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幕間 ~矛と劔~


 心臓を一突きにされた赤髪の少女。開いた傷口から噴出した血が長い回廊の床にぼたぼたと、止めどなく零れていく。


「……お、おい! 問答無用すぎるだろ!!」


 パープルの出し抜けの攻撃には仲間のユウジさえも驚愕した。

 まさか自分が女王を指し示した瞬間、衝動任せに突貫するとは。普段から行動を共にしている彼すらその結果は予想できなかった。


「エ、エミカ……」


 しかし、この旧都進攻作戦における終焉の解放者(リベレーターズ)の最大の戦果は、クラン内の調整役ともいえるユウジの想定を超えたまさにその瞬間に齎された。


「外したか」


 突き出した魔槍に角度を付け、天井に向かって掲げるようにだった。パープルは脱力した身体を高々と持ち上げる。


 ――ブンッ!


 僅かな静止のあと、渾身の力で振り下ろされる矛の先端。瞬間、反動で赤髪の少女は回廊の奥へと勢い鋭く飛ばされた。

 鮮血に塗れた身体が二度三度四度と水面を跳ねる平石のように弾んでいく。

 その衝撃だけでも常人ならば即死していただろう。全身至るところ骨折と挫傷を繰り返し、幾つかの関節の靭帯を損傷した挙句、最後には激しく壁に激突。鈍い音と震動を響かせ、エミカの身体はようやく回廊の床に沈むようにして止まった。


「まだ息があるのか。丈夫だな。だが、運がない」

「……だ、駄目、待ちなさい! エミカ、逃げてっ!!」


 糸が切れた操り人形のように弛緩した四肢。それでも、俯せの身体は痙攣程度ではあったが僅かながらまだ動きがあった。


「待ってろ。すぐに楽にしてやる」


 驚くべきことにボロ雑巾のように悲惨な有り様ながら、赤髪の少女は立ち上がろうと藻掻いていた。

 それはまさに意志の強さの表れだろう。その上で、あの閃光も同然の突きに反応したのだ。見た目はともかく、かなりの手練れであることに間違いはない。

 女王は、もういつでも殺せる。

 ならば先に止めを刺すべきは、あの赤髪の少女。

 それと、もう一つ――


 ――スタッ!


 パープルが殺意を立ち昇らせながら、ゆっくりとした歩幅で歩みを進める中だった。伏した主人の前に一体の赤いゴーレムが遅ればせながら大急ぎで立ち塞がった。


「また遭遇するとはな。まさか前回の人形と同一の個体か?」


 ――カチャ。


 答えられたとしても答える気はなく、白モグの上位互換である赤モグは鋭い両爪を前に出し、これが答えだとばかりに戦闘態勢に入る。

 本来、それは生み出されたばかりの感情のない土塊だった。しかし、使命を全うできない危機感と創造主の嘗てない窮地を前に、その一個体には己の心と呼んでも差し支えない概念が急激に芽生えつつあった。


「そうか、喋れないんだったな」


 だがモグレムの内面上の進化も、先月王都近隣の森で遭遇した物と同タイプのゴーレムが今この場にいる事情も、パープルにとってはすべてが二の次だった。

 一にあるのは再戦の機会が与えられた嬉しさである。嬉々とした感情に胸を弾ませながら、襲撃者はただ勝利のため分析を進め策を巡らせる。

 このずんぐりとしたゴーレムが王国(ミレニアム)の召喚魔術師のあいだでは主流なのか、それとも天賦技能(ギフト)のように個人唯一無二の術なのかは定かではない。だが、この赤色のゴーレムが一筋縄では行かない相手なのは確かである。

