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機械の神と救世主  作者: ローランシア
第二章 始まりとやり直し
28/38

028 さやかとソフィア


 俺たちはエルト帰還の報告とさやかの紹介を兼ねて陛下とソフィアに会いに行った


「おぉ! 救世主様! ご無事でしたか!」

「司様! おかえりなさいっ!」


 陛下とソフィアが笑顔で出迎えてくれる


「夜分遅くすみません。陛下。ソフィア。エルトに無事帰還した報告に参りました」

「東条様! わざわざ部屋にご足労いただいてお気遣いありがとうございます」

「司様っ、ご無事でなりよりですっ。? そちらの方が司様の妹様ですか」

「ああ。俺の妹のさやかだよ。ソフィア」

「」


 さやかがソフィアに見とれて呆けてしまっていた


「さやか?」

「えっ? あっ? はっ! 初めまして!? 兄がいつもお世話になってます!

 あっわっ私は「東条 さやか」って言います!」

「はいっ、よろしくお願いします。さやか様。エルト国第一王女「ソフィア・エルト」と申します」


 ソフィアが花の咲くような笑顔でさやかにニッコリと笑いかける


「わぁ本物のお姫様だ。はい。よろしくお願いしますほぇ~~~すっごい綺麗。

 あ~~~、あ~~~~。この笑顔の癒し効果すごい幸せな気持ちになる顔がぽわわーんとしてくる私も光合成できそう」

「だろ? 俺が太陽とか天使とか言ったのもわかるだろ」

「うん翼と頭に輪っかつけたらホント天使だね。もうなんか神々しささえ感じる完全に負けたわぁ。勝負しようとかそんな気が起きないくらい綺麗。

 私、容姿には結構自信があったんだけど自信が木っ端微塵に粉砕されたわ後、確かにおっぱい大きい」


「まあ、司様。太陽だなんて! うふふふふっ」

 ソフィアが俺の腕を抱きながら寄り添ってくる


「でも、尚更わからなくなったんだけど。ソフィアさん? あの、質問いいですか?」

「はい? なんでしょう? さやか様」

「あのソフィアさんみたいな綺麗な人がなんで、おにーちゃんを?

 おにーちゃん一般人ですよ? あの、お姫様だったら王子とかと結婚とかするんじゃ」

「司様は別の世界からこの世界へいらっしゃって、

 無関係のこの国、この世界の為に毎日厳しい修行をされて。私達をお守りくださっているんです。

 そんな司様の誇り高い生き様に惹かれまして」

「えおーにちゃんが世界の為に修行? えっ? どういう事?」

「ああまだ言ってなかったな。この世界はなゲームの世界みたいに魔物がうろつく世界でな?

 街の中の治安も悪くてとても物騒な世界なんだよ。だから魔物と戦うために修行して強くなろうとしてるところだ」

「えええええっ!? 魔物!? なにそれ!? 魔物と戦うってそんな危ない事してたの!? おにーちゃん!?」

「えっ、危ない? あぁそうだな。うん、まあ」

「そうなのです。この世界は魔物がいるだけでなく、「破滅の王の軍勢」という輩が、各地の村や街を攻撃して人々を苦しめているんです」

「っ! だっ! 大丈夫じゃないよねそれ!? えっ、怪我とかしないの、それ……!」

「大丈夫じゃないから、俺達みたいなのが必要なんだよ」

「っ!? ちょっとおにーちゃん! 体見せて!?」

「ちょっ!? さやか!?」


 さやかが俺の服の袖をまくりアルテミスとの戦闘時に受けた矢の傷痕や、修行で負った怪我の傷痕を見て顔面蒼白になる


「こっ、これ何? おにーちゃん」

「魔物とかと闘ってできた傷の痕だ」

「なんで、おにーちゃんがそんな危ない事してんの」

「俺は救世主だからな」

「きゅ、救世主。それってあのシスターさんやみんなが私に言ってた?」

「そうだ。さやかもこの世界に呼ばれた救世主だな」

「それおにーちゃんじゃなかったらできない事なの? 誰か代わりにやってくれる人はいないの?」

「誰かに変わってもらえる事じゃないんだよ。俺達「救世主」は世界を救うのが役目だ」


「なんでなんで、おにーちゃんがそんな怪我してまで頑張らなきゃいけないの!?

