表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/217

〜真実と邂逅〜

「コーラルはこっちに来い!」

 トーマが叫ぶ

「わかったっちゃ!」

 コーラルはトーマ達と合流し四人になり、門が開く


 ――Aランク魔獣が四十……いくら騎士団が強くても処理出来るのか?――


「シュンカさんビッグレグスト四十って騎士団だけで対処出来ますか?」


「…………死者が出る可能性はある……」


 ――守れるが死者は出るだろうということか――


「シュンカさんここは任せて下さい、騎士団と街をお願いします」

「……しかし」

「シュンカさんが戻るまで時間稼ぎます」


 トーマがシュンカを説得していると、兵士が報告に来る

「シュンカ様!どんどん増えています!何者かが「ラーダー」に乗り大量の魔石で誘導しているようです!」


 ラーダーとはアースでいうところの馬にあたる

ラクダのようなコブがあり、競走馬のような筋肉がある動物、単独で乗るとかなり早い


――あの魔獣をおびき寄せれる大量の魔石だと!……まさか!?――


「シュンカさん早く行って下さい!」

「……わかった!戻るまでくれぐれも気をつけてくれ!無理は絶対するな!」


「トーマっち……それってウチらが集めた……」


 ――ミミとグリムか――


 門の外には手足を拘束され興奮し発狂しているズークが横たわっている


「早く解放しろ!こんな事が許されると思っているのか〜!」ズークが吠える


 しかしトーマ達の視線は別の方を捉える

「いよ〜また会ったなぁ!トーマ!」

 そこには緑色の髪に学ランを着た男が立っている


「グリム……ミミが誘導か?」

 

「おお〜そういう事だ!」

 

「グリムん!帝国兵だったの?」

コーラルは悲しそうな目でグリムを見る


「……トーマくん達が初依頼で一緒に戦ったっていう方なんですね……」

 エリィは独り言のように言うがトーマはそれに頷く


「じゃあその人を解放してくれ!」

 

「ブツが先だ!そこの可愛い女が持って来い!」

 グリムがトーマはそこに居ろと命じる


「ウチ?」

「テメーじゃね〜!……まあテメーも悪くねぇが……っていうかそもそもテメーは呼んでねぇだろが!」

 グリムは少し顔を赤らめて突っ込む


 ――……グリムやっぱ憎めないヤツだ……――


「エリィ……グリムは女性に手を出すような奴じゃない、ゆっくり時間かけて向こうに持って行って」


 トーマは優しい声音でエリィに言いつつスーツケースを手渡した

 エリィは頷き、グリムのほうにゆっくりと持っていくとスーツケースを持ったまま質問する


「中身が本物か確認しなくていいんですか?」

「オレにはわかんね〜からな〜どうやって分かんだ?」


 ――……エリィ時間稼ぎしてくれてる?……大丈夫かな〜――


 エリィは中身を取り出すと、ケースの上に置き魔力を少しずつ込めていく


 八咫鏡(やたのかがみ)一見(いっけん)鏡には到底見えない、円盤型の鋼の塊に装飾が彫られているだけだ

 少しずつ円盤が光始める、鏡という要素が無かったはずが円形に反射する部分が浮かび始める


「このように鏡が本物なので人質を解放してもらえますか?」

「おっおお!じゃああのオッサン連れて行け!」

 エリィは横たわるズークの縄を解くと、ズークは重い足取りで逃げるようにトーマの後ろに隠れる


 エリィもゆっくりとトーマのほうに戻って行くと

「何をしている!鏡を奪いかえせ!貴様はそのためにいるのだろう!戦え、三対一だぞ!」


 ――自分は頭数に入ってないのね……クズだね〜……ズーク……ずーく……くずークだ!――


「いや〜そんな予定ないんですよ、人質の安全を最優先してますから」

 トーマは戦う意思はないと言う


「なんだと!グリディアの国宝だぞ、用途はわからんが大事なものだ!帝国なんぞに渡せるか!戦え、命令だ!」


 その時、南口の門が閉じた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