 前回の戦いでは直接的な攻撃が全く効かなかった上、こちらの生命線である天賦技能(ギフト)すらも無効化した。

 そう。あの土竜のような爪が〝絶望を穿つ紫(フロム・ヘル)〟の闇に触れた瞬間、たちまちすべてが霧散したのだ。

 打撃を完全に防ぐ装甲(よろい)も脅威だが、特に危険視すべきは、やはりあの爪。あれにはおそらく、天賦技能(ギフト)すらも超越する未知の力が秘められている。


「爪……ああ、そうか。爪か」


 そこまで思考したところで、ふとパープルは気付いた。女王を庇ったあの赤髪の少女の手からも似たような五本の爪が伸びていたことに。


「なるほど。つまりは、自らを模ったゴーレムということか」


 であれば、創造主である赤髪の少女の息の根を止めることさえできれば、生み出されたゴーレムも機能を停止するかもしれない。

 しかし、対峙し警戒されたこの状況化ではそれを達成するのも中々に困難だろう。

 故に、より確実性の高い方法を取るとするなら――


 ――ダッ!


 瞬間、出し抜けにひゅるりと身を翻すと反転。

 正面切って仕掛けるのは得策ではない。最適解を導き出したパープルはそこで再び標的を後方の女王であるミリーナに変えた。


 ――タタッ!


 反転後、ほぼ同時にモグレムも追走という選択を取る。パープルにとって相手がどう反応しようと、あとはその後の展開に合わせ対応するのみ。

 だが、付いて来たということは術者と共に女王も守る意思を示したということ。一体で二人を守護するとなるとどうしたとして無理が出てくる。それを承知で実行しようというのであれば、あとはその隙を突くだけだった。


 ――ズ、ズ、ズズズズッ。

 ――ズズ、ズズズ、ズズズズズッ。


「――っ!?」


 間一髪エミカに突き飛ばされ難を逃れたミリーナだったが、衝撃のあまり未だその場から立ち上がることすらできないでいた。

 再び尋常ならざる疾さで接近してくる紫紺のエルフに戦慄すると同時に、その周囲の空間に発生していく無数の〝虚無〟を目の当たりにした。


「いいぞ。よく追いついてきた」


 女王をその手で射殺さんと魔槍を振り上げるパープル。

 猛追し、すぐ背後まで迫るモグレム。

 すでに全てが〝絶望を穿つ紫(フロム・ヘル)〟の有効範囲内にあった。パープルを中心に極小のブラックホールともいえる幾つもの小さな穴が、もうそれぞれ計算された位置に展開し、張り巡らせていた。


(今だ――)


 あと僅かに遅くとも早くとも、その試みは失敗していただろう。それだけ相手を十分に誘い込んだ上での完璧なタイミングだった。

 パープルは振り上げていた魔槍を逆手で持ち直すと再び反転。

 急接近していたモグレムを振り向き様に迎え撃つ形になった。

 そして、次の一瞬。

 周囲の穴から無数の鎖の束が飛び出してきた。


 ――ガチャ、ジャラジャラジャラ!

 ――ジャラジャラジャラジャラジャラ!

 ――ジャラジャラジャラジャラジャラジャラ!


 ――ガチャガチャガチャガチャンッ!!


 連なった太い金属の輪がモグレムのボディーを一瞬で雁字搦めにしていく。まずは胴体部へと絡み付き、間髪入れず次に両腕と両足へ。密着すると鎖はそれぞれの対角線上の別の穴に吸い込まれて行き、そのまま虚空である空間上に固定。

 結果、極限まで張り詰めたチェーンによってモグレムは瞬く間に爪一本すら動かせなくなった。


 ――ギ、ギギッ!

 ――ギチギチッ!!


