111 父と母
☆彡お知らせ☆彡
『星と月の願いごと』を
お読みくださる読者様へ。
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いつもご愛読いただきありがとうございます。
悩んでおりました、タイトル変更について。
☆新タイトル( ..)φ☆
『月世界の願いごと
~奇跡の花は煌めく三日月の夜に咲いて~』
こちらに変更しようと思いマシュ♪(/ω\)キャー
(やっぱり『願いごと』は残したかったなの!笑)
♪次話投稿時より、変更したいと思いまする!
今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。
菜乃ひめ可
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お読みいただきありがとうございます(*´▽`*)
♪こちらのお話は、読了時間:約5分です♪
(Wordcount2800)
「あーっはっはっは!! こりゃあ~早とちりもいいとこだ!」
「だって、だってね! こないだの文化交流会で、私ね」
「「あぁ~♪ 聞いた、聞いた」」
三日月が深刻な顔で話そうとしたが、両親は楽しそうに答え軽く受け流される。
それからしばらくして、少し落ち着きを取り戻した三日月。愛する父と母に泣いてしまった理由を「退学になるのか? それで二人は呼ばれたのではないのか?」と話す。
するとそれを聞いた父、雷伊都はまた大きな口を開け大笑い! そんなことあるはずないだろうと言うと、三日月は父の大きな腕にガシッと包み込まれた。
そしてライトは、三日月の母であり自分の愛する妻である望月をちらっと横目で見ると、また笑い始めた。
「あらぁ、こちらを見て何か言いたげですわね? ライトさん」
そう言い望月は、ライトのにやけている顔を薄~い細~い目でジ~っと見つめている。するとその視線に慌てて「いやいや大したことじゃないんだ」と、ライトは三日月の頭を優しく可愛がるようにナデナデしながら答えた。
「ふ~ん」と少し、頬を膨らます望月。それをどうしたの? と、心配そうに見る三日月。ライトは頬を赤らめ、なぜ笑ってしまったのかを話し始めた。
「いやぁ~そのなんだ。そういう考え込んで早とちりしてしまうところが、望月によく似ているな~、やはりお前たちは仲の良い母娘だな~と。そう考えたら幸せで胸がいっぱいになってなぁ。それで、うっかり笑ってしまったのだよ」
「まぁ! ライトさんたらッ……」
それを聞いた望月は「それならそうと、早く言って下さい!」と、嬉し恥ずかしそうな表情に変わる。
そして二人は三日月を間に見つめ合う。そして可愛い愛娘のホワイトブロンド色の美しい髪を、ぐしゃぐしゃ~ナデナデ~♪ 三日月は、いいようにされている気がしてならない。「私、ここにいるのですが?」と言いたいくらいに。
いつまでも仲良しラブラブ幸せな両親で良かったなぁと思いつつ、いつもいつも三日月は「ついて行けなぁい!」と思うのだった。
今はただひたすら無意識に、三日月の頭はモシャモシャにされている。
「あのぉ〜お父様ぁ、お母様ぁ? そろそろ」
(私の髪をぐしゃナデ~モシャッとしている手を、止めてください!)
三日月は、心の中で呟く。
「おっと! これはすまん、我が子が可愛すぎて。んあっはっは」
「ホントだわ! ごめんねぇ三日月。あらやだぁ~、髪が乱れているじゃない!! これから大事な御方とお会いするのに」
(いや、待って! この髪は二人のせいなのにぃ)
「……もぉ、ぷんぷんだ」小さく抵抗する三日月。
急いで髪を直そうと手を頭にあげた瞬間、望月が優しくその腕に触れる。穏やかに、そして静かに。先程とは違う緊張感のある空気に、周りも変化していった。
「三日月、久しぶりにお母さんが綺麗に結ってあげます。ゆっくりしていて」
――「これから大事な御方と……」
そう言っていた母、望月の言葉が三日月の頭の中で繰り返されている。退学ではなかったが、やはり何か大きなことがあるのだ、何かが起こるという見えない重圧を三日月は感じ始めていた。
「ねぇ、お母様」
「ん~? どうしたのぉ?」
三日月は望月の手により、髪を丁寧にとかし結われ、いつも自分ではあまりしない髪型でセットされていく。
「後でね、後でいいから。もう一度ね、ギューしてほしいの」
その言葉に優しく微笑む望月。可愛い娘である三日月のお願いに、もちろん驚きなどしない。大切に育ててきた“大切な三日月”。
「もちろんよ、甘えんぼさん」
母の返事に満面の笑みで喜ぶ三日月。
この部屋が起こしている煌めきの効力だろうか? 母の瞳に映るその美しい愛娘の表情は、まさに女神のようだ。
「さぁ、出来たわよ♪」
三日月は持っていたコンパクトミラーを取り出し、アップされた髪と自分の姿を見て驚く。
――か、可愛い!!
