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厄介者としてパーティーを追放されたので勇者を殺してみた ~【シナリオチャート認識】+【データ改竄】で異世界を謳歌する~  作者: 結城 からく


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第44話 ムカイの考え

 黒魔導士の可能性について想像を巡らせていると、当人が真面目な顔で話題を切り替える。


「勇者パーティーの祝福を減らし切る計画はあるんすか?」


「いくつかの案はあるが、具体的な流れは考えていない。あまり綿密に組みすぎると、予想外の展開に対応できなさそうだからな」


「大雑把っすね。失敗しないか心配になりません?」


「失敗したらまた挑戦するだけだ。別に取り返しが付かないわけでもない」


 意外そうな様子の黒魔導士に平然と答える。

 失敗を恐れたら何もできなくなる。


 世の中、完璧超人など存在しないのだ。

 誰だって成功と失敗の繰り返しである。

 努力や才能や運によって比率は左右されるが、これに不平等だと叫ぶ暇があるなら試行回数を増やすべきだろう。


(失敗は成功への布石だ。何も恐れることはない)


 この世界にはゲームと異なる要素が点在する。

 脳内のシナリオチャートも過信できず、いきなり見知らぬルートが増えたりする。


 もっとも、不条理を楽しむくらいでいなければやってられない。

 諸々を覚悟の上で、俺は勇者パーティーと敵対した。

 多少の困難が立ちはだかったくらいで諦めるつもりは毛頭なかった。


 そんな俺の意見を聞いた黒魔導士は感心した顔になる。


「ムカイさんは前向きっすね。性格は悪いですが」


「後半は余計だろ」


 俺は即座にツッコミを入れる。

 性格の悪さは否定できないが、改めて指摘させると黙ってはいられないのだった。

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