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80話:増殖期に入ってからしばらく経過した頃

 モンスターの増殖期に入ってから一ヶ月半くらいが経過した。増殖期に関しては大体二ヵ月くらいなのであと少しで増殖期も終わるはずだ。


 という事で僕はこの一ヶ月半の間はあまりダンジョンには入らずに初心者向けの動画を作る事に力を注いでいた。あとは今は増殖期だからあんまり難易度の高いダンジョンには行かない方が良いという注意喚起の動画も沢山投稿しておいた。


 そしてルリさんもこの増殖期にダンジョン配信はしないで、代わりにジムのトレーニングや魔法の勉強の耐久配信みたいなのをずっとやっていた。僕も時々ルリさんの耐久トレーニング配信を見てたんだけど本当に毎日凄くトレーニングを頑張っていた。


 そしてそんな毎日トレーニングを頑張っていた成果もあって、ついにルリさんは……。


『ユウ君聞いて聞いて! ついに私ね、二日前になんと……風属性の上級魔法を一つ習得したんだよ!』

「え、本当ですか!? それはおめでとうございます!」


 いつも通り僕はルリさんと通話をしながら近況報告をしあっていると、ルリさんはそんな嬉しい報告をしてきてくれた。どうやらルリさんは上級魔法を一つ習得したようだ。


『うん、そう言ってくれてありがとう! いやー、だけど本当に毎日頑張ってトレーニングをしまくってきた甲斐があったというものだよ! こんなに毎日トレーニングしてるの初めてかもしれないなー!』

「はは、そうですね。僕もルリさんのトレーニングとかの耐久配信はちょこちょこ見てましたけど、本当に毎日ずっと頑張ってましたもんね。あ、そういえば習得した上級魔法って何なんですかね?」

『習得した魔法? んー、ふふ。それはまぁ今度ユウ君と一緒に冒険する時のお楽しみって事で! 今度ユウ君と一緒に冒険に行く時に初披露する予定だから楽しみにしてて欲しいな!』

「はは、焦らされると凄く気になっちゃいますよ。はい、わかりました。それじゃあ次に一緒にダンジョンに冒険する日を楽しみにしてますね!」

『うん! 私もすっごく楽しみにしてるよー!』


 という事で何の上級魔法を習得したかは秘密にされてしまったんだけど、でも次回に一緒に冒険に行く時に習得した上級魔法を披露してくれるとの事だ。それじゃあその時を楽しみにしておこう!


『あ、そうだ! それともう一つ重大なニュースがあるんだけどさ……ふふ、実はなんと私……B級冒険者に昇格出来ました!』

「えっ!? そ、そうなんですか!? それは本当に凄いですね! B級冒険者に昇格おめでとうございます!」

『うん、ありがとう! 実は今回上級魔法を習得した事によって冒険者ランクの昇格条件が全部満たす事が出来たんだよ! それで昇格条件の中にはダンジョンの探索時間とか、モンスター討伐数とかもあったから、こんなにも早く昇格出来たのはユウ君のおかげなんだよ! だから本当にありがとう!』


 ルリさんはとても嬉しそうな声でそんな感謝の気持ちを伝えてきてくれた。


「いえいえ、僕の力なんて全然大した事じゃないですよ。ルリさんがこんなにも早く昇格出来たのはルリさんが今までずっと頑張ってきたからですよ!」

『ユウ君……うん、本当にありがとう! そういってくれて嬉しいよ。あ、それじゃあ近い内に配信内でもこの事を報告する予定だから、その時はユウ君もお祝いコメントを投げに来てくれたら嬉しいなー!』

「あはは、そんなのもちろんですよ! 妹と一緒にお祝いコメント沢山送りますね!」

『おー、浅香ちゃんにもお祝いコメント貰えるなんて嬉しいな! よし、それじゃあそのお祝いコメントも楽しみにしてるね! ふふ、そしてこの次の目標は……いよいよA級冒険者だね!』

「はい、そうですね! 僕も出来る限りサポートしていくので、これからも頑張っていきましょう!」

『うん、ありがとう! それじゃあこれからもよろしくね!』


 という事で僕はそんなお祝いの言葉をルリさんに送っていった。そしてこんなにも努力家なルリさんにはこれからも冒険者としてどんどんと強くなっていって欲しいなと、僕はそう願っていった。

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