「すごい……私じゃないみたい」
「我ながら上手に出来ました! うっふふふ。まるでお姫様みたいだわぁ」
まとめ髪は気品溢れ、顔はメイクをしたように艶やかに仕上がっていた。そう、どうやら望月は何かの魔法をかけていたのだ。
「おかあ――」
三日月が、特別な何かをしたのか、と聞こうと話したその時。ラフィールの声がふわっと聞こえてきた。
「ご準備が出来たようですね。では改めまして――セレネフォス=雷伊都様、望月様。そして、三日月様。本日は御足労いただきありがとうございます。心より感謝申し上げます」
(ふぇ?)
「いえいえ、こちらこそ。本日はこのような機会をいただき大変光栄に存じます」
(そうだ、そうだった! 今日って一体何があるのだろう?)
「すまんな、こっちの都合で」
(お父様が、珍しくかしこまっている?)
「とんでもございません。この件はこの月の王国、ルナガディアにとって最も重要とされることでございますので」
「そうですわね。あっ! あらあら? ところでラファエル、あなた羽が……」
「申し訳ございません望月様、この世界で持つ呼び名はラフィールでございます」
(どういうこと? ラフィール先生がラファエルって? あとそうそう! 羽も何、なにぃ? なぁにぃ~?!)
ここでもうすでに訳が分からない三日月は、頭の中がはてなマークでいっぱい。情報は複雑化し、混乱状態になっていた。
「まぁまぁ! この部屋の中ならどちらで呼んでも問題なかろう、な!」
――――「えぇ、構いませんよ」
ハッ……。
三日月はどこかで聞いたことのあるような、とてつもなく甘くて、優しくて、柔らかい声に一瞬で惹かれた。
「おっ! 来たな~遅かったじゃないか」
「随分とご無沙汰しておりました。娘がお世話になっているのに、ご挨拶にも行けず申し訳ありません」
ライト、そして望月と話す口調は、いずれも顔見知り……というよりも、とても親しい関係に聞こえるその相手。
「何をおっしゃいますか、望月様。こちらから出向くべきものを」
(甘い、優しい、とても綺麗な……こ、え?)
「――まさか?」
声が聞こえた方へと視線を向けた三日月は、その甘い声の正体を確認して、驚愕した。
「三日月様、ご存知かとは思いますが。私ラフィールより、今回の会議責任者をご紹介致しますね」
「あ、はぅ、え……ハイ」
「こちら当学園の魔法科最高責任者であり、魔法のラブレターの送り主♪ ロイズ先生で~す」
「ラフィ、楽しいのは良いのですが。ラブレターとは少々冗談が過ぎますよ」
それを聞いていた、ライトと望月は後ろを向き顔を隠すと、クスクスと二人で笑い始めた。
「ラファ……いえ、ラフィールは、相変わらず面白いですわね」
(お、お母様。お父様も? ロイズ先生とも仲が良いの?!)
「あのぉ、どうして皆様そんなに――」
すると、皆顔を合わせニコニコ。三日月だけが不満な顔で気持ちを隠せずにいた。するとラフィールが三日月の側へ寄り、耳元でそっと囁く。
「これから、お話が長くなりますよ! 月さん、覚悟しておいて下さいネ♪」
――うえぇ! どういうことぉ~?!
いつもお読みいただきありがとぉございます♪
『 関連のあるお話 』(/・ω・)/
~☆今回はこちら☾~
↓ ↓
第9部分【06 緊張】
三日月が特別校舎へと、行った時のお話デス~。
ではでは(*'▽')
次話より新タイトルにて頑張りましゅ!
今後ともお読みいただけると幸いです。
次話もお楽しみにぃ~んヾ(≧▽≦)ノ♪




