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おじいちゃん、いるよ
おじいちゃん、いるよ
妹とは4つ、年が離れている。
妹が生まれてしばらくしてから、祖父が死んだ。
だから、妹は、写真でしか祖父を知らない。
ある日、まだしたったらずな妹が、
「おじいちゃん、いるよ。」
と言い出した。
母が、
「え?どこにいるの?」
と聞いた。
ベビーチェアーに座りながら、妹は真っ直ぐに神棚を指さした。
その場にいた家族全員がギョッとした。
そしてまた、
「おじいちゃん、いるよ。」
と言った。
キャッキャと笑う妹の声だけが、食卓に響いた。
おじいちゃん、いるよ
妹とは4つ、年が離れている。
妹が生まれてしばらくしてから、祖父が死んだ。
だから、妹は、写真でしか祖父を知らない。
ある日、まだしたったらずな妹が、
「おじいちゃん、いるよ。」
と言い出した。
母が、
「え?どこにいるの?」
と聞いた。
ベビーチェアーに座りながら、妹は真っ直ぐに神棚を指さした。
その場にいた家族全員がギョッとした。
そしてまた、
「おじいちゃん、いるよ。」
と言った。
キャッキャと笑う妹の声だけが、食卓に響いた。