「無敵ならその身を封じるまでだ。しばらくはそこで大人しくしていろ」


 効率良く残った最大の脅威を無力化したところで、パープルはそこから数歩分ゆっくりと歩み寄った。

 あとは近い順に殺すだけ。

 すぐ傍で両手を付き倒れている女王。先ほどの拍子に足でも挫いたのか、未だ逃げる素振りすら見せずにいる。

 結果的に二度も仕損じることになった標的を、彼女はしばらく無機質な眼差しで見下ろしていた。


「お前が王国(ミレニアム)の君主か」

「………………」


 やがて今さらながらの確認と共に会話を行なったのは、気紛れだったとしか言えない。

 決して交渉の機会を与えたわけではなかった。どうあれ女王を殺害という方法でこの世から排除するのは既定路線である。

 ただ二度も仕留める機会を逃しておきながら、このまま有無を言わさず殺すのはどこか礼儀に違反しているようにも思えた。


「はい。私の名は、ミレニアム・ルジュ・ド・ミリーナ……王国(ミレニアム)の、女王です……」


 しばしの沈黙のあと、ミリーナはふらふらと立ち上がると襲撃者であるパープルと同じ目の高さで向かい合った。そのまま恐怖で震える身体を抑えつけ、なんとか続けて言葉を紡いでいく。


「……あなたの名は? 誰の命を受け、この場にいるのですか?」

「訊くのはこっちだ。勝手な質問はするな」


 魔槍を片手で持ち上げ、その先端をミリーナの眉間に近付け脅す。相手が顔色をさらに蒼くして押し黙ったのを見て、パープルは再びゆっくりと口を開いた。


「機会があれば訊こうと思っていた。世界最大にして最強の王よ。それだけの力があるにも関わらず、なぜお前はこのふざけた世界を少しも変えようとしない」

「………………」

「答えろ」


 意図が読めずミリーナは長い沈黙を貫いていたが、最後にはその圧力に屈する形で思い付いた中で一番堅実な答えを口にした。


「あなたの仰る世界が、正確に何を差しているかはわかりません。ですが、私はこの国――王国(ミレニアム)の女王です。近隣諸外国や別の大陸や島々も含め、それらを世界という言葉で括り定義するのであれば、それら外の範囲にまで私の権力が及ぶことはありません」

「つまり、自分たちが線を引いた外の部分がどうなろうと知ったことではないということか」

「………………」

「わかった。もう十分だ」


 たとえミリーナがどう答えたとしても、そのあとの結末に変化はなかっただろう。すべては気紛れの中でのただのやりとりでしかない。

 ただ、その会話によって本来であれば稼げなかったはずの時が加算され、今一度猶予ができたのも事実である。


「死ね」

「ミハエル……」


 怒りも失望もなく、パープルはただ無感情に魔槍を構え、引き、目前の白い首元に狙いを定め、突き出す。

 そして容易に女王の命が潰えようとした、まさにその瞬間。突如として回廊の床にあり得ない異変が生じた。


 ――ズンッ!


 なんの前触れもなく足元から迫り出してくる牙のような形をした杭。それが二人のあいだに割って入るように勢い鋭く伸びてきた。


「ちっ――」


 一瞬で攻撃から防御に切り替え、迫り来る杭の刺撃を魔槍の腹で受ける。反射的に危機を回避しミリーナから数歩引くと同時、パープルはすぐ様に捕縛したモグレムのほうを一瞥した。

 だが、異常は見当たらず。依然、赤いゴーレムは無数の鎖の中。到底四肢一本として動かせる状況にないことは明らかだ。

 ならばと最後に残された可能性――回廊の先、横穴の開いた壁際近くのフロアに目を向ける。


「………………」


 その瞬間、今し方こちらを攻撃したと思われる赤髪の少女とパープルは目が合った。

 立ち上がりまではしていないものの、両手両膝を床に付いた姿勢で真っすぐ顏を上げてこちらを見据えている。だが、本当に見えているのだろうか。その双眸に、もうほとんど光は感じられない。

