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死体もどきの公爵令嬢  作者: 秋雨ルウ(レビューしてた人)
第二章 夢見る死体が行く先
25/45

勝つために必要だったもの

 --------

「結局、最後はあの二人を倒した方が勝ちってことなのかしらね」


 状況は煮詰まりつつある。私とこいつが埋設した地雷にはまる敵グループを着実に仕留める中、赤グループの二人は堂々と裏山を練り歩き、襲い来る白グループを確実に仕留めていく。お互いに数を減らしていく中、トップ4だけはその牙城を崩さぬままここまで生き延びていた。


「ドロテさん、今何人生き残っているのかしら」


「赤は2、白も2だと思います」


「流石に貴方でも把握しきれていないわね……」


「赤は相方を打ち漏らすことが多いので、倒してる人数が把握しにくいんです。戦闘中のアナウンスを聞き逃したこともありますし、正確な数は……」


「確かにそうね。でも、赤があの二人なのは確かだわ」


「ええ、それは間違いなく」


 白グループは徹底してペアの二人を確実に仕留めてきた。指揮官がいない中での遭遇戦なのであくまで偶然だとは思うが、例の二人以外は確実に数を削っておきたいという思いは全員同じだったのだろう。誰もがそう思うくらい、あの二人はあまりに強すぎた。


【赤グループ、1点。カロリーヌ&ファブリスペアが獲得しました】


 恐らくこれで、2対2だわ。悲鳴の大きさからして、それほど遠くない。もうやるしかない……!


「ドロテさん、私達が勝てる見込みがあるとしたら、地の利を活かした上での奇襲だけよ。恐らくあの二人は、この先にある拓けた場所での決着を望むはず。でも堂々たる決戦に持ち込まれたら、もう手が付けられなくなるわ。ここ一帯に攻撃魔法の魔法陣を複数枚貼っておいて。速度と連射力重視の魔法でお願い。隙を突いて、死角から私が襲うわ」


「魔法陣と言っても、紙とインクがありませんよ?」


「あるわよ」


 そう言うと、あいつは体操着のポケットから、使いかけのインク瓶と数枚の紙を取り出した。くしゃくしゃになっているが、魔法陣を書けないほどではない。


「負けた生徒から奪っておいたの」


 ……呆れるほどの抜け目なさだ。確かにルール違反ではないが、やっていることは死体漁りと変わらない。ご令嬢がやることではないわね。


「セーレ様、あなたは公爵令嬢より野盗がお似合いですね」


「誉め言葉と受け取っておくわ。さあ、勝ちに行くわよ」


「当然」


 不思議だ。一々腹が立つし、イライラも収まらないのに、こいつと戦うと負ける気がしない。それだけこいつの事を倒すべき最大の敵として認識している証拠だろう。


 こいつは私が()()。最強だか王子だか知らないけど、あんたらには譲らない……!!




 --------

【赤グループ、1点。カロリーヌ&ファブリスペアが獲得しました】


 一体、これで何人目だ。敵を討ち、討ち漏らしを討つ。必死になって戦っている内に、白グループが2人討つ。これの繰り返しだ。


 だが確実にお互いに数を減らしている。少なくともこちらの残存兵力は僕とカロリーヌ嬢だけのはず。転じて向こうは……セーレとドロテ嬢の二人だろう。あの二人は最後のアナウンスでも名前が挙がっていたから。


「殿下、いよいよだと思います。どのようにして彼女達と戦いますか?」


 カロリーヌ嬢が少しだけ不安そうにこちらを見た。既にカロリーヌ嬢には分かっているのだろう。僕は個人的な戦力で見れば上位だとは思うが、指揮官には向かない。むしろ迂闊な動きを彼女によって抑制される形で、どうにか自爆を防いでいるような有様だ。


