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幼馴染に赤い鎖でつながれている  作者: 中の人
#幼馴染に繋がれたい

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60/68

あとがき

 完結まで約二ヶ月間お付き合い頂き、誠にありがとうございます。

 今作も無事、エタらず事故や病気もなく最終話をお届けできたことに胸をなでおろしております。


 ※ネタバレ注意




 前作の完結から半年以上期間が空いてたのは構想と書き溜めに四苦八苦していたからです(20話くらいまで書いて全ボツにして書き直した)



・動機


 今作は普通の青春ものでいこうと決めておりました。

 性描写タグのわりにぬるいという前作の課題があったので、今作はがっつり書けて満足です。


 現代ラブコメだから前作みたいに下調べ地獄に陥らない! 今作は文字数も抑えてテンポよく! 過去作の舞台設定を下地にしているから話も広げやすい! これなら早く書ける!

 とイキっておりましたがぜんぜんそんなことなく産みの苦しみを味わいました。



・登場人物


 清白芹香……初?の陽キャ主人公です。陰キャ作者に陽キャが書けるのか不安もありましたが、今までにいなかったポジティブなキャラ付けなためわりと書きやすかったです。

 ヤンデレ一歩手前の激重愛情をナチュラルにぶつけてくるので『君こええよ』とたまに震えながら書いておりました。


 黒川紫苑……見た目子供で中身クールというギャップが好きで初期のキャラ設定はそんな感じだったような気がするのですが、途中からクーデレ設定が消えました。

 魔性の女っぷりが加速していったイメージが強い娘さんです。


 クラスメイトたち……大きく分けて紫苑の友人枠とバレーチームの子たちですかね。

 後者はバレーのエピソードを書くにあたって急遽作ったメンツだったのですが、わりとみんな書きやすいキャラになったと思います。尾花が個人的に気に入っております。


 柿沼さんと藤原さんはもっと紫苑との絡みを書きたかったのですが、恋人編ではほぼ出番が無かったのが心残りです。クラスメイトの中では藤原さんがいちばん早くふたりの関係に勘付きそうですね。


 メイン2人の家族……今回登場人物がやたらと多いのでまとめて書きます。紫苑パパはいろいろ切ない過去がある人ですね。

 料理は紫苑に教わって上達しているので、そのうちお弁当も1人で作るようになってちょっと寂しい気持ちを紫苑は覚えそうです。


 続いてフリーダムな清白家ですが、エリカは名前候補を『なずな』にするかで迷いました。結果的に猫の名前になりましたが。

 出番はそんなにありませんが、あまりいないタイプの姉キャラなので気に入ってます。


 なずなちゃんは初対面の相手にもモフらせてくれる人懐こいおばあちゃんです。

 お母さんは序盤と終盤にのみ登場する極端な出番の人です。芹香に似て茶目っ気があるお方ですね。お父さんは全然出す機会がなかったですね……ごめん。


 お店の人たち……イナバさんは知り合いがモデルです。厳しい上司役として出す予定だったので、不快なキャラ付けでないかバランスに気を使いました。真面目な働きぶりが評価されて、数年後は昇進していそうです。


 スギムラくんやコモリさんはほぼ使い捨てキャラで終わってしまった……

 スギムラくんはいちおう、何年か後もあのお店で副店長としてやってる設定があります。

 最終回のみの登場となるコバヤシさんはいつの間にか生まれた人でした。紫苑と特に仲良くなれそうですね。


 過去作のあの人やあの人……1作目からB視点のサトウさんと店長、2作目から学生時代の上里パイセンと神川さんがゲスト出演しております。

 主役を食わない程度の出番に留めたのですが、店長はもう少し出してもよかったかなと。A視点の人が住むアパートは芹香の家の近くに建っているという裏設定があります。


 神川さんは動かしやすさから、サブキャラの中ではいちばん出番が多くなりました。

 もとの作品ではモブレベルの登場頻度なため、彼女を覚えている人がどれだけいるのか気になるところです。演劇部関連でなにか書きたかったところですが没に終わりました。



・今回の謎こだわり


 1話3000字以内にまとめるという縛りを設けておりました(過去形)

 終盤は区切るよりまとめて発表したほうがいいという判断から文字数ぶっちぎってます。もう4作目になるのに未だにお話の引き算が下手です。


 あと、今回の登場人物の名前or名字は植物が関係しております。

 最初は色縛りでいこうか迷ったのですが(主人公カップルの名字的に)すぐにネタ切れになりそうなのでやめました。


 ちなみに、今回のエピソードタイトルは本文中から抜粋する形でつけております。

 サブタイ考える手間が省けるので楽かと思いきや、話に合った一文を探す手間がありました。


・次回作について


 百合なのはいつも通りですが、たぶん次は殺伐とした内容になりそうです。(変わる場合もあり)それか短編の構想がちょっとあるのでそっちを出すか迷うところです。



・おわりに


 完結へとたどり着いたことに、心からの感謝を申し上げます。

 それではまた、いつか。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 作品内の時間は高一春から夏と半年満たずですが、とても濃い内容でしたw 主人公二人のうち特に紫苑は足掻きながらも自信をつけていく姿が良かったです。また恋が成就してからの欲望制御に苦しんだりす…
感想一覧
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