 そんなのおかしいじゃん! ねえ!? ソフィアさん!? おにーちゃんじゃなきゃダメなんですか!? ソレ!」


 いつの間にかさやかが涙声になっていた


「そうですよね。そう私も思います。さやか様。

 ですが、それでも私達の為に世界を平和に導こうと、懸命に尽力してくださるのが司様です」

「っ! そんなの。そんなの知らない!! ソフィアさん達の世界の事でしょ!? 自分達の世界の事は自分達でやってよ!

 おにーちゃんを危ない事に巻き込まないで! ねえ!? おにーちゃんじゃなくてもいいじゃない! おにーちゃんがやらなくても誰かが何とかしてくれるって!」


 さやかが俺の腕を揺らし涙声で訴えかける


 その言葉にソフィアが何も言い返せず顔を伏せ口を閉じる


 いつか誰かが何とかしてくれる

 その考えで今まで来てるから、追い込まれてるんだよ


 


 俺はさやかに腰を降ろし、さやかの腕を持って目を見て話しかける


「さやか……? 聞いてくれ」

「ぐすっ何?」

「俺な。この世界に飛ばされて無一文で放り出されて、その日食べる者も着るものも、もちろん住むところだって無くて。

 正直これからどうしよーってすげー困ってたんだ。そんな時さ、陛下が衣食住を用意してくれてスゲー助かったんだ。

 もちろんそれだけじゃない。俺はこの世界にきて間もないけど、いろんな人に良くしてもらってるんだ。

 マキナもそうだし、陛下、ソフィアにレティシア、俺の身の回りを世話してくれる傍仕えさん達、

 俺の部屋のベッドメイキングや部屋の掃除をしてくれるメイドさん達。俺らにうまい飯を作ってくれる料理長。

 俺の提案を聞き入れてくれて国でできる事を考えてくれる貴族の皆さん。

 仕事を手伝ってくれて、よそ者の俺の話をちゃんと聞いてくれる騎士団長。俺の仕事を手伝ってくれるレイザーって人もいる。

 俺はこの世界にきてまだ一か月くらいしか経ってないけど、これだけ多くの人と知り合って世話になってる。

 たった一か月くらいの付き合いだけど、俺の大切な人達なんだ」


「誰かが何とかしないと、いつまでも哀しい悲劇が繰り返される事になる。その結果生まれるのは哀しみと憎しみが蔓延する歴史だ。

 俺にそれを止められる力があるのなら何とかしたいんだ。俺の大切な人達が安心して暮らせる世界にしたいんだ」


「「司様」」

「」


「っ。ぐすっ。もぉ。おにーちゃんはさぁ、そういうところが女落とす行動だってわかってないんだよぉ!