 情けない話だが、鍛錬ばかりで実戦経験を稼がなかった報いを受けているな。カロリーヌ嬢の方が余程経験豊富だろう。


 ならば、僕はあくまで一人の戦士として、対等な目線でカロリーヌ嬢と戦うしかない。共に戦える仲間と言えば、今は彼女しかいないのだから。


「広い場所に出よう。ここでは遮蔽物が多すぎて、あの二人にとって有利だ。見晴らしの良い場所で二人を待ち受ける」


「そうですね……私もそうするしかないと思います」


 地雷を警戒して身体強化の魔法を切りつつ、可能な限り足音を消して歩いていく。……が。


「……っ」


 革袋に充填されている水音が、ちゃぷちゃぷと音を立ててしまう。これまでは気にならなかった小さな音が、最終局面となると気になって仕方がない。あの二人がもし近くに伏せていたとしたら……水音など一切させずに、ただ待ち受けているとしたら。


 緊張と恐怖でどうにかなりそうだ。


「殿下!」


「!?」


 カロリーヌ嬢に突き飛ばされた僕は、その方向にさらに飛んだ。僕とカロリーヌ嬢の間には数本の矢が刺さっている。ただし、実体のない炎の矢……火矢フレイムアローだ。くそ、待ち受けるつもりが彼女たちの動きの方が早かったか!


「待ち伏せか!」


「殿下、耳を澄ませてください!身体強化を耳に集中させて!」


 次々と襲い来るフレイムアローが、カロリーヌ嬢の剣によって尽く払われていく。通常の火矢と比べても遜色のないどころか、むしろ発射時点からトップスピードであるはずの火矢を、彼女は初めから飛んでくる場所が分かっているかのように打ち払っていく。あまりにも簡単に落としているように見えるが、十分過ぎるほど神業だ。


 刀身をあまり晒さずに抜剣しては逐一納剣しているのは、恐らくダマスカスの刃を直視しすぎないようにするための、彼女なりの工夫なのだろう。しかし納剣というタイムラグですら必要な儀式に思えるほど、彼女の剣技は完成している。


 カロリーヌ嬢が味方であることが、僕にとって最大の幸運であったことを噛み締めつつ、僕は身体強化の魔法を発動させた。今のところ僕とドロテ嬢だけが出来る、身体強化魔法の部位特化。それを耳に集中させて、周囲に注意を凝らした。


 目を瞑り、様々な音を聞き分けていく。火矢が放たれている方角の根本からは、軽やかな足跡が響く。恐らくドロテ嬢が動きながら、無数の魔法陣を起動させているのだろう。木の上を移動しているとは思えない凄まじいスピードだが、近付いてこないのであれば敵ではない。セーレだ……セーレを探さねばならない。


 カロリーヌ嬢が数度目の抜剣をした時、鞘走りの音に紛れて左後方から、わずかに水が揺れる音がした。


「左後方!!」


「なっ!?」


 僕の声に反応したカロリーヌ嬢が、火矢を打ち払った剣をそのまま左後方に向けて斬りはらった。咄嗟に体をよじって避けたセーレだったが、あまりの剣速に避けきれずに左脇腹を斬られてしまった。それを見て誰よりも動揺したのは……カロリーヌ嬢だった。


「セ、セーレさん!?」


 剣の感触で何があったかわかったのだろう彼女は、あろうことか剣をしまい、セーレに駆け寄ろうとしてしまっている。くそっ、二人の友情が仇になるとは!!


「早く革袋を斬れ!」


「あっ!?」


 だが一足遅かった。光魔法の中では初歩に当たるライトの魔法が僕らの目の前で炸裂し、光が収まった時には既にセーレの姿は消え去っていた。恐らく木の上から様子を見ていたドロテ嬢が、咄嗟の判断で目くらましを発動させたのだろう。前期試験の時もそうだったが、彼女は目の前の状況に対する対応力が非常に優れている。


「ど、どうしましょう……!斬ってしまいました……セ、セーレさんを!わ、私の剣で!!私がッ!!」


「落ち着けカロリーヌ嬢!減点通知が無い以上、彼女のあれは致命傷じゃない!傍にドロテ嬢も付いている、セーレは大丈夫だ!」


「で、でも!?でもッ!!」


 カロリーヌ嬢がこうも取り乱してしまうなんて……!これは落ち着かせるのに時間が必要だな……!




