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王国改革③

今日は家族全員でグランディウス王国に来て居ます


俺は農業改革、シオーネは財政改革


母ちゃんはキャッサバ芋やジャガイモの毒の事や芋の保存方法や料理方、古米でのパンの作り方を教えに来ています


姉ちゃんは母の手伝う事を言い訳に付いて来て、


妹も連れて来て何時ものだいじろう面倒を見ています


しかし、事件が起きたのは俺が昼食に戻って来た時です


母が何故か凄い剣幕で王様に摘めよっています

しかも衛兵は王様を守らず差し出しています


『何だこの修羅場は』


仕方なくシオーネに原因を聞くと、指導の為に街中に行った時に痩せ痩けた何人もの子供を見付け、話しを聞いたところ、孤児院の子供達だと解り、

何十人もの子供が痩せ痩けボロボロの服装で虚ろな目をしているのを発見したようです


王様が言うには子供はこの国の宝だから、子供の路上生活者を出さない為に国が孤児院を運営し、贅沢は出来ないが衣食住は問題無い予算も出して要るし、王家主催のチャリティーパーティーで援助もしてるらしい


母の行動は速かった


母「シオーネちゃん、孤児院のお金の流れ、運営実態を調べて」


シ「解りました、暗部を使って調べさせます」


『何故、シオーネが暗部を動かせるんだ』


母「江美子は衛兵と共に孤児院に行って、現状出来る事をして」


『母ちゃんは衛兵を使えるんだ』


母「ヒロキと恵美は私と一旦日本に戻るわよ


家族以外、王様も含めて皆、ぽかぁーんとしてましたが、気にせず転移


先ずは洋服との事でファッションショップしまやまで子供服を買い占め、それでも足らないので今度は東松屋で買い占め

流石に車に詰めきれ無いので、

こっそりアイテムボックスに入れた


次はコ〇トコで食料品の大量購入カート3台分、パンも肉も野菜も大量購入


全部カードで買っていたがいくら使ったのか


王国に戻るとすでにシオーネが

孤児院の不正を暴き、貴族、役人、院長が横領していた事がわかり、城は蜂の巣をつついた様な状態に成っていた


母ちゃんはお構い無しに俺達を連れて孤児院に向かう


『何で王様も来るの? 母に言われて、じゃ、しょうがないね

逆らわないで正解です』


孤児院に着くと孤児院が戦場に成った

母は侍女達とお腹に優しそうな料理を大量に作り


俺達、衛兵、王様が子供達に洋服を配り、何故か王様が小さな子供の着替えまでしてた


『最初に会った時の王座に座った偉そうな王様は何処に行ったのか、前の土下座騒動で吹っ切れたのかな、頑張れ王様』


そんな時にまた騒動の影が


孤児院に衛兵が慌てて飛び込んで来て、城門に白虎が俺を呼んで要るらしい


「白虎様がヒロキ様を呼んで来いと」


ヒ「はぁー何で俺?」


「直ぐに来て下さい、市民が脅えています」


俺は王様と目を合わすと反らしやがった


仕方なくシオーネに念話を送ると、手伝わす為に呼んだらしい


『家の女は人?使いが荒い』


城門に着くと5mは有りそうな白虎がお座りして待っていた


『ファンタジーの威厳や壮大さは何処に行った、白虎お前は忠犬か』


ヒ「白虎待たせたな」


白「いえ、神龍様に呼ばれましたので」


ヒ「しかしそれだけデカイと何をさせたら良いのか」


白「人化致します」


人化するとそこには白い執事服を着た青年が立っていた


『人化できるなら、俺を呼ばないで人化して城に行けば良くないか』


城は良いらしいので、白虎も孤児院を手伝わせた


孤児院に戻ると大部落ち着き、

王様達も休んでいた


ヒ「王様お疲れ様でした、すみません母が無理言って」


王「いや、わしこそ情け無い、税、孤児院の不正に気付かず

民に顔向け出来ない」


ヒ「いやいや、王様が全部管理するのは一人じゃ無理でしょ」


王「只、任命した事もあるし、貴族からの締め付けもある、

わしは王失格じゃ・・・・

そうだ、ヒロキよ王に成らんか」


ヒ「無理無理、俺に無理ですよ」


王「そうか、わしの娘も付けるぞ」


ヒ「俺はシオーネが好きなの

今の話しシオーネが聞いたら

どうなるか知らないよ」


王「今の話しは無かった事に」


二人で笑い合っているとそこへ

母が


母「江美子見なかった」


ヒ「俺は見てないけど、今度は何だ、まさか拐われた」


そこへ衛兵が申し訳なさそうに


「先程、姫様達と一緒に城に戻られました」


ヒ「姉ちゃんは何をやっているんだ」


母「私もほとんど終わったから城に戻りましょ」


城に戻ると


ヒ「姉ちゃん、何やってんだよ」


姉「しょうがないでしょ、この世界、髪型がシニョンかストレートしか無いって言うから

縦ロールも無いのよ」


ヒ「だからって、姫をギャルにしたり、こっちのご令嬢は盛り髪にして、どこの夜の蝶だよ」


姉「ヒロキはセンス無いんだから黙っててくれる、異世界に華やかな文化を根付かせるだから」


ヒ「止めくれよ、ロココ調文化何て堕落しか見えない」


姉「そんな事しないわよ、皆に綺麗に成って貰えて、私のセットの練習になるんだから、一石二鳥でしょう」


『本音はそこかい』


その後、

母は食と慈悲の聖女と呼ばれ

姉は美のカリスマと呼ばれた


『なんの改革して要るんだか』


シオーネは王様と宰相を手足の様にこき使い財政健全化に邁進していた


『頑張れ王様、宰相、きっと良い国に成るぞ、俺は草葉の陰から応援してるぞ』


だいじろうは白虎に始めて会った時、いきなり腹を見せ服従していた


『だいじろうの犬可が止まらない、だいじろう、白虎みたいに忠犬に成れよ』


そんなこんなで、かなりの貴族等が粛清されたが、何とか健全な改革が進み出した


歴史家はこの時代を大鉈を振るった、千田家にちなんで

《千田家の大改革》と呼ばれ後世に伝えられた


みなみにこの時代の文化は

《エミコ調》呼ばれて要る


『なんのこっちゃ』








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