バイク納車と父帰宅
あれから王国は王様、宰相の
頑張りも有りシオーネが居なくても問題なく国の運営が回る様に成り
母も宮廷料理人から各地域の纏め役主う婦まで料理を教えて回り、料理人から弟子入り志願者まで現れたが、さすがに自分の仕事をほっぽり出せないので断り、今は日本で仕事中
問題は姉で有る
お目付け役に白虎が付いているが、ご令嬢や侍女をヘアセットの勉強会と称して、ヘアケア商品や化粧品を販売してる
『姉ちゃん、ぼったくです
その金貨一枚で地球だと15万円
だよ・・・
嬉しそうに黒い笑みをうかべてるよ』
貴族だから多少高い方が喜ばれる、でも凄い笑顔なのは何故
おいおい、今度はカットモデルと評して、衛兵の髪を切ってますがそれ、カットマネキン代わりですよね、俺の髪切る時に言ってましたよね
夏休み明けにカットの試験対策ですか
『黒い黒過ぎるよ、姉ちゃん』
俺はキャッサバ芋苗が青青と茂り半年もすれば大量に収穫出来るだろ
肥料制作等も落ち着き
後は自分達でやってもらう事にした
王様の執務室に入ると
シオーネが大きなデスクに座り
王様と宰相がソファーに座って居る
『シオーネさんよ、座る位置逆じゃないか、下剋上、クーデター、乗っ取り』
王様達に帰る事を伝えると
王様が宰相に指示して褒美を
用意してくれた
女性陣には宝石をふんだんに使ったネックレスを
妹まで貰って良いの奴は
だいじろうの相手しかしてないよ
『一人だけ無いのは可哀想』
有りがたく頂きます
俺には勇者の鎧と公爵の爵位
えぇーと、どちらも辞退します
『変なフラッグ付いてそうな物は要りません、絶対貰ったら魔王とか降臨しそうで』
じゃ娘は・・・・何て冗談
王様が言葉を発した途端部屋の気温が下がった
『バカなのかバカ王、龍の尻尾を踏むところだったぞ』
後は物資の代金として金を頂いた
ヒ「王様大変だけど頑張って下さい」
王「ありがとう、もう大丈夫だ
もう聖なる森には絶対に手を出さんし、国の法律で徹底させる」
ヒ「後、申し訳ないのですが
ちょくちょく姉がこちらに
伺うらしいのです、ご迷惑かと
思いますがよろしくお願いします」
王「エミコ様はご令嬢方に大人気ですから歓迎しますよ、勿論安全の為に近衛兵を付けますから
ご安心下さい」
ヒ「ありがとうございます
俺も農地が気になるでたまに来ますね」
ただ、やっぱりやらかしました
姉が自分のSNSに姫様やご令嬢の写真をアップしたから、
さー大変、フォロワーがすごい数になるは、モデル事務所から紹介してくれと問合せまで来る騒ぎに
『俺は知らねーと』
そんなこんなで無事騒動が収まった、俺達はこの後色々忙しいのだ、いよいよ明日バイクが納車されるし、明後日には父さんがロンドンから夏休みで帰って来るし、伊豆の家族旅行も待っている、シオーネも旅行は始めてらしから楽しみしてる
ついにバイクが家にやって来た
トラックに乗せられシートが掛けられているのが余計にワクワクさせられる
トラックの荷台がゆっくりと動きだし、セルフローダーで降りて来る
降りて来たバイクのシートをシオーネと一緒にめくると新品のドラッグスター400が赤と黒の
2台そこにあった
ヒ「すーげーうれいし、今日はバイクの上で寝たい気分だ」
シ「ヒロキ早く走りに行こう」
ヒ「待て待てまだ、手続きが終わって無いよ」
手続きを終わらせ、早速辺りをシオーネとゆっくりと走らせ
自分のバイクで走らせる喜びを噛み締めた
翌日、ついに父さんが帰って来る、成田まで迎えに行くのだが
父さんを乗せると車に乗りきれなく成るので俺とシオーネはバイクで行く事にした
妹がバイクの後ろに乗りたがったが初心者はニケツ出来ない
始めて高速道路を走らせたが
母ちゃんの運転する車の後ろに
安全運転で付いて行った
シオーネは高層ビルを見ればはしゃぎ、レインボーブリッジを渡る時にはテンションはMAXに達していた
無事成田に着けば大きな飛行機に驚き、今日はテンションが高い
それから1時間位して、父さんがゲートから出て来た
実は俺、引きこもっていたので
会うの2年ぶり
「「「「お父さんお帰りなさい」」」」
父「ただいま、ヒロキ元気に成って良かった」
皆で抱き合い(俺はしないが)
シオーネを紹介した
父さんも喜んで家族に迎えてくるた
父「寿司が食いたいから銀座に寄って行こう」
父さんの一言で銀座行きが決まった
シオーネは始めて銀座を訪れ
渋谷より銀座の方が雰囲気が良いと気に入ってた
寿司に着くとシオーネが
シ「このお寿司屋さん、お皿が回らないのか」
ヒ「シオーネゴメンな、本当のお寿司屋さんは回らないんだ、
回転寿司は安く提供する為に出来たんだ、食べれば違いが解るよ」
『16歳で回らない寿司なんて連れて行けないよ』
シ「本当だ、凄く美味しい」
『食レポは良いから、それに
その一貫で回転寿司なん皿食えるか解らん』
一家団欒を楽しんだ
俺がトイレに立つと父さんが、
付いて来た
父「ヒロキが元気に成って良かった、ロンドンに居て力になれなくてすまなかった」
ヒ「俺こそゴメン、でも俺はシオーネと出会って変われた、
母ちゃんから出会った経緯聞いてる」
父「う~ん 聞いてるけどいまいちかな」
ヒ「帰ったら詳しく話すよ」
父「解った、ところで母さん何か綺麗に成って若返ってないか」
ヒ「母ちゃんの事も詳しく話すよ
父さんびっくりしないでね」
父「う、浮気とかじゃ無いよな」
ヒ「大丈夫だよ、浮気も不倫もしてないから」
父「そうか、母さんの格好が派手に成って若返ってたから心配しちゃったよ」
父さんの心配も消え、一家団欒美味しい寿司を食べ、無事家に帰って来ました
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