表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日常日記  作者: 七宝しゃこ
80/180

新しい家族を迎える。

この間、地域の週刊新聞に、


『4月1日生まれのゴールデンハムスターのダルメシアン3匹(雄1匹、雌2匹)、くろくま2匹(雄雌1匹)譲ります。』


とあり、くろくま?と一瞬考え込む。

ゴールデンハムスターなのにくろくま……と一瞬考え込み、本棚にあるハムスターの本を引っ張り出すと、ゴールデンハムスターを出す。


前に飼っていた子竜ちゃんと麗朱ちゃんはジャンガリアン種のパールホワイト、元譲ちゃんと瑠璃ちゃんはブルーサファイアだった。

重さは測っていないが、多分50グラムほどだと思う。

ゴールデンハムスターは大きい品種で、その中にはダルメシアンやくろくま等がいる。

ジャンガリアンより小さいのは、ドワーフと言って、本当に小さい。

ドワーフは飼ってみたいが、小さすぎてうりゃぁと大胆につかむタイプなので無理かもしれなかった。


でも、くろくまも毛並みに艶があって、可愛い。

ダルメシアンは白地に灰色のぶちと言うか、黒い毛が所々でるらしい。

良いなぁ……飼いたいなぁ……。

犬は飼いたくても飼えないし、そうだ!実家に子竜ちゃんたちのゲージがある!


と、取りに戻り、思いきって電話をかけた。


「もしもし、あの、新聞を見た者なのですが……」

『あぁ。見てくださったんですか』

「あの。もしよかったら、譲ってください。えと、お迎えにいけばいいですか?」

『いいんですか?えと、家が、あのお寺の近くなんですよ。それより近くまで行きますね』


と、市内で一番有名なお寺の名前を告げられ、


「あ、私は、商店街の近くなので、もしできたら、駅の辺りでお会いできませんか?」

『えぇえぇ。大丈夫です』


と時間を決め、日曜日に待ち合わせの駅まで歩いていくことにした。




今日は暑い。

それに、日差しが痛い。

夏には地味に地獄の日差しにアスファルトを通っていく。

なるべく日陰を歩きながら、どんな子だろうとワクワクしていた。


途中、花屋さんに寄り、ミントの苗を二つとラベンダーの苗を買う。

ベランダの花がほとんど終わったので、防虫効果の高いハーブを育てようと思ったのだった。

それにミントはハーブティに出来るし、ラベンダーはポプリになる。

そして大葉(青じそ)の種を買って、駅に向かう。


予定は12時。

15分前に到着し、くるっと周囲を見回すと観光客が多かった。


日陰で人がなるべくいないところで待つものの、暑い……そして人が多い。


「暑いなぁ……大丈夫かなぁ。ハムスター」


しばらくして、車で来られた女性が、


「こんにちは。電話をくださった方ですよね?」

「はい。よろしくお願いいたします」

「あ、こちらの車に連れてきてるんですよ~。どの子が良いかと思って」

「あ、5匹いるんですよね」


と車についていき、ゲージを見た瞬間に絶句する。

漆黒のくろくま……デカイ( ; ゜Д゜)


「えと、この子は親……」

「いえ~。実はね?生まれてすぐに新聞に依頼したのに、出るのは3週間以上後だったんですよ~」


生後一月半のゴールデンハムスターは、ジャンガリアンに馴れた私には、本物のネズミにしかみえなかった……。

いや、ハムスターもネズミ。

でも、でかすぎる。

一瞬気後れしそうになるが、目の前には漆黒のくろくま。


「そっちは男の子なんですよ~。babyちゃん。かくれんぼしてる子がダルメシアンの模様の子です」


小さく切っていたタオルに隠れていた子を出してくれると、顔は白いけれど、白地に灰色のぶちの出たハムスターが出てきた。

くろくまは本当に端正な顔をしていたのだが、ダルメシアンは眠たそうにショボショボとさせた目が何故か、子竜ちゃんに似ていて、心引かれる。

女の子を見ると、くろくまの子はホッソリとした細面の美少女で、ダルメシアン柄の姉妹は、あまり柄は出ていなくて、ショボショボ目の子竜ちゃん似の模様の方が綺麗だった。

その為、


「すみません。二人連れて帰っていいですか?」

「良いですよ~。どのbabyちゃんがいいですか?」

「このダルメシアンの男の子とくろくまの女の子を」

「ゲージ大丈夫ですか?一月半でも子供が生まれるんですよ。この子達兄弟なんです」

「あ、連れて歩く携帯用のゲージを二つ持ってきていたので。でも、模様が違うのに兄弟なんですね?」


ダルメシアンの子を受け取りながら、聞くと、


「ダルメシアン同士では子供が生まれないんですよ~。で、ダルメシアンとくろくまのハーフです。なので、子供がほしいなら他の子を…」

「あぁ、そうだったんですね。私も多頭飼いは可哀想なので、一頭ずつ育てるつもりです」

「そうですか。良かったです。男のbabyちゃんは臆病と言うか潜り込んじゃうんですが、女のbabyちゃんはお転婆で、脱走犯です」

「そうなんですね。想像よりも大きかったですが、可愛いです。ありがとうございます」


2頭を携帯用のゲージに入れてお礼を言うと、帰りはハムスターの負担を考え電車で帰る。


そうして準備していたゲージに入れようとして、ジャンガリアン用の小屋と、ダルメシアンの子をエルシオン、くろくまの子にフェリシアと付けていたが、2頭を見つめ、小屋はいれないことにする。

小屋のサイズがジャンガリアンサイズでゴールデンハムスターだと身動き出来ない。


ついでに体重を測ろうと、100円ショップのふたつきの道具いれで測ると、エルシオンは122g、フェリシアは106gだった。

初日からエルシオンはくるくるの上で寝るために綿やいれておいたタオルを運び、運動をするときはそのまま走っていたので、


「くるくるを小屋にしない」


と3回ほど親子で綿の取り合いをしたが、途中でフェリシアがくるくるの下に潜り込み出られなくなったと、キュウー!と悲鳴をあげたので救出したりしていたら、城が出来上がってしまったので諦めた。


これ以上大きくならないように祈りつつ可愛がりたいと思う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