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老々介護【刹那玻璃編】
「お母さん……お願いやけん、ご飯食べてや。ね?」
スプーンを口に運ぶが、口が開かない。
「だからね?兄ちゃんたちは子供や孫がおるけん。大変なんよ」
「……何でや‼又お前か‼お前のせいで、兄ちゃんがこんなったんか‼じいちゃんは‼」
「お父さんは去年亡くなったやろ?それよりも……」
「皆呼んでこい‼はよ‼」
「来てくれる訳なかろうがね……」
娘は何もない家を見回して嘆く。
財産は全て、生前分与として持ち去られていた。
書いていてずしっとのし掛かる事に、今更ながら頭が痛いです。
リアルすぎ、涙が止まりませんでした。
刹那玻璃『親子』【結末】です。
情けない……。