 いや、それも当然のはず。赤髪の少女は全身血に塗れ、胸に開いた大きな裂傷を見る限りすでに死んでいなければおかしな状況にあった。

 そして、そんな状態にあっても尚、一人で二度まで女王を守ったのだ。


「大した執念だ」


 化け物じみた気力のなせる業か。

 心臓を完全に潰した手応えはこの手にすらまだ残っている。にも関わらず、まだ生きているという事実だけでも脅威だった。

 だがしかし、追撃して来ないところを見ると、さすがにもう限界は近いのだろう。


「先に屠るべきは女王よりも、やはりあの子供か」


 正直これほど仕留め損なうとは思っていなかったこともあり、パープルはそこでしばしの長考を挟んだ。

 確実に殺すのであれば接近戦で頭を潰すのが最良だろう。だが、あちらまで近付けば〝絶望を穿つ紫(フロム・ヘル)〟の有効範囲を離れ、せっかく封じた赤いゴーレムにまた自由を許すことにもなる。


「あれを使うか」


 ――ズズッ。


 長考の末、パープルが闇から取り出したのは長い筒状の得物――歩兵銃(マスケット)だった。

 魔術印などの要素は一切使わず、爆発する粉を動力源とし鉛の球を撃ち出す原始的な武器である。不発や誤作動が多いという実用性の観点からも今となっては前時代の遺物となっている一品だが、弓よりも破壊力があり動かない的が相手であれば最適な選択といえた。

 筒は二連式になっており予め込められている弾も二発。チャンスは二回あるが一発あればパープルには十分だった。


「な、何をする気ですか……駄目、止めて!」


 事前知識はなくともその形状から殺傷性の高い武器であることを感じ取ったのか、ミリーナがこれから起こる結末を想像して声を荒げた。だが当然のこと、パープルが取り合うことはなかった。

 ターゲットまで距離は凡そ二十五メートル(フィーメル)弱。問題なくこの歩兵銃(マスケット)の射程内である。

 朦朧とした眼差しの赤髪の少女。慎重にその眉間に狙いを定めてトリガーに指をかける。


「パープル」


 しかし次の瞬間、いつの間にか隣までやってきていたユウジがその肩を掴んだ。一番付き合いの長い仲間に呼び止められては首領と言えど一度銃口を下げるしかなかった。


「もう勝負は付いたんだ。わざわざ止めを刺す必要もないんじゃないか? それによ、あの子も含めて二人とも捕虜にしちまえば、今後の戦況をさらに有利に進めることだってできるかもだぜ」

「………………」


 この期に及んで何を言うかと思えば。珍しく感情豊かに嘆息を付いたあとでパープルは反論した。


「甘いぞ、ユウジ。どう考えてもあの子供は人質にできるような相手じゃない。きっとこの好機を逃したら仕留める機会は早々やって来ないぞ」

「いや、でもよ。たぶん、あの子はなんつうか、この世界の」

「この世界の? なんだというんだ」

「ええっと、それはな……」

「ユウジ?」

「いや、だからなんて説明すりゃいいのか、これが難しいんだが……」

「………………」


 そのはっきりとしない態度にパープルは明確な苛立ちを覚えた。

 一体、あの赤髪の少女がなんだというのか。もしや好意の情があるから殺すなとでも言いたいのだろうか。


「なるほど」

「ん?」


 この感情をなんというのか正しく言語化できないが、パープルは自身の中でまた別のベクトルで殺意が芽生えていくのを感じた。

 さらに生かしてはおけない理由ができた。そんな気がしたのだ。


 ――カチャ、シュ~!


「あっ――」


 結局、止めに入った甲斐なく、そして呆気なくだった。

 パープルは片手で素早く銃口を構えると、あっさりそのトリガーを引いた。



 ――パンッ!!



 乾いた破裂音と共に、発射される鉛球。その銀色の弾丸は正確無比にエミカの頭部を捉え、一切ぶれることなく直進していく。

 全ては、一瞬の閃光の中で決着の時を迎えようとしていた。


(これで終わりだ)

(主人公相手にマジで撃ちやがった!)

(エミカっ!?)


