～ジャムジジイのアジトは何処に存在す!!!～(2025年10月31日午前4時)

「バイキソマソ　一日の始まりだ～～～」

「不良　おいおい、まだ4時だぜぇ」

「子供　まだ眠いよ」

「バイキソマソ　そんな事を言っている場合か!!!ポリスメンは早朝に襲来するのだ!!!早急に転居せねば」

「不良　まあ、昨日は寝るのも早かったからな。妥当だろ」

「子供　もっと寝たいのに。これも運命かぁ」

「バイキソマソ　本日はなぁ、ジャムジジイのアジトを探し出すゾイ!!!」

「不良　検討は付いているのか???」

「バイキソマソ　ジャムジジイは、昨日の午前9時頃、自民党本部地下に板。つまり、その辺りがアジトに近い筈だ!!!」

「子供　根拠が薄いなぁ」

「不良　まあ、取り敢えず行ってみるしか無いな」

「子供　でも、相当な警備だよ」

「バイキソマソ　そんな事を言ってはジャムジジイの討伐など出来得ない!!!我は常に死の覚悟だ!!!」

「不良　指名手配犯が言ってもなぁ」

「子供　まあ、仕様が無くなったら、犠牲になってね」

「バイキソマソ　さあ不良、時速2048kmでフェラーリを発進!!!」

「不良　流石にそれは無理。1024kmで我慢してくれな。後12分で着くらしいから」

「バイキソマソ　早いね～～～」

「不良　でも、見当も付かないまま闇雲に探しても、見つからないぞ」

「バイキソマソ　ジャムジジイの事だ。きっと私を探しだし、向こうから接触する筈だ」

「子供　そう言う運命なら良いけど」

「不良　結果は、レミリアのみぞ知る、かぁ」

「バイキソマソ　おい!!!止まれ!!!」

「不良　ああ、自民党本部を警官が取り囲んでいるな。ラジオを付けるか」

「ラジオ　警視庁は、深夜に行われた自民党本部への爆破予告への警戒として、自民党本部前の通行を規制しております」

「バイキソマソ　くそ!!!これではアジト探索が出来ない!!!うう、どうしよう」

「警官　何か御用でしょうか???」

「バイキソマソ　不味い…」

「不良　規制を見て見たくて…」

「警官　御車拝見しますね～～～」

「子供　はは、御早う御座います」

「警官　誘拐被害者発見!!!至急応援願います!!!」

「不良　逃げるぞ!!!」

「警官　被疑者逃亡!!!」

「子供　だから言ったじゃ無いの」

「不良　一旦群馬まで戻るか???」

「バイキソマソ　でも、ジャムジジイのアジトを…」

「尾崎　話は署で伺う!!!」

(10トントラックを操縦する尾崎が、バイキソマソ一行の乗るフェラーリへ、時速120kmで追突する大大大超越大爆音爆音太郎爆音)

「子供　あーあ」

「不良　バイキソマソ!!!しっかりしろ!!!」

「市川　最早逃げ場は無い!!!犯罪だから、言い逃れ出来ない!!!」

「バイキソマソ　うう、数千人のポリスメンが、我等を取り囲んでいる…」

「不良　こればかりは、公務執行妨害の仕様が無いな。最早御手上げだな」

「子供　まあ、拘禁刑になる運命じゃ無いから」

「バイキソマソ　是非に及ばず!!!」

「尾崎　かっこつけもそこまでだ!!!被疑者バイキソマソ、4時32分、爆発物取締罰則違反で緊急逮捕する!!!!!!!!!」

「市川　お前もだ不良!!!被疑者無免許不良、4時33分、強盗致傷で緊急逮捕する!!!!!!!!!」

「バイキソマソ　え、お前本名が不良なの???と言うか無免許なんて氏、聞いた事ねぇゾイ!!!」

「不良　運命の不良だな」

「バイキソマソ　運命の不良…それだけで漫画の一つが書けそうだ!!!」

「子供　あーあ、この後面倒だなぁ」

「捜査員A　お嬢ちゃん、飴ちゃん食べる???」

「子供　子供扱いかぁ」

「ジャムジジイ　そうかい、じゃあおじさんの下腹部に付いている、美味しい美味しいペロペロキャンディはどうかな???水分補給も出来るよ!!!」

「子供　???」

「不良　お前覚えとけよ、近い内に北方領土へ島流ししてやる」

「バイキソマソ　とんでもないロリコンの面汚しだぁ!!!じゃねぇよ!!!堂々と会いに来てんじゃねぇよ!!!お前の所為でこのざまなのだぞ!!!お前も何時か豚箱行きだ!!!」

「ジャムジジイ　はっはっは、楽しみにマッテオるぞよ。何とも、今度こそ脱走は出来得ないだろうがな!!!何と言っても、天下の警視庁が全力で見張るからな!!!ふぇ!!!」

「子供　あれは厄介そうだね」

「尾崎　やはり本物は逃走を続けていたか。さて、連行の時間だ、乗れ!!!」

「市川　お前もだぁ」

「バイキソマソ　必ず助けてくれよ～～～」

「子供　それを警官の目前で言うか」

「不良　晒し首にされない様、頑張るわ」

「子供　まあ、むらさきより遥かに安全だね」

(被疑者輸送バスに乗せられる二人のわぁわぁ音)

「捜査員A　今、親御さんが迎えに来てくれるから、それまでお兄さんと話そうか。さぁ、車に乗って」

「子供　口ぶりが誘拐犯のそれ」

「捜査員A　大丈夫???あのむらさきに変な事されなかった???」

「子供　変な事の定義が為されていないからなぁ」

「捜査員A　ジュース飲む???」

「子供　子供扱い止めてくんない」

「捜査員A　御菓子もあるよ!!!」

「子供　刑事刑事してるなぁ」

「捜査員　さぁ、着いたよ。ほら、親御さんが待ってるよ。」

「父親　うう、心配したぞ～～～」

「母親　怪我は内科医」

「子供　暫く続くなぁ」

「捜査員A　お子さんは元気そうです。子供らしくはありませんがね」

「父親　また冷たい事言ったのか!!!どうしてそう可愛げが無いんだ!!!群馬の山奥へ投げ捨てるぞ!!!」

「母親　きっと私達の教育が悪いんだわ。だからこんなむすっとした子に…」

「子供　親権乱用、思想の自由の押収」

「捜査員A　流石に投げ捨てては、今度はあなた達がむらさき共の様になってしまいますよ」

「父親　うちの子がどうも失礼致しました～～～」

「母親　反省致します～～～」

「捜査員A　いえいえ、これも仕事ですから!!!」

「子供　酷い茶番」

「父親　さあ、行くぞ!!!来い!!!」

「母親　帰ったらみっちり御説教ね!!!」

「子供　はぁ、これも運命かぁ。良いなぁレミリアは」