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日常日記  作者: 七宝しゃこ
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今日は土曜夜市。

今日は土曜夜市。

私たちの地域では、六月の最終土曜日から6回夜市が行われる。

昔はギチギチに屋台がひしめき合っていたが、最近は金魚、めだか、ヤドカリ釣りや、ヨーヨー釣り、と言った定番から、ハンドメイドのお店などがあり、昔と違い幅広くなったなぁと思っていた。

私はほぼ買うことはないが、1回目にメダカをすくい、それからは、その日の気分だがかき氷を食べて帰る。


そして、今日はかき氷をどれにしようかなぁといくつかのお店の中で安いお店を探していると、ライオンズクラブのボランティアバザーをやっていた。

食器とかがいっぱいあるのと、バッグやタオルの箱などの中になぜか、ハリネズミのぬいぐるみがあり、ふと取ってしまった。

最近、ペンネームのせいかハリネズミが飼いたい自分だったりする。

ちなみに、取ったぬいぐるみの体はクリーム色の合皮、そして背中はボアである。

すると、法被を着たおじさんが楽しげに笑った。


「それを手にした人は、好きな値段を言って買わな行かんのよ〜お姉ちゃん」

「へ?これはなんですか?」

「CDを入れるケース」

「可愛いのに、使わないですね。最近は」

「そやろ〜?安するわ」


おじさんが言うと、ハリネズミと並べて置いてあったタイかどこかのお土産で、4匹のニャンコさんの尻尾がピンっと立った置物が気になった。

木彫りで、首に鈴が付いていて、花柄がなんとも素朴で可愛い。

猫好きでは断言できないが、最近は猫グッズが多い。

可愛いなぁ。友人にあげようか。

二つあるし……


「これいくらですか?二つください」

「あー、ごめんなぁ、これ、一つ取り置きなんや。それに、元がこれ高いらしいわ」

「そうでしょうね。千円くらいですか」


すると、別の女性が、


「せっかく欲しがってたのに取るなんて、豚さんの置物と、そのハリネズミと、猫で300円で良いでしょ。はい、三百円」

「えっと……」


一応手にしていた500円を渡すと、


「300円よ」

「は、はい、出します」


慌てて小銭を出す。

すると、袋にその三つとお守り用のひょうたん鈴を入れてくれた。

そして100円で山になった上に練乳をつけてくれたイチゴのかき氷を食べながら、ほくほくと帰った。




で、当然、CDをほとんど捨てた自分に必要なのは、可愛い物入れだと、ハリネズミの中の薄っぺらいCDケースを全部切り捨て、ぬいぐるみの横にD字の金具を縫い付け、小さい小銭入れを入れた。


「たくさん入れなきゃ良いんだし、満足〜」


と肩に下げる紐をつけながら今日の出来栄えに満足した。

CDケースをバッグにする。

可愛いもの好きにはたまらん再利用である。


「ふふふっ。今日でボランティアは一旦終了だから、八月はテディベア作るぞ〜。本を売るぞ〜。家片付けるぞ〜。まずは明日は行くぞ〜。はりりんバッグと共に!」


とニマニマと笑ったのだった。

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