あとがき
あとがき
はじめましての方、はじめましてこんにちは。
おひさしぶりの方、おひさしぶりですこんにちは。
雪華散りゆき夜叉となりて…(以下雪華)の作者のフランスパンです。
大変長い道のりでございましたが、今ここで、一つの男女の物語が完結居たしました――。
ここまで来られたのは、この作品を読んで下さった読者の皆様のおかげで御座います。本当にありがとう御座います。
龍久と雪の物語はここで完結となります。
思えばこの二人の出会いなど、龍久が川でどんぶらこする事に始まり、いろんな事があったりなかったりしましたねぇ。
登校中にパンを咥えてぶつかった時など、熱くたぎる物がございましたねぇ(笑)
この作品は最後で分かりますが、龍久が書いた日記……自叙伝なのです。
彼岸と志願の境で見た、二人の子供、あるいはその子孫に当てた手紙と龍久は言っておりますので、その様な物なのでしょう。
この作品が龍久の手紙なのですから、作品内での誤字脱字だって龍久のせいになるはず! つまり全て龍久のせい(笑)
ここまで来れば深くは語りますまい、この物語はもう終わったのですから。
しかし終わったのはこのお話だけです。
折角すそ野を広げたのですから、もちょっと書きたいですねぇ(笑)。
葛葉やら玉藻やら妲己やらの陰陽師達のその後の話や、明治時代になってすっかり様変わりした藤田君や虎道君、江戸お留守番組のその後などなど……、作者の妄想は進むばかりで御座います。
しかしこの物語はあくまでも雪華、この辺りで筆をおかせていただく所存でございます。
繰り返しになりますが、この物語を最後まで読んでくださった読者の皆さま、本当にありがとうございました。
この辺りで筆をおかせていただきます、またいつか別の作品でお会いしましょう。
フランスパン
おわり




