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大会戦を書くのが苦手だと思い知った。グダグダですいません。後何話かしたら次の章に入ります。

 ルークが突き出した盾に太刀をぶつけ、俺達はお互い後ろに弾き飛ばされる。地面を後ろに滑りながら、お互いのHP残量を確認し合う。

 あれから状況はあまり動いていなかった。攻撃が決まることなく、お互いにジワジワとHPを削り合っていく。俺のHPは残り四割、ルークは三割と言った所だろうか。どちらも既に半分を切っている。俺の方がHPは上だが一撃でも入れば一気に不利な状況に落とされる。それにルークはまだ切り札を使ってはいない。



 着かない決着に俺達の体力もそろそろ限界が近付いて来ていた。いくらシステムのアシストのお陰で現実世界よりは動けるようになったとはいえ、無限に動き続けられる訳ではない。

 お互いに息を切らし、相手の隙を油断なく狙う。

 睨み合ったまま数十秒が経過する。俺から攻める気はない。突っ込んでいってカウンターを喰らえばそれでおしまいだからな。

 そして、痺れを切らしたルークが動いた。小さく息を吸い、勢い良く突っ込んでくる。




くる(・・)




盾を前に突き出し、俺が回避不可能なま間合いまでほぼ一瞬で入り込んできた。スピードには自信が合ったんだが《イベント》に出る連中を見てると自信が無くなりそうだよ全く。

 そしてルークの盾がスキルの発動によって光る。


「終わりだ」


 既にルークの盾は《ステップ》で下がっても間に合わない程近くまで来ている。勝利を確信したルークは笑みを浮かべ、そう宣言した。

 今まで受けた俺の攻撃の全ての半分の威力を持つ攻撃。避けようにも既に間に合わず、防ごうにも威力が高すぎて防ぎきれない。

 ならばどうすればいいのか。



 強烈な威力を持つ盾が無抵抗の俺に正面からぶち当たった。そして俺は後ろに吹っ飛び、残りのHPを全て失う――――そうなる筈だとルークは思っただろうな。

 

「は?」


 ルークの盾を受けた俺の身体が掻き消えた・・・・・。そして視点が大きく移り変わり、一瞬でルークの背後に移動する。何が起きたか理解できないルークの背中を思い切り太刀で斬り付ける。後ろからの衝撃で俺が移動した事を知ったルークは慌てて振り向こうとするが、そうはさせない。


「終わりだよ」


 さっきの意趣返しにそう宣言し、もう一度太刀を振ってルークの残りのHPを全て削った。

 俺の勝利が決定し、『うおおおおおお』と観客席から大きな歓声が上がる。この大勢の中にリンもいるんだよな。どこにいるか分からないが、俺はリンに向けてやったぞと言うように拳を大きく上げる。

 もしかしたら、栞もこの中にいるんだろうか、なんて頭の隅で考えながら。 

 ああ、そういえば俺仮面してたな。描写が無いから仮面をつけてる事すっかり忘れてたぜ。次の試合、仮面付けようかどうか迷うな……。もう殆ど仮面を付ける意味が無いんだよな……。


 「負けたよ、暁君」


 ルークが苦い顔をしながら近付いてきてそういった。ルークの身体は既に転送の光に包まれている。


「このイベントが終わったら君に会いに行く。そこで色々話させてくれ」

「分かりました」

「それにしても負けるなんてなぁ……。最後のは何だったんだ……?」


 ルークの攻撃を避けた技。そう、みんな知ってる俺の切り札の一つ、《残響》を使っただけだ。防御も回避も出来ない時にはもってこいの稀少レアスキル。これが俺の勝算だった。もっとも、成功するかは賭けだったが。手の内を晒す事になってしまったが仕方ない。《残響》を使わなければ確実に負けていたのだから。

 それにしてもかなりの量、スタミナを消費するから連続して使うのは不可能とはいえ、《残響》ってまさにチートスキルだよな……。

 《流星》はこの試合を見ていただろうか? 俺は流星の試合を一度も見てないんだが次の勝負、大丈夫か? まあ俺がここに来た目的の半分以上は《不滅龍ウロボロス》の奴に一言言う為だったから、ほぼ目的を達成出来たと言えるが。でもまあ……ここまで来たなら優勝したいよな、うん。

 

「秘密ですよ」

 

 ニヤリと笑い、ルークにそう返す。ルークはふふっと面白そうに笑うと、「準決勝頑張ってね」と言って消えていった。ルークさんは見た目二十代前半だ。最後に浮かべた年上スマイル的なモノにドキッとしたのは気のせいだと思います。


 こうして俺はルークさんに勝利し、準決勝に進んだ。話す約束を取り付けた《不滅龍ウロボロス》だが、リンに会わすのはやめておこうと思う。リンは表面上元に戻ったとはいえ、まだ心には傷が残っている筈だ。リュウの生前聞いた話では自分達を保護してくれた大人のプレイヤーや、保護された他の子供達をPKされている。仲間も兄も殺された彼女の心の傷は俺が思っている以上に深いと思う。だから、今はまだ会わせる訳にはいかない。いつか、自分の傷を乗り越えられたら、その時、また考えよう。



 



そして、準決勝。



 いつもよりも激しい歓声の中、俺と《流星》は向き合う。


 《流星》は高校一年生くらいの女の子で


 《流星》は流れる様な黒髪と白い肌を持っていて


 そして《流星》は俺の妹だった。

 

 

 

 

 

 

伏線の貼り方が下手な自分です。バレバレでしたよね。

次回は遂にアカツキVS《流星》…と思いきや、栞のサイドストーリーになります。ごめんなさい。





アカツキ(リュウ達を保護したっていうその大人の人、ロリコンじゃね?)

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