セナが求めてくれるから
体が熱くなってきて、セナをもっと感じたくなった私は、息を荒くしながら、セナにギュッと抱きついた。
「せなぁ……もう、一回、しよ」
そして、セナが私の舌から血を飲むのをやめて、息を荒くしながら離れたところで、私はそう言った。
「ます、たぁ……」
すると、セナは私のことを呼びながら、もう一度、唇を合わせてきて、舌を絡めてきてくれた。
今度は舌は噛まれなくて、ただ、舌を絡めあってるだけ。……だけど、さっきと同じくらい、頭がふわふわして、気持ちよかった。
「んっ」
呼吸がしにくくて、苦しい。でも、それでも、セナとこうしていたかったから、私はセナを求め続けた。
すると、セナも私を求めてくれるから、私は余計にセナを求める思いが強くなったのが自分で分かった。
さっきまで、水浴びすらしてないから、絶対臭いし、セナにやめて欲しかったはずなのに、そんなことも忘れて。
「ます、たぁ……我慢、しなくて、いい、んです、よね」
舌を絡め合うのをやめたセナが、息を荒くしながら、そう聞いてきた。
頭がふわふわして、上手く頭が回らない。……ここで頷いたら、絶対、女の子同士がしちゃだめなことをされるって分かってる、分かってるのに、私は息を荒くしながら、頷いた。
すると、さっきまで着てたはずの私の服が一瞬にして、下着と一緒に全部、消えた。
私はいきなり裸になったことにびっくりして、セナに抱きついてる力を思わず強めて、ギュッ、とセナに抱きついた。
服と下着が無くなって、裸になったことで、ただでさえセナに押しつぶされてた私の胸が、もっと分かりやすく、潰された。
「んっ、ますたぁ……もっと、もっと」
「あっ、んっ」
そして、セナは私にそう言いながら、さっきみたいに唇を合わせてきて、舌を絡めながら、遠慮がちに手を私の腰辺りにもってきて、少しづつ、下の方に伸ばしてきた。
私はどうしたらいいか分からなくて、力も入らなかったから、ただ、セナに抱きついたまま、体を預けた。
「ますたぁ、すき、です……」
そう言って、そのまま、セナは何故か下の服だけ消して、太ももを私の大事なところに押し当ててきた。
「んっ、せ、なっ……」
「ますたぁ、大好き、です」
私も好き。そう言いたかったけど、声が出なかった。セナが激しくしてきて、言葉を喋る余裕がなかったから。




