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第二十五話 祭りといえば浴衣!!! え、なに? 月下に目醒めし封呪の衣? ……だそうです。



七月も終盤。

ともすれば、この時期がやってくる……。


そう!!!! お祭りじゃ~~~~~!!!!!


僕の住む地域にある、年に一度。

三日間に分けられた大規模な祭りは、ただの祭りじゃあない。

なんと!!!!! 最終日だけ、大量の花火が打ちあがる、花火大会も包括しているのだ!!!!!


ということは、だ。

ここにきて、再び僕の選択の時が迫られているということ……!


祭りといえば浴衣……。

想像しろ……!

僕は誰の浴衣が一番見たいのかを……っ!


―――な~~んて茶番をやってみたけれど、実はもう行く人は決まっている。


藍原さんと海に行った数日後、僕はある女性……ってまぁ隠すこともないから言うけど、笹草さんから祭りに、それも花火大会に一緒に行かないかと誘われていた。


まぁ実際、笹草さんの浴衣を見るのは非常に楽しみだし、花火のような、ああいう綺麗なものを笹草さんと一緒に見るのは多分楽しいと思う。


……って、あんなに厨二病についていくのは辛いと言いつつも楽しみにしているあたり、僕もまだまだ厨二病が卒業しきれてないのかもしれないな……。


しかし、重要なのは今回はここじゃない。

以前、祭りに行こうかと考えた時にも思っていたが、どうやらこの世界では男性も浴衣を着ることが多いらしいのだ。


……前回、海の時にラッシュガードが常識だということを知らなかった反省を踏まえ、今回は浴衣を着ていこうと思う……のだが、如何せん僕は今まで浴衣を着たことがない。


となると着付けをしてもらう必要があるから……。


いや、てか、えっと……浴衣の下って下着だけって、マジですか???





「おぉ……すごいな……」


僕は駅から降りてすぐに感嘆の声を漏らした。

年に一度、ということから年々規模を増していっているこの祭りに来るのは、実は初めてではない。

中学の頃に一度だけ、興味本位で行ったことがあるのだが……いや、違うか。

この祭りに来るのは、初めて、だよな……。


と、僕は浴衣を着る男の人が、私服の女の子の腕にくっついている光景を見て思う。


……そして、同時に思う。


……貞操観念が逆転した世界なら、そりゃ女の人が私服で、男のほうが浴衣っていうパターンもあったのか……ッ!?

くそっ、自分の衣装にばっか気を取られて、女の子側はてっきり浴衣なもんだと思っちまった!!

ぐあ~~~~~僕の浴衣女子はどこに行ったんだ~~~~!?

いや僕のではないけど……。で、でも、祭りに行く以上、やっぱり童貞としては女の子の浴衣が見たいわけで……ヨヨヨ。


ナースもいない、浴衣女子もいない。やはり僕のオアシスは海しか―――。


「ま、待たせたわね! 陽太! 私の封印が少しばかり解かれるのが遅れてしまって……」


おっと、それは今からくる女の子に失礼、だよな。

さて、と、そんじゃ集まったことだし、祭りを楽しも、う……か……って、え。


「―――っ、え、っと、笹草さん……ゆ、浴衣で来てくれたんだ……ね?」

「あ……うん……あっ、いえ!? これは月下に目醒めし封呪の衣……! 封印を解いた今、私の夜月の戦装束よっ!」


そう言いながら、恥ずかしそうに口元に浴衣の裾を当てる笹草さん。

……多分恥ずかしそうにしているのは言動じゃなくて、浴衣を着ている事実にだろうけど……ウーン、それはそれで可愛い。百点!


それに、淡い緑色をした花柄の浴衣は、笹草さんの僅かな動きに合わせて小さく揺れて動くたびに彼女からふんわりとした優しい花のような香りが……いや、マジでこれ何の匂い? めっちゃいい匂いなんだけど?


ふむ、これは……そうだな。

早々に訂正する必要があるね。

僕のオアシスは……ここにもあったと。


「めっちゃ可愛いじゃん! よかった~! 僕だけ浴衣……えっと、封呪の衣……?だったらどうしようかと……相談しておけばよかったね」

「えっ!? 可愛っ……いや! ……よ、陽太のが可愛いわよっ……!?」


え、僕が可愛い……?

笹草さんは何を可笑しなことを言っているんだろう。

ああ、これも厨二病的な観点なのかな???

ははっ。


にしても……やはり、気になってしまう……。


笹草さんのこの浴衣の下は、下着、なのだろうか……。

高校生相手にこう思うのは犯罪なのかもしれない。

だけど、今だけは……この祭り中だけは許してほしい。


―――これは男のロマンなのだ。


見るわけじゃない。

ただ、その下が下着だという事実が分かれば、僕は世界すら敵に回そう。

それほどまでに重要なことなのだッ!