 --------

「はあ……!はあ……!」


「セーレ様、しっかり!見た目よりも傷は浅いですから!」


 それでも出血は多く、とても今すぐ戦闘に復帰できる状態じゃない。内蔵までは達していなくても、どこか太い血管を切ったのかもしれない。なんてことだ……こいつがこうもあっさりと斬られてしまうとは……!


 こいつが気配を完全に断っていても、革袋に入った水音を完全に消すことまでは出来ない……そのどうしようもない部分を突かれたのだろう。最強娘を前に出して、殿下は索敵に徹したんだ。


 誤算だった……!まさかここまであいつらがチームプレーに徹するとは!何故か追撃はされなかったけど、あれはほぼ確実に敗北、戦場だったなら殺されていた場面だわ……!


「さ、さすがね……火矢を打ち払いつつ、殿下の死角を突いた私を迎撃できるなんてね……まだ、あの二人を甘く見過ぎてた……!ぐぅ……!」


「どうしますか、セーレ様。……リタイアしますか?」


 正直に言えば、リタイアは絶対にしたくない。だがここでこいつを無理させれば、相手の大幅減点だけでなく、抑えられなかった私まで減点されかねない。勝てなかったのは残念だが、白グループで一番上手に戦って、得点を稼いだのはたぶん私達だ。ここでリタイアしても成績に大きな影響は無いはず。


「……っ、ねえ、悔しいと、思わない……?」


「何がですか」


「私達……まだ、カロリーヌさんとしか戦ってないわ……殿下には、指一本触れられてないのよ……!?」


 ギリリと歯を鳴らした公爵令嬢の手は、震えていた。痛みにではなく、悔しさによってであることは私にも分かった。


「せめて……せめて、私にも魔法が使えたら……!!あなたと一緒に魔法を使って戦えたら、あの二人にだって、負けないのに……!」


 魔法が使えるこいつと戦えたら。……悔しいが、それは私も同感だ。きっとこいつにわずかでも魔力があれば、もっと広い視野で作戦を立てることが出来たはずだ。




『私が平民でなければ……!!あいつらが貴族じゃなければ!!』




 認めたくない。絶対に認めたくないけど……こいつと私は、何もかも全然違うのに……どこか、似ている。


「……リタイアするわ。次こそは勝つ……!」


 次こそは……そう言いつつも、声からは無念さを滲ませていた。


 駄目だ!こんな形で終わらせちゃいけない!私とこいつが負ける時は、()()()()()()()()()()()()()


 私は残っていた一枚の紙に生命力譲渡の魔法を乱暴に書くと、全神経を集中させてこいつの腹部に押し当てた。


「やっぱりリタイアは無しです!傷が治ったら、またやりますよ!!」


「ド、ドロテさん何をやっているの!?もう殿下達は移動してしまっているわ!そんなことしたって勝ち目は――」


「黙ってッ!あなたは勝ち方だけ考えてればいいんですッ!」


 あいつの当然の疑問を無視して、私は何も考えずにただ魔力を送り込んだ。


「ここでリタイアしたら、きっと次もリタイアする!勝てない理由を探してのリタイアなんて……そんなこと、させない……!」


「ド、ドロテさん……?」


「私達は、まだ、戦える……!!」


 体の中に残っていた魔力と生命力がごっそり失われていく。こいつの体力と傷をほんのわずか回復させるためだけに、私は自分の力では座っていることさえまともに出来なくなってしまった。


「はあっ……あっ……」


「ドロテさん!!ど、どうして!?」


 駄目だ、腕一本動かない。でも、こいつのお腹の傷はちゃんと治ったみたいね。……この魔法、ほんっと割に合わないわ。


「まっ……たく、気に、入らない……!」


 こいつのことも、こいつを癒して満足しかけてる自分も、全部。


「な、なにが?」


「あなたが、悔しいって、言ったんですよ……!?あの人達に、せめて傷一つつけないと、気分悪いでしょ……!」


 腕が動けば、こいつの胸倉を掴んでやったのに。こいつが自分から、私の腕を胸に押し当てる必要なんてなかったのに。くそ……忌々しいやつ……!