 そんな風に覚悟示されたら何も言えないじゃん」

「わかってくれたか。ありがとう」

「一つだけ約束して」

「約束?」

「絶対死なないって約束して」

「ああ。俺は絶対死なない。約束する」

「あとできたら怪我あんまりしないで」

「わかった。できるだけ怪我しないように頑張る」

「じゃあ。いい。おにーちゃんは約束破った事ないから、信じる」

「ああ。絶対に守るぜ。その約束」


≪さすが妹さんですね。マスターの事よくわかってます≫

 だろ? うちの妹は最高だろ

≪ええ。最高に可愛い妹さんです≫


「おい、東条さやか様にお部屋を用意しろ。それと皆さんに食事の準備だ」

「ハッ! 直ちにご用意いたします。失礼します。皆様」


 陛下の専属傍仕えさんが一礼し部屋を出ていく


「ありがとうございます。陛下」

「ほっほっほ! とんでもありません救世主様! アルテミス様に続いて四人目の救世主様のご協力を願えるのです。

 私どもに出来る事であれば喜んでご支援させていただきます」


「ところで、救世主様?」

「「「はい」」」

「ああ、すみません、東条さやか様?」

「あっ、はっ、はいっ!?」

「東条様ああ、東条司様と苗字がおなじですので、私も「さやか様」とお呼びしてもよろしいですか」

「あっ。はいっ!? どうぞどうぞ! !」

「ありがとうございます、さやか様。楽にしてくださって結構ですよ。ここをご自分のお家だと思ってくだされば幸いです」

「は、はいどっ、どうも!?」

「ありがとうございます。陛下」

「ほっほっほ! いえいえ! お気になさらず」

「うふふっ。司様? お気になさらないでくださいな。いずれここが本当の家になるのですから」

「ねえ? おにーちゃん? ちょっと聞いていい?」

「なんだ?」

「私とソフィアさんとレティシアさん誰が本命なの?」

「ソフィア」

「あ、うん。だよね。そうだと思ってたけどさ」

「うふふふっ。もう、司様ったら!」

「ふっ。まぁいいですよ。いずれその座は譲ってもらいますから」

「ホホホ! レティシアさんはあり得ない事を夢想するのがお好きなようですね?」

「くぬ~~~~~~っ」

「でも! 私おにーちゃんを好きな気持ちだけはソフィアさんに勝つ自信ある! なんせ八年分だし!」

「あらあら? 司様。これはどういう事でしょう?」

「えっと……、さっきね? さやかから告白されてさ、受け入れる事になったんだ」

「司様。再三お聞きしますが、司様の一番は私ですよね……?」


 ソフィア!? さやかにガンつけながら言うのやめようよ!?

「そうだよ。俺はソフィアが一番好きだよ」

「うふふっ。それが聞きたかったんです。それなら私も認めますわ。うふふふふっ」


 一瞬でいつもの花咲くような笑顔に戻るソフィア


「おにーちゃん? ソフィアさんって案外普通の人?」

「普通だよ。たまたま生まれたのが王家で、エルトの第一王女ってだけだ。俺らと何も変わるところはないよ」

「私急にソフィアさんに親近感が沸いてきたよ」

「そうか、ならソフィアとも仲良くしてくれよ?」

「それはどうかな」

「えぇ?」

「うーん……。おにーちゃんの一番はさっき言ってた通りソフィアさんでしょ? んで、ソフィアさんもおにーちゃんが一番と……。

 ……まあ、それは仕方ない。おにーちゃんの初恋だもんね。邪魔はしたくないし、おにーちゃんの意志を尊重するよ」

「ああ。ありがとう、さやか」

「うふふ。ありがとうございます。さやか様」

「私は二番の席をレティシアさんと争わなきゃいけないわけか。

 うん。レティシアさんなら勝負になる!」

「えっ!? そのおっぱいで勝負するんですか!? 勝負師ですね!?」

「おっぱいは関係ないでしょ!?」

「君ら陛下の前だよ!? そういう事話したらダメでしょ!」

「「はぁい。っ!? フンッ!」」

 レティシアとさやかの視線が重なり二人ともそっぽを向く


「陛下、失礼しました」

 俺は陛下に謝罪し、頭を下げる


「ほっほっほ! 側室同士が二番の座を争う事はよくある事です。お気になさらず。東条様」

「そう言っていただけると救われます。陛下」

「ほっほっほ!」

「側室? そうか。あの王様っ? ちょっとお聞きしたい事があるんですけどっ!」

「はい? 何でしょうか? さやか様」

「この国って何歳から結婚できるんですかっ」

「この国は男女共に18歳から成人とみなされ、結婚は18歳から可能です。さやか様」

「18! っし! ありがとうございます!」

さやかがガッツポーズした後陛下にお礼を言う


「あら、2年後に勝負なのかしら?」

「ふっ2年経ったら私のほうが有利ですよ?」

「あっ!? 今私の事「その頃、貴方はおばさん」って目で見たでしょ!?」

「やだなぁ。見てないですよー。あはははは!」


 こうしてさやかの紹介を済ませ、みんなで食事を取った後修行の為に部屋に戻る


 マキナ? セレスティアについてなんだが

≪はい≫

 セレスティアで次から召喚される救世主をアイちゃんに監視させる事ってできるか?

