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ショートショートクッキング!!
『玉子・その1』
「あら、玉子きらしてた。」
「大丈夫、まかせて。」
「じゃ、お願い。」
「はい、今朝の目玉は、お新香だよ。」
「そう来たか。」
『玉子・その2』
「今朝は、ご飯だけ?」
「そうよ、玉子欠けご飯。」
「くっ、苦情は、はくまい。」
『玉子・その3』
「とうとう、ご飯すらなくなって、茶わんだけ!」
「今、こめといたから、たっぷり気持ちを、はいどうぞ。」
「どうしよう、この気持ちは、くちにできない。」
『ショートショートクッキング!!』
「レシピを紹介するだけで、ショートショートになっている、ショートショートクッキング!!」
「今回で二回目ですね、先生、よろしくお願いします。」
「はい、では、まず、みじん切りにした玉ねぎを、フライパンがアメ色に変わるまで炒めます。」
「えっ?」
「あっ!」
「・・・先生のほほの色が、見る見る変わりましたね。」
「うわーん、もお、おうち帰るぅ。」
「ハイハイ、大丈夫ですからね、先生。」
「ほんと?」
「ええ、こんなこともあろうかと、あらかじめ御用意してあります。」
「えっ、ちょっ、そのごっついやっとこでどうする気!」
おまけ
「後で、スタッフが美味しくいただきました。」
「ちょ、先生やめ、それ、パンはパンでも食べられないパンですから!」
次回は『郵便配達』です。