「どうですか……?いい手は、浮かびましたか……?」


「……っ」


 ははっ……浮かぶわけないよね。2人が1人になっただけだもの。


 あーあ……結局、私が意地張って、こいつを元気にしただけで終わりかぁ……。










 諦めかけたその時、私の視界の端で光るものが見えた。


「ねえ、何が光ってるんですか……?」


「え……!?」


 あれは……生命力譲渡の、魔法陣?魔法陣が光るのは、近くで魔力を放っている人間がいる時だけだ。私の魔力は空……ま、まさか!?


「それ、もしかしてあなたが光らせてるんじゃ……!?」


「……わ、私が!?」


 だが、あり得ない。こいつは死体もどきと呼ばれるほど魔力が無い人間だ。自分から魔力を生み出す力は無い。じゃあ、あり得るとしたら……でも、そんなことって……!?


「ドロテさんだわ……私の身体に、ドロテさんの魔力が残ってる……!」


 ……ははっ、笑える。要するにこいつの身体が空っぽだったから、一欠片の魔力も入っていないから、私があげた魔力がちょっとだけ残ってるってわけ?どういう皮肉よ、全く。


「でも、そんなささやかな魔力じゃ使い物になりませんね。多分魔法一発分……やっぱり私達じゃ彼らには勝てな――」


「いえ、勝てるわ。これなら勝てる!」


 あいつは私の両手をもう一度掴むと、希望で目をキラキラと光らせながら私に宣言した。


「あなたがくれたこの魔力があれば、私はあの二人に勝てるわ!ドロテさん、やっぱり勝つためには、あなたが必要だったのよ!」




 --------

「どうです?落ち着きましたか?」


「は、はい……ご迷惑をおかけして、申し訳ありません」


 なんとか拓けた場所まで移動して、カロリーヌ嬢を落ち着かせた僕だったが、これは結構重症かもしれない。思えばもっと早くに気付くべきだった。この娘はセーレに依存していると言ってもいいほど、厚い友愛感情を抱いている。セーレのために身体強化魔法を封じる程自分を犠牲に出来る彼女が、セーレを斬ることなんて出来るはずが無かったのだ。


 これは僕の失策だ。カロリーヌ嬢の強さに甘えず、僕が前に立つべきだったのに……!




「カロリーヌさん!殿下!」


 そんな僕らの前にセーレが現れた。信じられないことに、カロリーヌ嬢が斬ったはずの脇腹は、傷跡一つなかった。ど、どういうことだ!?彼女には治癒魔法が効かないはずだ!?


「セ、セーレさん!?」


「……模擬戦闘は、まだ終わってませんわ!二人とも立ちなさい!()()()()()()()はここであなた達二人を倒して、決着を付けます!!」


 ……本当に不思議な子だ。どうやったか分からないが、とにかく君は再び僕らを倒すために立ち上がったのだ。


 彼女はあの不格好なナイフを抜いて構えた。身体強化も使えない、魔法陣を書けても魔法が使えない彼女では、どうあっても僕らには勝てないだろう。それでも君は諦めない。魔力が無くとも、勝ち筋を探して戦い続ける。


