~運命の授業~(2025年10月31日午後1時)
「子供 先ずは授業を受ける必要が有ると」
(窓から教室に入り込む子供の静音)
「生徒5 わぁ、戻って来た~~~うまい棒買わないと~~~」
「生徒3 わぁい、うまい棒食べれる~~~」
「生徒6 スイッチ2もらえないよ~~~」
「生徒1 そんな時でもゾウさんゾウさん!!!」
「生徒7 わぁいわぁい」
「生徒2 拙者の予言が的中した!!!どうだ、すごいだろう!!!」
「生徒7 うまい棒~~~うまい棒~~~」
「尾崎 馬鹿めが!!!犯人は必ず現場に戻ってくるのだ!!!」
「市川 手書きの逮捕状で逮捕する!!!」
「子供 有印公文書偽造・同行使」
「捜査員A すご~い、私でもわかんない言葉使ってるよ~~~」
「尾崎 それはお前が馬鹿だから」
「母親 良くやった尾崎達!!!私からも特別にうまい棒10本を差し上げる!!!」
「尾崎 えぇ…」
「捜査員A わぁいわぁい」
「市川 捜査員Aはここの生徒なんじゃないのか???」
「教師 さて、5時間目の授業は、国語だ。但し、今日は半ば授業参観の様な物であるからな、短歌を作れぃ!!!」
「生徒6 なにそれおいしいの???」
「教師 はい、教科書86ページに、短歌の例文が載っているから、そんな感じで作れぃ!!!」
「生徒1 出来ました!!!」
「教師 早い事は良い事か???」
「生徒1 ゾウさんと、みんなで仲良く、ゾウさんを、見せつけくっ付け、イッツゾウさん!!!」
「教師 短歌とは言えない気がするが、まあええか」
「母親 おい、お前も答えろ!!!」
「教師 では蓮花さん、答えぃ!!!」
「子供 懐かしき、ほおずき想へば、運命を、此の身を以て、変へんと欲す」
「尾崎 何と難読な」
「市川 うーん、こんだけ頭良いのに、どうしてのこのこ戻って来たんだろう???」
「捜査員A すご~い」
「教師 はい、私には何が何だかさぱーり判らん短歌でしたね。さて、他に完成した人は~~~」
「母親 おい教師、愛しき我が子が一生懸命考えた短歌を、そう易々と流されて堪るか。褒めろ」
「教師 その愛しき我が子に金床を投げ付けた奴が何を言う。頭がポップコーンか???」
「母親 あ???てめぇ死にてぇようだな、金床を脳味噌の代わりに埋めてやるよ」
「尾崎 はい、喧嘩はここまで!!!そんな事をしては、警視庁本部へ連行されてしまいますよ」
「教師 何と言うモンスターペアレント」
「母親 次やったら脳味噌金床だからな、覚悟しろよ」
「市川 発言がヤクザ」
「捜査員A うう、怖いよう」
「子供 もう時間だね」
「母親 授業を放棄しようとすんじゃねぇ、金床投げ付けるぞ」
「市川 親方!!!空から石破10体の金床が!!!」
「尾崎 は???って本当だやべぇ!!!逃げろ~~~」
(どうにか全員が金床を避ける音)
「子供 だから言ったのに」
「母親 これは…父の銅像!!!」
「教師 父???どこからどう見ても石破茂では無いか」
「尾崎 母親の父親は、何と石破茂!!!石破茂の隠し子が、母親!!!」
「教頭 うぎゃぁ!!!石破の銅像が10体もいる!!!しかも石破の隠し子出現!!!」
「母親 おい尾崎???それは絶対機密だと言われなかったか???どうやら死にてぇらしいな!!!やれ、我が父、石破茂!!!」
(追加で天空から100体の金床石破が降り注ぐヒュ~~~音)
「尾崎 総員撤退~~~早く品川ナンバーへ戻れ!!!」
「母親 逃げる気か!!!そんな事したら、お前達は巡査だ。勿論1000万も無し。それを望むか???」
「尾崎 是非に及ばず!!!」
「市川 命あっての物種さ~~~」
「捜査員A そうだ~~~」
(そそくさと品川ナンバーへ乗り込み何処かへ消え去るグゴゴゴゴゴゴ音)
「教師 それより…私を助けてくれぇ。生徒は何とか助けたが、石破に潰されてしまったンゴ~~~」
「母親 死ねぇ!!!」
「教師 死んで堪るかゾイ!!!」
「子供 それではまた何時か」
「生徒達 またね~~~」
(刹那の内に消えゆく子供の静音)
「母親 尾崎達め~~~必ずその身を引き裂いてくれるわ!!!」