 パープルが確信し、ユウジが狼狽し、ミリーナが絶望した、その直後――

 そしてエミカの頭部に鉛球が被弾する、その直前――


 ――スッ。


 一(セカード)どころの話では済まなかった。本当にあとそれが刹那の時ほど遅れていれば、運命は無情にもそのまま決まっていたことだろう。

 それは次の瞬きの狭間で起こった。



 ――ガギンッ!



 騎士の姿をした女が回廊の横穴から颯爽と姿を現したかと思えばだった。

 彼女は一本の折れた槍を振るいながらエミカの頭上を飛び越えると、放たれた弾丸を間一髪のところで弾くと同時に着地した。


「間に合った――とは到底言えない状況か……。エミカ、君はまだ生きているか!!」

「………………」


 その声が届き安堵したことでだった。最後まで残っていた一本の線がぷつりと切れた。

 無意識化で保っていた僅かな意識も完全に途切れ、頭から床に突っ伏す。エミカの意識はそのまま暗闇の深い底まで一気に落ちていった。


「コロナ――!」


 そして、ミリーナが駆け付けた諜者の名を喝采するように叫ぶと同時だった。


 ――パンッ!


 パープルは残っていたもう一発の鉛球を発射するため再びトリガーを引いた。一度目と同じように弾丸は精確にエミカの頭部を捉える。

 しかし次の瞬間、コロナも同じく先ほどを再現するようにその鉛球を明後日の方向に弾いた。


「ふむ、駄目だな。この武器(ポンコツ)は。人を殺す得物としては遅過ぎる」

「紫紺のエルフ。やはり、貴様も連中の……」

「生きていたか、槍使い。あの地下での戦い以来、頗る調子がいいのもおそらくお前のおかげだからな。お前のことはよく覚えてるぞ」

「………………」

「それにしても、今日は再戦の機会によくよく恵まれる日だ。悪くない――」


 ――ヒュッ!


 そこで左手に持っていた得物を軽々掲げると、パープルは正面に向かって投げ付けた。

 高い回廊の天井。緩やかな放物線を描きながら魔槍は落下していく。

 直後、コロナが微塵も動じることなくその様子を傍観していると、矛の先端は目前へ。そのまま派手な音を立てながら回廊の床を破壊し突き刺さった。


「……なんのつもりだ?」

「死ぬまではお前の物だからな。返したまでだ」

「私を甘く見ているわけか。わかった。その驕り、必ず後悔させてやる……」


 ゴーレムを拘束するため相手が一定の範囲から出れないのであれば、さらにその上で必ずしも紫紺のエルフを倒すことに拘らないのであれば、この状況においての勝機はまだ十二分に残されている。

 だが同時に、エミカのあの状況を見る限り、もう一刻の猶予もない。


(あと少しの辛抱だ。頼む。どうかそれまで持ってくれ、エミカ……)


 僅かな時間の中で状況を読み解きながら、コロナは目の前に突き刺さった己が魔槍を力強く引き抜いた。それに応じるようにパープルは歩兵銃(マスケット)を投げ捨てると、新たに出現させた闇から虹色の宝石で装飾された美しい二本の片手剣を取り出す。

 それぞれ得物を携え、可能な範囲まで間合いを詰めると、両者はそこでしばし静かに睨み合った。

 対峙する首領と諜者。

 先に禍々しい()が動き、続いて壮麗なる()が応える。

 果たして、その決着は――


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表紙絵
― 新着の感想 ―
[良い点] 胸を貫かれただけでも痛々しいのに、ボロ雑巾のようって…。辛すぎる。これまでにない姿に何か込みあげてくるものがあります。あと絶望に折れない意思、いや絶望に穿かれない心でしょうか。切ない。。。…
[良い点] 読んでて絶体絶命の状態のもぐらちゃんにハラハラさせられる、、、
[一言] もしやエミカではなく暗黒土竜さん?
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