155 気付いていなくて
お読みいただきありがとうございます(*'▽')
♪こちらのお話は、読了時間:約4分です♪
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キラッ――!
近くにいるからか、セルクの思う気持ちに連動してのことなのか? 三日月が涙を浮かべたその瞬間に手首で光った、蒼い石。三日月はその穏やかな煌めきを見つけるとブレスレットに触れ、セルクに目を向ける。
「月、良かったね。ラフィール先生の護りがあっても、辛かっただろうから」
「はい……でも、えっと? 『ラフィール先生の護り』とは」
「「えっ!?」」
「え、え、エッ? そんな驚かれるのは? えぇ~……」
顔を見合わせるラフィールとセルクはきょとんな表情、何かを考え始める。
「……」
「……」
(え、え? お二人とも何か困っている!? 私、何かいけないこと言っちゃったかなぁ?)
「あ、あのぉ」
そもそも三日月は気付いていなかったのだ。
「あぁ、そうですねぇ月さん。まさか伝わっていないとは思ってなかったので」
「僕もてっきり、気付いているのかと思っていたから。言わなかったんだ」
二人の言葉はオブラートに優しく、気を遣いながらふんわりと発せられる。その様子にちょっぴり違和感を感じつつも三日月は考え、悩み始めた。
(私が気付いていないこと。耳の痛み、特定の音への恐怖心がある話……)
「みみ……――ああ~!!」
ぼーっと考えながらつい先程ラフィールが触れたことを思い出しふと、自分の耳を指で触れた瞬間! 三日月はある出来事を、思い出した。
「あらあら? もしや、今! お気付きになりましたか!!」
ラフィールはホッとしたような声でそう三日月に、話しかけた。
「はい、ん? いえ、うーん? 何と言えば良いのでしょうか。えーっとですね、ある日“耳にいつの間にかピアス”のような耳飾りが現れるなぁって。そのことには気付いていたのですが――」
「ふふっ、なるほどね」
話を聞きながらクスッと、セルクが温和な笑顔を浮かべる。
「それがあまりにも自然過ぎて、まるで自分の体の一部のような感覚で。とにかくそのことをすっかり……」
疑問を感じることなく今まで忘れていたのだと恥ずかしそうに話した、三日月。その姿に再度、顔を見合わせるラフィールとセルクは無言で目をパチパチ。
それから、数十秒後……。
「月らしいと言えば、そう。納得ですよ、ラフィール先生」
セルクが笑いながら、沈黙を破る。その言葉をきっかけに部屋の空気は一変し、ラフィールも肩の力が抜けたような表情を見せ、笑い始めた。
「そうですねぇ。これはまだまだ、月さんをお傍に置いておくべき! ということでしょう。今後も末永いお付き合いを」
指導のし甲斐があると言いふっふ~んと笑うラフィールの顔色は瞬時に“講師”へと、変化する。
「ひぃっ! コワい~、怖いですよぉ! 先生」
そのラフィールの囁きに魔法訓練授業の厳しさを思い出す三日月は、震えた。
「あはは、どうやら冗談ばかりでないようで安心です、ラフィール先生」
「まぁ! セルク君、私の授業は厳しく真面目に……しておりますよ~」
(たまに悪戯もしますが~♪ うふふーん)
ラフィールは心の中では笑いながら、表情キリッと真剣に答える。
「申し訳ありません、ラフィール先生。まさか耳の飾りが、先生が私を護るためにかけて下さっていた魔法だったなんて……」
「いえいえ、気付かないままの状態でよくここまで無事に元気でいられたなぁと感心感心!」
三日月がシュンと謝る姿にラフィールは「お気になさらずに」と頭をよしよし~と優しく、撫でた。
「うぅ~、ありがとうございます。それにしてもラフィール先生、一体いつ? 私にそのような守護魔法をかけて下さったのですか?」
「それはぁ……」
一瞬何かを考える素振りをしたラフィールはセルクをチラリと見て、ひと言。
「ウフッ。秘密♡ ということで」
「えぇ~どうしてですかぁ!」
(ん? なぜ先生は僕を見たのだろう)
三日月のお願いになぜか嬉しそうに笑いふわふわっといつもの飛躍魔法で逃げ回るラフィールは不思議そうな顔をするセルクを横目に「お二人とも可愛い私の教え子です」と、小さく呟くのであった。
お読み下さりありがとぉございます♪
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~☆今回はこちら☾~
↓ ↓
第39部分
【31 文化交流会2日目~三人からの贈り物~】
ラフィール、ティア(バスティアート)、セルクの
三人、それぞれから三日月がもらった“贈り物”。
魔法勝負へ向かう彼女へ応援の気持ちが込められた
素敵なプレゼントでしたネェ~(*´▽`*)
実はここで月ちゃん、ラフィールから守護魔法を!!
※こちらのお話は加筆修正が進んで
おりませんので、読みづらい時は
申し訳ないないです~(;´▽`A``
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ご愛読いただき、ありがとうございます♪
また読み読み来てくださいネェ( *´艸`)