ただ、そんなことを直接聞くのはさすがに童貞界の中でも最弱……。

できる童貞は、まず外から埋めるのだ……ッ!


「いや~実は初めて浴衣を着たんだけどさ、この下って下着しか着ないんだね……暑いから仕方ないのかなぁ?」


秘儀――実体験をもとにさりげなく共感するかを聞く、の術!!!!

……いや、ださいな。

だがそんなことはどうだっていい!!!!!!

重要なのは、そう!!! いつだって!!!! 女の子の意見だ!!!!!!!!!


「っ……え、っと……よ、陽太? ……そ、そのような発言は外の世界では禁忌……。ま、周りに他の女の子もいるし……そ、それに今の私の防御結界では、正直……耐えきれないわ……?」

「あ……え、ごめん……」


ハイ、僕が全面的に悪いです。コレ。


僕が童貞界の最弱王でです。ハイ。


いや、まぁ、そうよね……。

毎回忘れるけど、元の世界基準で考えるなら、女子大生が初心な男子高校生に自分の浴衣の下は下着ですよっていうカミングアウトみたいなことを外でしてるんだもんね……そりゃそうよ……。

やってること普通に半分露出狂だもん。


すみません……もう邪な考えは抱きません……。


「あ、はは、じゃあ、とりあえず屋台、見て回らない?」

「う、うん! わ、私、みかん飴が食べたいわ!」


ま、別に下着がどうとか考えなくても、こんなに可愛い女の子と祭りに来れてるだけで、そもそも僕は最高なんだけどね。


というかそこは、甘蜜の秘宝とかじゃないんだ……———。





「いやぁ~にしても人が多いね……」

「ほんとね……これだけ人が多いと、闇の者も紛れてるでしょうね。あ、その焼きそば少しもらってもいいかしら?」

「確かに、でも木を隠すなら森の中……これだけの人混みじゃ流石に見つけられないね。……あ、じゃあこの飴は僕が持っておくよ」

「えぇ……、さすがの私でも、今は闇の眷属を感知できないわ……あっ、ありがとう……うん! 美味しいわ!!」


祭りの屋台を巡ること数軒。

僕らはまぁ、世には聞かせられない闇の会話をしながらも、祭りというものを最大限に楽しんでいた。

焼きそばに、串焼き。きゅうりにから揚げ、フルーツ飴からトテポドイラフ……あっ、フライドポテトか。

とまぁ、食べたいものを買い漁った。


……まぁ、その分、僕の財布のお金は消え去っているわけなんだが……。


「ね、ねぇ陽太! 次はあれ一緒に食べない?」

「……いいよ~? うわぁ、美味しそうだね!」

「うんっ! あっ、でも、本当にお金出さなくて大丈夫なの……? 私もお小遣い持ってきているし、私も女なのよ?」

「何言ってんの、女の子とか関係なしに大学生が高校生にお金出させるわけないでしょ~? それに、僕は別にお金の使い道があるわけじゃないから、こういうところで使わせて? ね?」

「そ、それならいいのだけれど……こ、困ったらちゃんと言うのよ!?」

「ははっ、ありがとう!」


正直、こんな可愛い女の子の笑顔を見れるなら安いもんさ、紙の一枚二枚ぐらい。


それに、こういうところぐらいじゃないと格好つけられないからね……僕は……。

……と、そうだ。あまりの楽しさに忘れるところだった。


「これ買ったらそろそろ花火大会の席を取りに行こうか、早めのほうがいい席が取れるからね」

「そうね! さすがは陽太! 未来視を持つ預言の目を備えし者ね!」


あ、あの。

よく知らないんですが、僕ってそんなに強いんですか????


……というのはさておき、先に話していたのはこの後にある花火大会のこと。

毎年の如く人気が凄まじいこの花火大会は激混みする前に席を取る必要があるのだが、その理由として、もう一つの名が関係している。


―――通称、恋の実る場所とも言われているそれは、その名の通り、友達から恋人へと変わりやすいイベントと言われており、そのせいで、集まる人が徐々に増えているのだ。


ちなみにアニメや漫画でもよく告白イベントが花火大会に行われているのは、花火大会という年に一度の非日常的なイベントに、普段とは違う特別な日という意識が生まれることで、その雰囲気に乗じてずっと伝えられなかった想いを言葉にしたくなる、という心理が働くかららしいけど―――。


もし……僕が花火を笹草さんと見たとき。

僕は笹草さんに、好きだという気持ちを伝えたくなるのだろうか。


……まぁ、僕の中で笹草さんが一番好きかと言われたら、まだ正直よくわからないんだけど。


う~ん、じゃあ……もし笹草さんから好きだと伝えられたら、僕はどう、答えるのだろうか。


……日向さんからの告白。

そして、海での藍原さんの疑惑……?


