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魔狂獣ファイル 〜その3〜




◯スーフェン


 全長4.5m 体重730キロ


 身体を瑠璃色に染めた、昆虫の幼虫のような魔狂獣(ゲブ・ベスディア)

 全身の体表に水ぶくれの発疹のような毒袋をいくつも持ち、これが破れると非常に高い揮発性のある猛毒液が滲出する。個体ごとに毒の成分も異なるため、出現のたびに解毒剤を作り直さなければならない。戦闘能力は低いが非常に厄介。


挿絵(By みてみん)




◯アレクサンドラ


 身長5.2m 体重940キロ


 四足歩行の魔狂獣(ゲブ・ベスディア)。頭を2つ持っており、それを上下に並べて生やしている。ケルベロスの"縦バージョン"。

 現状、もっともヒトに近い容姿を持つ種類であり、その顔つきは人面そのもの。また、人類のように個体によって顔立ちが全く異なるという特徴を持ち、男のようだったり女のようだったり、あるいは赤ん坊か老人のようだったりする。


挿絵(By みてみん)




◯オーパル


 身長8.4m 体重192トン


 全身を茹で上がったカニのような真っ赤な甲殻で包んだ、節足動物型の魔狂獣(ゲブ・ベスディア)

 巨大な鋏を両手に備えており、そのパワーは鋼鉄をも容易く破断する。でっぷりとした下半身からはムカデのような細かく短い足が無数に生えており、これで地面を滑らかに移動することができる。よってその鈍重そうな外見に反し、意外に素早い。


挿絵(By みてみん)




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