこには王家一家に宰相夫婦と30代位の夫婦が頭を下げて出迎えてくれた


俺は小声でシオーネに「何か嫌な予感がする」と話しかけ、シオーネも頷いた


始めて会う夫婦が立ち上がり


「私はグランディウス王国、リオン.エバンス公爵です、そして妻のミシェルです、娘のジュディアがお世話になっております」


ヒ「いえいえ、ジュディア様には姉がご迷惑掛けて無いか心配で」


挨拶が済んだがなかなか本題が出てこない、宰相が頭を下げ話し出した


宰「ヒロキ殿、シオーネ様お願いが御座います、我が国にはお願いの見返りに見合う物が無いかも知れませんが、お話しを聞いて頂けませんでしゅうか」


遠回しに色々言っていたが、要するに、娘達だけズルイ、私達も日本に行きたい、買い物したい観光したい、お金は用意するから、連れて行ってくれって事らしい


ヒ「俺も家族に相談しないと解らないけど、何日間と何人位の予定」


宰「2日間で人数は少なくして100人です」


ヒ「100人って無理だね、何でそんなに大勢」


宰「護衛や侍女を厳選しても此くらいは必要で」


ヒ「日本は安全な上、異世界の知らない国の王様を襲う意味有りますか?」


宰「 確かにそうかもしれませんが何かあった時に有った時の為に」


ヒ「不測の事態に備えるなら辞めましょうよ、100人何て面倒見れないし」


王「何人位なら大丈夫か?」


ヒ「相談しないと解らないけど、王様一家と宰相一家と公爵一家と各家族に侍女と護衛を1人ずつ

かな限界は、こっちだってサポートに3人以上付けなきゃ成らないし、100人も来たら絶対に問題が起こる、問題が起きた時、責任取れないでしょ」


宰「解りました、ヒロキ殿がついて頂けるので有れば、護衛は必要無いでしょう、替わりに侍女を2人お願いします」


ヒ「解りました、ただし、今回参加される方は日本の常識とマナーを覚えて頂きます、行く前に試験をして貰います、試験で不合格は置いて行きます、後言葉をどおするかだな」


宰「言葉に関しては侍女と子供以外言語理解のスキルが有りますし、無い者は翻訳の魔道具が有ります」


ヒ「解りました、少し時間をください」


俺達は家に戻り、家族で話す事にした


結局姉ちゃんのせいでこんな事になっているのに、はしゃぎ母ちゃんに説教されていた


日本に案内する事は良いとして、何処を案内するか、移動はどおするか、泊まるところは、

問題が山積み


取り敢えず決まった事はシオーネと姉ちゃんで常識とマナーの講師とテスト作成


『常識無い2人で大丈夫か』


姉ちゃんに頭を叩かれ、シオーネに尻をつねられた


ヒ「痛てーな、俺何も言って無いだろ」


姉「 お前が余計なこと考えてるのは分かるんだよ」


シ「ろくでもない事考えてる顔をしてた」


母「私も内容は確認するわ」


移動はバスを借りて、行きたいところは相談に成った


それから、レベルアップの件も有ったので花谷さんと連絡を取っていた時に一緒接待したいとお願いされ、喜んで了承


異世界側参加者大人16人子供5人、地球側、俺達家族5人と母ちゃんのアシスタント2人

花谷さん夫婦と秘書2人

サロンバスガイド付きを借りた


ご一考様は街並みを見ては興奮し、バスを見ては驚き、波乱の

異世界王族ご一考様バスツアーが始まった


始まってすぐに安請け合いするんじゃなかったと俺は思った



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