―――好き、という言葉を、僕は最近、魔法のように感じるようになった。


たった二文字の言葉。

口にすれば一瞬のただの言葉が、ずっと心に刻み付けられる。


忘れようにも忘れることを許さないそれは、まるで恋の魔法のようで。

……もし僕がその言葉を、いつか、誰かに向ける時が来るのなら……。


「……? 陽太! そろそろ行くわよ!」

「……っ、あぁ! 今行くよ、ごめんごめん!」


―――それはきっと、こんな特別な日に言いたくなるんだろうな。





夏という蒸し暑さもピークを乗り越え、涼しげな風が人混みの中を通り抜けていく。


「良いところに座れてよかったね~!」

「えぇ……あの密集した人間たちの群れ……あれはまるで、意識なき使徒の波……陽太の導きがなければ私は消えていたわ……」


そう話す僕らは、一般観覧席という場所で簡易的なレジャーシートを敷いて空を見上げていた。

花火会場に近い席は予約が必要らしいけど……一年前から埋まってるって何事です????

いやまぁ一般で座れたからいいけど、これちゃんと帰れる???

女子高生夜に連れまわして帰れなかったら怒られるんじゃない……?

って思ったけど、そういえばこの世界基準だと男子高校生の扱いだから……むしろ僕が危ないのか??


……うん、後のことはとりあえず考えなくて良さそうだな。


にしてもまぁ……綺麗ですこと……。


僕は、隣に座る、一個下の女子高生———笹草さんを見て思う。

今日出会ったとき、浴衣にばかり気を取られていたけれど、髪型はいつものツインテールでも、水族館の時のポニーテールでもなく、しっかりと巻かれた髪は後ろで花がついた簪のようなもので留められていて、年下であると認識しているはずなのに、まるで大人の女性に思えてしまうほどに大人びた雰囲気を醸し出している。

よく、喋らなきゃ可愛いと言われる人がいるけど、正直僕はその気持ちがよく分からない。


だって、喋らなくても可愛い人は、喋ったら余計に可愛いに決まってるじゃないか。


「ねぇ陽太、そろそろ天界の門から火種が落ちるかしら!?」

「火種は落ちるんじゃなくて昇るんじゃ……って、まぁ時間的にそろそろだと思うけれど――」


――――――ヒュルルルル――――――――――――――――。


―――と、僕の言葉を遮るようにして甲高い音を発しながら天に向かうその一筋の白い光は。


「……綺麗……」


地上にいるすべての人を照らすかのような眩い光と、轟音を発して、空で弾けた―――。


大きな花火の音に、胸にまで響く振動。

空を彩る一瞬の輝き、その刹那的な美しさに、見るもの全ての心は釘付けになる。


……なるほど、これは確かに特別な気持ちになってしまうのも頷ける。


―――けれど、僕は思う。


花火という素晴らしい景色と情景を前にして、たかが一人の男の言葉は意味を成すのだろうかと。


多くの人の心を射止めて離さないその眩いばかりの輝きに、果たしてただの一人の人間の言葉が入り込む隙間はあるのかと。


……花火とは、不思議なものだと思う。

僕は、これだけ卑屈に考えているのにも関わらず、それでもなお、彼女に言葉をかけたくなってしまう。


花火は綺麗だ。


でも、それ以上に、それを見る君の横顔は綺麗で、僕は目が離せないでいる。


好きだと伝えれば届く距離。

けれども、そんな恵まれた状況でさえ僕は、他の女の子の顔が思い浮かんでしまう。


……僕は、誰が一番好きで、誰を愛しているのか。

その答えが、まだ見つけられないでいる。


水族館、海、祭り、そして、告白。


以前の世界じゃ考えられないほどの経験を経た今でさえ、僕は決断を下せずにいる。

女の子の厚意に甘え、なあなあにしているこの状況に、焦りすら感じている、


―――これだけ前を向いても、僕は誰も選べないんじゃないのかという不安。


「陽太? 何を難しい顔しているのよ?」


あ、まずい、顔に出ていたか……?

うわぁ……せっかく楽しい花火だったのに気を遣わせてしまって申し訳ないな……。


「ご、ごめんね、全然なんでも―――」

「……陽太が、何に悩んでいるか、私には全部はわからないわ。……けれど私はこう思うの。決断が難しいときは、無理に決断する必要はない。たとえその結果が後悔するものになったにしても、それが運命だったというだけ。寧ろ、焦った結果に下した決断こそが最大の後悔になるのよ?」


―――!

