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~アソパソマソのその後~(2025年10月29日午後0時)

「アソパソマソ バタ男もジャムジジイも死んでしまった、これからどうすれば…今付いている顔が無くなったら、ワイは一体…」

「バイキソマソ やぁやぁアソパソマソ、数時間ぶりだねぇ」

「アソパソマソ ワイを殺しに来たのか…」

「バイキソマソ はっはっは、アンパン配送業者を殺すのは、私の趣味では無いのでねぇ。そんな事より、アソパソマソに重要な通知があるのだ」

(バイキソマソがゆっくりとアソパソマソに手紙を手渡す音)

「アソパソマソ これは…バイキソマソからのラブレター???」

「バイキソマソ そんな訳あるかぁ!!!さっさと開けぃ」

「アソパソマソ これは…ジャムジジイを預かった???」

「バイキソマソ そう、その手紙には『ジャムジジイを預かった。帰して欲しくば総理官邸まで来い』と書いてある。そしてその手紙は永田町より送られている。つまり、日本国の総理大臣がジャムジジイの在処を知っているかもしれないのだ!!!」

「アソパソマソ でも、どうやって日本へ???」

「バイキソマソ そう、そこが問題、だったのだが」

「アソパソマソ だった…じゃあ解決策が!!!」

「バイキソマソ そう、この私には、日本国への渡航手段があるのだ!!!」

(ポケットからゆっくりと手のひらサイズのボタンを取り出す音)

「アソパソマソ それは一体…」

「バイキソマソ そう、これはこのボタンを押した者を、日本国へと送り込む装置。その名も『日本国行く行くクン』だ!!!」

「アソパソマソ そんな装置があるなんて…とにかく押そう!!!」

「バイキソマソ 急ぐで無い。この装置には調整が必要なのだ。それに、カビルソルソ共も連れてこねばならないからな。しばらくマッテオ家」

「アソパソマソ そんな事言っていられるか!!!ワイの命が掛かっているんだ!!!」

(隙を見てバイキソマソの手のひらからボタンを奪い取る音)

「バイキソマソ アソパソマソ!!!何をする気だ!!!死にたいのか!!!とにかくやめろ!!!」

「アソパソマソ でもそんなの関係ねぇ!!!でもそんなの関係ねぇ!!!はい、オッパッピー!!!」

(一切の容赦無くボタンを思い切り押下する豪音)

「バイキソマソ ヤメロォ」

(刹那の内にアソパソマソとバイキソマソが消え去る静音)

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