≪可能です。次の救世主召喚時から監視しておきます≫

 ああ。頼む。もしかしたら破滅の王達がまた現れるかもしれない

≪なるほど。囮にするつもりなんですね≫

 ああ、上手くいけば魔物を引き連れて村に着た時にとっ捕まえる事が出来るかもしれない

 後輩救世主には悪いがヤバい時には助けるって事で勘弁してもらおう。

 動きがあるまで俺は修行頼む。想像していた以上にヤバそうだ

≪そうですねそれでは今日からさらに厳しい修行にしましょう≫

 ああ! 頼む!


 マキナが次元の扉を開いてくれる


≪どうぞ、マスター≫

 ああ。今日も修行頼むぜマキナ!

≪はいっ≫


 いつもの草原に降り立つ


「さーて、今日は筋トレか? 魔物相手の実戦形式か? って? あれ? マキナ? どこだ」


 頭上からマキナの声が響いてくる


≪いえ、今日からは違います。実戦形式ではありますが。武器を出して構えてください≫

「わかった」


 シュン!

 短剣を出現させ構える


≪マスターのご要望通り今日からはさらに厳しく行きます。この訓練はマスターの実戦経験を増やすだけでなく、

 マスターの身体能力向上も視野に入れて行いますので相当厳しい訓練になる事を覚悟してください≫

「ああ! 望むところだ! ガンガン行こうぜ!」

 俺はその言葉に嬉しくなりテンションが上がり声色が高くなる


≪厳しい訓練の分見返りとなる得られるものも大きくなります。

 この訓練では普段の訓練時のような治癒の時間を無くし、自動でマスターの傷が治癒されるようになります。

 そしてマスターが受けた傷、私へ与えたダメージの大きさによってマスターの身体能力が向上していきます≫

「おぉ。そりゃすげぇな! ようするに戦えば戦うほど強くなるわけだ!」


 ハイリスクハイリターンなわけだな!


≪……なんで、そんなに嬉しそうなんですか。今きつい訓練をすると言ったのに……≫


 ブォン!


 言いながら次元の扉が開きマキナの姿が現れる


≪お相手をするのは私のコピー体です。

 コピー体ですのでもし倒しても私が死ぬわけではありません。なので遠慮は無用です≫

「コピー体ってマキナと同じ強さか?」

≪はい。同じです。私のコピーですから。重力もかけますね、せっかくなのでいつもより上げましょう500倍です≫


 マキナのその言葉を聞き、ニィっと口角が上がる


「……っ! ハハハ……! 無調整のマキナとかよ! そりゃありがたいね! 最強の機神様に直々に修行をしてもらえるなんて光栄だ!」

≪。やっぱりマスターは変わってます。私を相手にすると聞いて驚きもせずに嬉しそうにするなんて≫

「そりゃ少しは驚いたさ。けど、それってつまり、マキナが相手をしてもいいって思えるくらい俺が強くなってるって事だろ?」

≪……! ふふ……。そうです! それでこそ私のマスターです!≫


 マキナが嬉しそうな顔になる、その笑顔につられて俺も笑みがこぼれる


「ああ! 早くやろうぜ! マキナ!」

≪はいっ! では、行きます!≫


 マキナがミサイルを発射しながら後ろに跳ぶ


「っ!」


 ミサイルを斬撃で迎撃し爆炎と煙が俺を包む


 タタタタタタ!


「っ!?」


 なんだこの音! 何かが来る!? ヤバい!


