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《Blade Online》  作者: 夜之兎/羽咲うさぎ
―Free Life―
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人物の容姿の描写をこれからはしっかりしていこう……

 第八攻略エリア《ライフツリー》にある小さな料理店《鈴音亭》はその日、気まずい空気に包まれていた。集まったメンツに問題があるんだろうな、うん。

 

「…………」

「…………」

「…………」

「…………」


 そこには俺とカタナ、アストロのパーティーメンバー五人(パーティーの名前は『ラケット』。なんか現実で全員テニスをやっていたらしい)、そして《照らす光》のギルドマスターである栞とサブマスターである《雷神》ドルーア、そして幹部の《風姫》林檎、《水槍》七海ななみの四人、総勢十一人が集まっている。

 カタナはさっきからリンがだした料理をパクパクと食べているし、アストロ達は栞達を見てビクビクしているし、栞はムッとした表情で俺と目を合わせないし、ドルーアと林檎と七海は栞の様子を見てニヤニヤしてるし、いやどうしろっていうんだよ。

 取り敢えず誘ったのは俺だし、なんか俺が仕切らないといけない雰囲気だし、取り敢えず全員に自己紹介させる事にした。


「はーい、元《嵐帝》のカタナ君でーす」男。

「えっと……パーティ『ラケット』のリーダーをしている、カズヤです」男。

「お、同じく『ラケット』のアストロです! 有名な人達がこんなに集まって緊張してます!」女。

「『ラケット』のプチトマトといいます。よろしくです」女。

「『ラケット』のマウンテンです! よろしく!」男。

「『ラケット』のエッグ1です。よろしく」男。

「《照らす光》のギルドマスターの栞です。今日はよろしくお願いします」妹。

「サブマスターとドルーアといいます。よろしく」男。

「《照らす光》の林檎といいます。《風姫》、といったら分かる人がいるかもしれません。よろしくお願いします」女。

「《水槍》の七海。よろしく」女。


 

 うん、やめときゃよかったね。余計どうしたらいいか分からないよね。もう収集をどうつけたら良いかわからないよね。なんか、もうごめんなさい。

 事前にメッセージでどんな人が来る、とか皆に連絡したんだけどね、やっぱ無理があったよね。

 ……まあ一応、誰がいるのかは分かったと思う。うん、取り敢えずどんな容姿を説明できない人が大量にいるけど、取り敢えず置いておこう。うん。もっとこう、語尾に「っス」とか「にゃん」とか付ける分かりやすい奴がいればいいのにね。


「それでさ、アカツキ君。自己紹介も終わったところで説明してくれないかな? メッセージで《ブラッディフォレスト》の内部について詳しく説明してもらったけどさ。まだ出回っていない情報ばかりだよね。アカツキ君が知っている筈のない情報とか色々あるけど、どういう事かな?」


 よし、よくやったカタナ。どうやって話を広げようかと迷っていた所だったからちょうどいい助け舟だ。


「実はですね、」


―――――――――――――――


「へえ……それはびっくりだね。ふぅん……」


 カタナは俺が説明すると何かを考え込むようにして黙ってしまった。

 「へえ! だからなんですね! 第三回イベントまで貴方の情報が無かったのは!」とアストロが茶色のツインテールを揺らしながら、興奮したようにそう言う。さっきまで緊張してたみたいだけどめっちゃテンション高いな。メッセージで《二つ名》ファンと言っていたけど本当みたいだ。

 

「それで納得していただけたでしょうか?」


 森の情報は殆ど全てメッセージで伝えてあったので、それを簡単に口で説明し、《ブラッディフォレスト》を攻略するにあたっての、パーティーの編成についてを話す。

 ずっと一人で戦ってきたから上手く全員と連携を取れるか分からないが、出来る限り細かく決めた。


「えー、それでは皆さん、安全第一で行きましょう!」


―――――――――――――――

 

