夢があった……
小さい頃に将来の夢は、作家。
お花屋さん、お菓子屋さん、御姫様と言う女の子達や、
ウルトラマン、正義の味方、ガンダム‼
と言うなかで、言った。
本当の夢は、叶うと信じていたから。
夢を叶えたかった。
沢山の知識を得たのも、本を読んだのも、私の夢を叶えたかったから。
料理も裁縫も、家庭菜園だって将来のため。
掃除だって、洗濯も、ちょっとした豆知識も、
おばあちゃんの知恵袋っていうものだって、
将来に役立つため。
夢のため。
あとは、もっともっと努力をすればいい。
誰にも負けないように、頑張っていけば……。
作家歴は書き続けてきたと言う歴史なら、物心ついた頃から。
作文を表彰されたのも小学校一年生。
でも、文章を読む漢字は覚えても、
心情をふかくまで読み解けないと、国語の塾に通った。
中学校の時のコーラス部で、音楽の言葉の意味、表現力を教わった。
高校の時の文芸部で、言葉の強さ、時には言葉は武器になる。
誰かを傷つける凶器になると知った。
学ぶことが知識が増えることにも繋がった。
それが楽しく、益々創造が楽しいと思えた。
現実はどうだろう……。
書ける幸せは、どう変化したのだろう。
私は幸せを書けない。
恋愛なんて初恋レベルだ。
ゲームで好きなキャラ攻略で、
「キャァァ~‼子龍くんが言ってくれたよ~‼」
で喜んでいるレベルである。
こんなはずじゃなかった。
作家になりたかった。
でも本当は、幸せになりたかった。
幸せ……それは、自分だけでなく、
家族や友人や、親戚に近所の人、
同じ学校の人、同じ町の人、国の人……全部。
とてつもなく欲張りな夢。
憧れた人が、マザー・テレサだったから、
ジャンヌダルクだったから、
平和を、幸せを……願った。
苛められ、逆に仕返しもした。
だからそれも恥じた。
だから、戦争もなく幸せを願った。
その道筋に、結婚か、もしくは出家も考えた。
夢は遠くに、瞬く星。
私の星を見つける燕は、もういない。
ここにいるのは、心身弱った病人