 そんな君だからこそ、僕は君に恋をしたのだ。


「カロリーヌ嬢。ここでへたり込んではセーレに失礼だ。……やろう、最後まで」


「……はい!セーレさん、今度こそ確実にその革袋を斬ります!!」


 カロリーヌ嬢の目に力が戻り、あの冷酷な光が宿った。恐らく今の彼女は、腰の革袋を斬ることに全神経を集中させている。相打ちになったとしても、僕が残っていれば赤グループが勝つと信じているのだ。


 ドロテ嬢がこの場にいない事だけが気がかりだったが、カロリーヌ嬢を相手に接近戦が望めない以上、魔法陣を使っての遠距離支援しか出来ないだろう。先ほどと違ってこの一帯は拓けているから、仮に矢や魔法が飛んできたとしても目視からの回避が可能。不可視の魔法衝撃では距離が空きすぎてて当たらない。


 さらに設置されていたフレイムアローは既に僕の手で鹵獲してある。手間暇を掛けて書いたであろうあの魔法陣を、今から書く時間も無いはずだ。


 つまり、こちらが負ける道理は一つも無い。セーレ、ドロテ嬢……この勝負、君達では勝てないぞ!! 


「行きます!!」


「はいっ!!」


「来い!!セーレぇぇぇ!!」








 --------

 地面を這いずってその戦闘を見守っていた私は、この時の光景が信じられなくて、今でも思い返す時がある。


 殿下が放った牽制のフレイムアローを、あいつは横に跳んで地面を転がりながら避けた。身体強化が使えない人間が魔法から逃げるためには、こうする以外に方法は無い。連射されていたら終わりだったが、あいつは迫る最強女を殿下の射線上に置くことで、これを避けた。


 その最強女の剣が腰の革袋に伸びた時、自分の左腕を盾にしてこれを防ぐ。当然腕を斬るわけにはいかない最強女は寸前で剣を止めたけど、今度はそれを見越していたかのように躊躇わずに剣筋を変え、革袋に突きの一閃を放つ。その速度はフレイムアローのそれを遥かに凌いでいた。ほぼ同時に、射線を確保した殿下が放ったファイアアローも革袋に向かっていた。


 一瞬の攻防。でもその時、私達は確かに見たのだ。




 あいつが……死体もどきと呼ばれたあの女が、魔法衝撃の魔法陣が書かれたハンカチを光らせているのを。




 そのハンカチの上にはあいつのナイフと、どこかに隠し持ってたらしい予備のナイフが乗っていた。あり得ない光景だった。あいつは他人に使わせない限り、魔法陣を絶対に起動できないはず。その先入観を打ち破る信じがたい光景が、彼らの思考と体を、一瞬ではあるが完全に止めてしまった。




【赤グループ、1点。カロリーヌ&ファブリスペアが獲得しました】

【同時に白グループ、2点。セーレ&ドロテペアが獲得しました】




 剣と火矢が革袋を貫くのと、魔法衝撃によって撃ち出された2つのナイフが二人の革袋を貫いたのは、同時の出来事だった。




「……は、はははは。あんたの言うとおりだわ……確かにこのやり方は……私とあんたじゃなきゃ、無理だね」




【勝者、白グループ】

【ドロテ・バルテルが最終的に生き残りました。おめでとうございます。各生徒は裏山を下りて、校庭に集合してください】




 これを二人で掴んだ勝利と言っていいのだろうか。結局肝心なところは全部あいつに任せて、ただ寝ながら勝つのを眺めてただけな気がする。


 けど、もう今はそれすらどうでもいい。


「……はぁ。…………疲れたわ」


 とりあえず、今はお湯浴みしてからゆっくり寝たい……。




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― 新着の感想 ―
[気になる点] 平民・貴族ということやお互いが女の子の同級生という間柄で「こいつ」呼びしていることに少し違和感アリ
[良い点] ドロテセーレおめでとうヽ(*´∀`)ノ♪ [一言] セーレとドロテの相性がめちゃくちゃ良いんですね 多分色々な意味で 校庭中のお花は2人の相性の良さが出てたとか? ドロテが気が付いた生命力…
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