 その音を聞いた瞬間その場から右へ跳び回避する


 回避し着地した場所にマキナが漆黒のスレッジハンマーを構え待っていた


「なっ!?」


 ブンっ!


 瞬時に短剣で受け止めるが衝撃を堪えきれず、受け止めた衝撃で地面に巨大なクレーターができ、吹っ飛ばされ地面に叩きつけられる


 ダンッダッ!


「く!?」


 っ!? ヤバい!


 目を開けると俺の上に飛び込みながらスレッジハンマーをマキナが振り下ろそうとして来ていた


 ドンッ!


 マキナがスレッジハンマーを地面に叩きつけると巨大なクレータ――ができる

 横転して回避し足の反動で立ち上がり短剣を構え直す


 やっべ、あんなのもらったら一発で死ぬぞ!


 短剣を構えた瞬間


 タタタタタタ……!


 さっきは爆炎と煙で見えなかったが、アサルトライフルか!


 近距離では近距離武器、相手が距離を取れば、即座に武器を変えて遠距離武器に切り替え追い打ちをかける


「っ!」


 マキナから放たれるアサルトライフルの弾幕を短剣の斬撃で斬る


 キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン

 キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン

 キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン

 キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンッ!


 弾丸をしのぎきった瞬間、目の前にマキナの顔があり短剣を振り下ろしてくる


 っ!?


 速ぇ!


 キンッ!


 ギリギリで見切り短剣で受け止め、ギリギリと火花を散らしながら鍔迫り合いになる


「やるねぇ! さっすが最強の機神様!」

≪ふふふっ! マスターと遊ぶの楽しいです≫

「ハッ! 遊び、ね。そんな事言えなくなるかもよっ!」


 ガッっと押し返しマキナと俺が後ろに跳躍し距離を取り、気合を入れて着地と同時に地面に刺す!


「っ!」


 ズッゴゴゴゴゴゴゴ!


 マキナに向けて地面を抉りながら衝撃波の波が襲う


 出来た! レイザーさんのに比べたら大分ショボいけど!


≪じゃあ、こちらも!」


 ゴゴゴゴゴゴゴ! !


 マキナから力場が発生され、地面を抉りながら直線に巨大な衝撃波が進んでくる

 俺の衝撃波を消し去さりさらに加速し向かってくる


「っ!」


 俺はマキナの発生させた衝撃波に腕をクロスさせ走り込み高く跳ぶ


 空中から! 上からの攻撃はどうだ!


 上からたたき込むようにマキナに短剣を振り下ろすが


 キンッ!


≪甘いです≫


 マキナはいつの間にか短剣に持ち替え、軽く受け止めそのまま腕を薙ぎ俺ごと吹き飛ばし地面に叩きつける


 ドガッ


 ダンッ!!! ダンッ!!! ダッドッ!


 レイザーさんの大剣に吹き飛ばされた時以上のダメージを受ける


「カハッ!? くっ!? ぺっ! っ!? ゴボッ!?」


 べシャッ!


 血の塊を吐き出し、口の中の血を吐き出しスッキリさせる


 パンッ!

「よっ!」


 ブルブルと震える足を叩き喝を入れ、足の反動で起き上り短剣を構える


 腕を軽く振っただけでこれかよ。こりゃすげぇ力だ。

 さっすが、最強の機神様! こうでなくちゃな!


 ニイっと口角を上げ笑いがこみあげる


≪大丈夫ですか? 足に来てるんじゃ?≫

「まだまだぁ! ガンガンいくぜぇっ! 見てろよ。マキナより強くなってやるからな!」


 俺のその言葉にマキナが一瞬目を見開き驚いた顔を見せた後、マキナが口角を上げ嬉しそうな顔で口を開く


≪……っ! ふふ……!はいっ……! マスターなら絶対できますっ!≫

「ああ! やってやる! 絶対勝ってやるからな!」


 俺たちは頬を緩ませ、お互いに向かって走り出した────


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