 《ブラッディフォレスト》へ向かう為、俺達は《ライフツリー》の森の中を列を作って進んでいく。最後尾アストロ達の相手はカタナがしてくれるようだった。アストロ達が興奮気味にカタナに色々な質問をぶつけて、それをカタナが得意げに説明している。ドヤ顔がうざい。

 その前で栞と林檎が何かを話している。やっぱり栞は俺と目を合わさない。林檎は俺を見て「うふふ」と笑っている。林檎、年下の筈なのに俺よりも大人っぽいってどういうことだ。恥ずかしい。

 そして俺は先頭でドルーアと七海に挟まれて歩いていた。


「それであれから栞とのメッセージのやり取りはどんな感じですか?」

「いやどんな感じも何も、ただ普通に。特別な事はないよ」


 とか、


「そういえば前にアカツキが試合してた時に栞見に行ったけど気付いた?」

「ああ、俺が無理矢理連れてったんですけど、仮面付けてたんですが」

「ああ……あれ栞だったんだ……」


 みたいな感じで二人して栞について色々話してくるから困る。栞との決着はまだしっかりと着いてはいないから。まあ栞との仲を仲介してくれてるんだろう。ありがたいと言えばありがたいが……。

 因みにドルーアや林檎、七海、そしてここには居ないが《炎剣》である、ところてん(男)の四人とはあれからメッセージで色々話している。四人とも俺と栞の仲を戻すために色々するらしい。中学から栞と仲が良かったという林檎には色々俺について色々話していたらしいし、七海にも色々相談していたとかなんとか。それをドルーアとところてんが聞いて、俺達の仲を戻そう、という話になったようだ。

 林檎の方は俺がまだ頑張っていた頃……の話を色々していたようだ。栞を襲っていた男達を殴った話とかな。

 引き篭っていたことも知られているだろうから、なんというか恥ずかしいな。後輩に色々してもらうのとか。俺は自分の問題だからって言ったんだが、栞のためだからとか言って聞かないし。

 後なんかよくわからないんだが、俺は昔七海と会っているらしい。全く記憶に無いんだが、何かから七海を助けたとか。ドルーアがこっそり教えてくれた。本人には内緒らしい。

 七海ねえ……。

 黒髪ポニーテールで目つきが鋭い。俺はこんな怖い目つきの女の子を一体どうやって助けたんだ。逆にこいつが人を襲ってそうなんだけど……。


 

 と、各々色々な話をしながら森の中を進んでいく。《隠密》を使っているお陰でモンスターとの遭遇も三回程度に抑えられたし、そこまでは順調だった。

 が、《ブラッディフォレスト》の入り口に到着したところで、問題が起こった。

 七人の黒い鎧を装備した男達が、《ブラッディフォレスト》の前に立ちふさがっているのだ。


「ありゃ《連合》の奴らですね……」


 ドルーアが険しい顔をして呟いた。

 《連合》。正式には《攻略連合》か。

 《連合》の連中は俺達を見ると、武器をこちらに向け、「止まれ!」と大声で怒鳴った。

 ……また面倒事の予感がする。

 

 

 カタナ。元《嵐帝》。灰色の髪と瞳を持っている。太刀装備。

 カズヤ。『ラケット』のリーダー。黒髪黒目の、何というか特徴がない人。大剣装備。

 アストロ。『ラケット』のメンバー。茶髪ツインテールで目が大きい。槍装備。

 プチトマト。『ラケット』のメンバー。黒の短髪。片手剣装備。

 マウンテン。『ラケット』のメンバー。黒髪で背が高い。片手剣装備。

 エッグ1。『ラケット』のメンバー。黒髪で無口。双剣装備。

 栞。《照らす光》ギルマス。妹。バスタードソード装備。

 ドルーア。《照らす光》サブマス。茶髪で髪がツンツンしてる。双剣装備。

 林檎。《照らす光》幹部。金髪お嬢様系。双剣装備。

 七海。《照らす光》幹部。目付きの鋭い黒髪ポニーテール。槍装備。


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