表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

283/308

エルザの剣③

 構えた【不屈の大剣】に魔力を注ぐ。

 この身の危機に増幅された神器に蓄えられた魔力に、更に追加で魔力を加えていく。


「む⁉︎マンティコア!」


 私の行動を不審に思ったのか、蠍はマンティコアに命令を出した。


「グル!」


 マンティコアの毒尾が目にも止まらぬ速さで私に迫り、その鋭い毒針で私の肩を貫いた。


「がっは⁉︎」


 刺された肩が燃える様な熱を持ったと思った瞬間、胃の奥から血が込み上げ、その場に吐き出した。


「ははは、何がしたかったのか知らないが無駄だった様ね」

「ごほ……ふ、そんな事はないさ。【不死鳥の焔】」


【不屈の大剣】から青い炎が燃え上がり、私の体を包み込んだ。


「ちっ、何を⁉︎」


 蠍は手にしていた短剣を振るう。

 すると短剣は刀身が伸び、鞭の様にしなって私の胴を両断した。

 更にマンティコアが獅子の前脚で私の頭を叩き潰した。


「Aランク冒険者と言っても1人ではこの程度か……」


 蠍が呟いて踵を返した時、マンティコアの足の下で燻っていた青い炎が一気に燃え上がり、その中から飛び出した腕がマンティコアの毒尾を鷲掴みにする。


 そして青い炎の中から現れた無傷の私は、2回り小さくなり、大剣から長剣サイズになった【不屈の大剣】を一振りしマンティコアの尾を切断した。


「馬鹿な⁉︎マンティコアの毒を受けた上、頭を潰したのよ!」

「ああ、なかなかの治癒力だろ?」

「治癒……何を言っているの?そんなのはもう治癒を超えているわ」

「はは、そうだな。今の私は不死身ってやつさ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