無理に決断する必要はない……か。

……そう、だな。確かにそうだ……。

僕は好意を受けたらすぐに返すのが礼儀だし、相手への誠意だと思ってた。


けれど、恋愛という側面において、誰もが同じ速度、同じタイミングで人を好きになるわけじゃない。


一目見て好きになる人、

話してみて好きになる人。

接してみて好きになる人。

告白されて好きになる人。


それぞれに人を好きになるタイミングが違って。

奇跡的にそのタイミングが重なった人たちが恋人になっているというだけ。


告白をされて、その時は好きじゃなかったけれど、後々好きになったという人や、逆に、告白をされて付き合ってみたけれど、そんなに好きになれなかった人もいるかもしれない。


悪く言えばキープという言葉がある。

けれど、どんな言葉で否定しようにも、外野が何と言おうとも、決めるのは告白をされた側だし、何よりそんなに簡単に決められる話じゃない。


返事をするタイミングを逃したことで、好きになったけれど付き合えないこともあるかもしれない。

藍原さんや日向さん、そして笹草さんは、いつか僕じゃない誰かと付き合うこともあるかもしれない。

それこそ、僕がこうして決断を迷っている間にも。

それは明日かもしれないし、はたまた数年後なのかもわからない。


けれど、それがもし運命だったとするのなら、確かに少しは気持ちが軽くなる。

まぁ正直に言えば誰とも付き合わないでほしいと思ってしまうが、そんな権利は当然僕にはない。


……後悔は、必ずすると思う。

どんな道を選んだとしても、あのときこうしていればって思う瞬間は絶対ある。

でも、それでも生きていかなきゃいけないから、せめて―――。


――せめて、焦らずに。

まずは今のこの世界で出会ったみんなを大切にしようと、そう思った。


 「―――ありがとう、笹草さん」


そう口にした瞬間だった。


ドン、と空気を震わす音が夜空を割った。

思わず見上げれば、翡翠色の大輪が空に咲いて、次第に細かい光が零れていく。

目の前が一瞬、明るく染まったとき、目の前の笹草さんの表情は見えなくなった。


……本当に、年下とは思えないほどちゃんと考えてるよなぁ、笹草さんって……。

まぁ言動はアレだけど……。


「……ふふっ。夜空に咲くこの光は、陽太の魂の共鳴。私はしかとそれを受け取ったわ! ……安心していいわよ、私と陽太はこの世界の心理を解き明かす盟友だもの。陽太の行く先に闇があろうとも、私という光が、進むべき道を照らしてあげるわ!」


まぁでも、こういうところも、笹草さんの良いところだな。

……さて、今の気持ちに噓を吐かないって決めたのなら、やることは一つだよな。

……三回目だから流石に緊張しないけどね。


「……ねぇ笹草さん、前から気になってたことがあるんだけど今いいかな?」

「な、なによ改まって?」

「笹草さんの名前……前に見たんだけど、心に、愛って書いてなんて読むの?」


――と、僕のその言葉は予想外だったようで。

再び空に照らされた大きな光に、恥ずかしさに顔を赤くする笹草さんがそこにいた。

その可愛さに、僕も思わず少し顔が赤くなっていたと思う。


「っ~~~なっ、なんでそれをっ……~~~~ま、まぁ、陽太にならいいわ……。……こあ……よ!」


けれど。


……いや、花火の音デカすぎて全然聞こえねぇわ……。

え、漫画の時とか聞こえないわけねぇだろうが!とか思ってたけど全然聞こえないんだが……。

なんて?


「ここあ?」


まぁそんな名前のわけないか。

あんまり聞いたことない……し……え、その顔……まさか……? 本当に?


「え~~~可愛い名前じゃん!! 笹草さんにピッタリじゃん?」

「んなっ、なななななにを言っているのっ!? わ、私のような高貴な天使に、こ、こんなっ、に、似合うわけないでしょう!?」


えぇ~~~……なんだそれ……。

まぁでもそうか。ここあ、か~~~。


「うん、本当に似合ってるよ、心愛」


僕がそう名前を呼んだ時。

もう何度目かわからない、大きな花火が夜空に散った。


もはや、僕たちは花火を見ていなかったけれど。

きっと、いつになっても、僕は今日のことを思い出すだろう。


本当の天使のように、可愛い表情を浮かべる君のことを―――。



毎度のことですが、笹草さんの話は文字数や難しい言葉が多くなるので大変です……。


次回のEX話……何が言いたいか、もうお分かりでしょう……。


毎日AM一時更新中です! ぜひ次回もご覧ください!

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― 新着の感想 ―
自分で書いて気になったので、コパイロットちゃんに あなたは厨二病患者です。「赤い大きな花火が打ち上がって、とても綺麗だった」を厨二語を使って表現してください。 って頼んでみたら、 「漆黒の夜空を裂き、…
今のaiに、厨二病言葉の翻訳ってできるのかなあ。できないのだとしたら、それが最も人間的な言葉、ということになるのかもしれないw
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