閑話03 素敵な愛称は友達のしるし?
お読みいただきありがとうございますニャん!
♪こちらのお話は、読了時間:約3分です♪
(Wordcount1500)
「ねぇーねぇー」
「ん? どうした、ティル」
太陽は優しい声でティルに、応える。
「ねぇ~ねぇ~」
「あぁ、メルルも。どうしたんだ?」
真面目に聞こうとするがメルルも訴えるような目で、見ているだけ。
「「ねぇー! たーいーよぉ~ん」」
ガシッと両側から腕を掴まれた太陽はますます不思議な顔で可愛い双子ちゃんを、交互に見る。
「うぉっと、お前ら一体どうしたんだ?」
真面目な表情でメルルが、言う。
「うみゅ! にーにー」
どういうことだ、と眉間にしわを寄せながら一生懸命に考える。
「えー……あぁ! “兄ちゃん”ってことか?」
「「ちっがーぅんだよぉ」」
大きく首を振り今度はティルが、言う。
「うにゃ! にんにん」
この辺りで会話の聞こえていたラフィールやセルク、そして三日月の三人も顔を見合わせ、首を傾げた。
先程よりも深いしわを眉間に寄せながら考え込むこと一分。結局、太陽は「分からんぞ!」と、可愛い双子ちゃんに降参の合図を出す。
それを聞いたメルルとティルは大喜びであの日(文化交流会一日目)の続き――追いかけっこを始めた。
「「にっひひぃー♪ 太陽は“にゃんにゃーん”」」
その言葉に太陽の耳は“ピクッ”と動きやっと、状況を理解する。
「それは~、まさか……?」
テテテッてけて~♪ と二人はラフィールの後ろへ隠れ、一言。
「聞いて聞いて~ラッフィ!」
「やっほやっほ~教えるよ!」
太陽は相手が尊敬する“ラフィール先生”ということもあり、近付けない。
「これーい! メルルちゃん、ティルちゃん?」
ただ優し気な口調で二人を呼ぼうとするが――。
『『コショコショコショ……』』
「ほぉ! なるほど、そういうことでしたかッ!」
二人から聞いたラフィールは面白そうに「謎が解けました」という顔で太陽へ、にっこりと笑顔を贈る。
「あ、いえ~その……ラフィール先生?」
「うっふふ、やはりメルティの表現力は素晴らしいです!」
(なぜだ? なぜそんなに、喜ばれていらっしゃるのだ!?)
「せ、先生……あの――」
「「わっはぁーい♪ たーいよー、たーいよー、にゃんッにゃん♪」」
説明しようと言いかけた太陽の言葉を遮る、可愛くキャピキャピな声。
その楽しそうな二人と一緒に精霊たちもキラキラと飛び始め美しいラフィールの部屋がさらに明るく、輝きを増していく。
「月、これは? どういうことなのだろうか」
「あぁ……えっと。実は――」
メルルとティルの言う「にゃんにゃん」の意味が全く理解できないとセルクは、紅茶のカップを片手に三日月へ理由を聞いていた。
先日の三人追いかけっこの一部始終をずっと見ていた三日月は双子ちゃんの言う『にゃんにゃん』が何を表現した言葉なのか? もちろん、分かっていた。
「あぁ、なるほど。それで“にゃん”。フフ、それは素敵な話だね」
三日月からの話を聞いたセルクはこれまた楽しそうに、笑う。その姿に気付いた太陽が、側に来る。
「おいおいーセルク! お前まで笑うなんてひどいぜッ!!」
「あぁ、ごめん! しかし、これはまた素晴らしく……フフ」
いつも以上に笑いしかも表情豊かで楽しそうな顔をして話す、自然体のセルク。それを見たラフィールは「あら♡」と嬉しそうな声を上げ両手を口に当て、心の中で呟いた。
――セルク君。彼らとは本当のお友達に、なれたのですね。
感慨深くセルクを見つめるラフィールの後ろにいた、双子ちゃん。
太陽に見つからぬようサッと三日月の所まで、移動する。
「そうだ! 元はと言えば……三日月ちゃんよぉ、お前のせぃやぞ」
「うッ!! え、えへへ。でも太陽君、二十二歳には全然見えないよぉ?」
三日月は「良い愛称! 似合ってる」と、笑う。
その口調はいつも太陽に揶揄われているお返しだと、言わんばかりであった。
(>ω・)きゃぴきゃぴ♡
昨夜……152話更新後にふと、
「ゆるっゆるなお話、描こっかなぁ♪」
なぁんて思って、ふわふわふわ~っと
書いちゃいました(笑)
こんな感じの菜乃ひめ可でしゅが(´▽`*)
今後ともよろしくお願いいたします♪
本日もお読み下さり、ありがとうございましたぁ。




