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~あわてんぼうの警視庁刑事共~(2025年10月30日午後0時)

「尾崎 この度、刑事部長の横暴により、私がバイキソマソ誘拐事件の陣頭指揮を執る事となった。私に従う様に!!!」

「捜査員B うぇ~~~セクハラ刑事がボスかよ~~~勘弁だぜ。」

「捜査員A セクハラ刑事???なにそれ」

「捜査員B あの刑事、尾崎はなぁ、取り調べの度に被疑者へ強烈なセクハラをかますんだ」

「捜査員A じゃあ、私が水鉄砲フェチだと言う事もばれちゃう!!!」

「捜査員B まあ、そう言う事だな」

「尾崎 この事件は、内閣総理大臣の名を騙った極めて悪質な事件だ。何としてでもとっ捕まえる様に」

「捜査員C 尾崎警部補~~~本物の石破が連れ去った可能性は無いの~~~」

「尾崎 市川、こいつを摘まみ出せ。反乱因子だ」

「市川 え!!!流石にそれは…」

「尾崎 お前も摘まみ出されたいか???」

「市川 わかったよう…」

「捜査員C え!!!ちょっと訊いただけで退場!!!何と言う独裁!!!警部補のくせに~~~」

「尾崎 巡査が何を言う。さて、今回の事件の概要を説明する。資料1ページを見る様に」

「捜査員A ふむふむ、連れ去られたのはバイキソマソ、威力業務妨害の罪で投獄されていたと」

「尾崎 現場に抜け穴等は見当たら無かった。また、錠が開けられた痕跡があった。よって、本事件は渋谷警察署に出入りした者の犯行である可能性が非常に高い」

「捜査員B え!!!私じゃ無いよ!!!」

「尾崎 お前、自ら潔白を主張するなんて、怪しい。おい市川、投獄しろ」

「市川 こっちだ」

「捜査員B え!!!どうして!!!うぎゃぁ~~~」

「尾崎 話を続ける。内部の犯行である可能性が高い以上、現在渋谷警察署にいる者は、身の潔白が証明されるまで一切の外出を禁ずる」

「捜査員A え!!!じゃなくて、さんせ~~~」

「尾崎 それで良し。尚、バイキソマソが投獄されていた檻には防犯カメラが設置されていたが、何者かによって停止されていた」

「捜査員A 指紋は検出されたの???」

「尾崎 檻及びそれに近い場所から重点的に指紋を採取したが、バイキソマソ以外の指紋は見当たらなかった」

「捜査員A 巧妙な手口だよう。対策はどうするの~~~???」

「尾崎 うむ、諸君らの任務は、バイキソマソの指紋及び足跡の全てを追い、バイキソマソに関連する様々な情報を探し出す事。防犯カメラは勿論、ドライブレコーダーから匂いまで。バイキソマソを追う全ての手立てを実行するのだ!!!」

「捜査員A じゃあ、私はどうしよう~~~???」

「尾崎 ああ、お前を防犯カメラ捜査第一隊隊長に命ずる。任務を果たす様に」

「捜査隊A イエッサー!!!」

「市川 メディア対応は如何しましょう」

「尾崎 まだ公表するな。内閣総理の名を騙り被疑者誘拐なんて、面倒だからな」

「捜査員D 緊急事態です!!!品川区役所が爆破されました!!!」

「尾崎 市川、こいつを威力業務妨害で投獄だ」

「捜査員D 本当です!!!石破総理と電話が繋がっております!!!」

「尾崎 何!?!?!?早く電話を横瀬!!!」

「石破 どうやら、品川区役所に対する爆破予告に記載されていた時刻と同じ時刻に、品川区役所が爆破された様だね。君たちの警備体制はどうなっているのだ???」

「尾崎 そんな事を俺たちに言われても…」

「石破 何か言ったかね???」

「尾崎 いえ!!!!大変申し訳御座います!!!じゃなくて御座いません!!!」

「石破 本当に反省しているのかね!!!」

「尾崎 申し訳御座いません~~~」

「石破 とにかく、現場は大混乱だ。万が一にでも死者が出たら、君は巡査だよ???」

「尾崎 速やかに犯人を検挙致します~~~全力を尽くします~~~」

「石破 全く、総理官邸の警備は万全なんだろうね???」

「尾崎 これ以上無い程強固です!!!???」

「石破 本日中に犯人を逮捕しろ、さもなくば、お前は巡査だ」

「尾崎 無理がある~~~じゃなくて、承知致しました!!!」

「石破 では」

「尾崎 捜査変更!!!バイキソマソは後回し!!!品川区役所へ急行だ!!!総理官邸へも250人を送り込め!!!」

「捜査員A 私はどうしよう~~~???」

「尾崎 品川区役所へ来い!!!状況確認だ!!!市川、車を出せ!!!私の警部補の座が掛かっているのだぞ!!!早くしろ!!!」

「市川 判りました」

(6人乗りワンボックスカー(品川ナンバー)へ3人で乗り込み品川区役所へ急行する騒音)

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