表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
初心者がVRMMOをやります(仮)  作者: 神無 乃愛
新素材発掘の旅

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

416/434

使役獣の反乱

いつもありがとうございます。

お待たせいたしましたm(__)m

 暴れたモンスターたちの被害はいたるところに現れていた。


 例外はカエルムのみである。

 大抵セバスチャンの作った飯をやるとあっさりと大人しくなるのだ。そして「今まで何をしていたっけ?」と言わんばかりに首を傾げる。

 そのあともカナリアが撫でたりセバスチャン特製ご飯を与えていればそのままなのだ。


 当然それがスレッドを賑わせている。

「何でジャスだけ叩かれないのかね」

 スレッドをのぞきながら、ディッチは呟いた。

「俺の工房にいるスパイダーシルクは未だ暴走中だからだよ」

 武器防具職人たちが、「同じギルドにいるジャスティスのところなら」とシルク納品を頼むつもりが、暴れていたため逃げ出した。それが話題に上がったため、省かれたということらしい。

「だと、ジャスティスさんの騎獣とスパイダーシルクの違いが分かれば、今回の騒動の原因が分かるってこと?」

「おそらくな。だけどなんか違いってあったか?」

 イッセンの発言にディッチは同意するものの、違いなぞあるはずもない。

「違いらしい違いは、カナリアくらいだぞ」

「ん?」

 なんだかどうしようもない単語が出てきた気がする。その場にいた全員がジャスティスの言葉を促していく。

「カナリアは蜘蛛とか苦手だから、絶対にスパイダーシルクには近づかない。騎獣は……ほら、ドラゴンと一緒に撫でくり回しつつ餌やって、腹の上で寝転んでいたりする」

「それどこでもカナリアやって……」

「それだ!!」

 全員の声がはもる。

 というか、それしか考えられない。カナリア君また君か!! という言葉をディッチは飲み込んだ。

「だから皆さんの騎獣は美玖が撫でると大人しくなるのか」

「そっか。あたしたちは『Word On Line』のノリで可愛がっちゃったから、ご飯で元に戻ったのか」

「どういうこと?」

「少し前に実装されたんですけど、『従魔システム』ってのがあって、きちんと従魔を扱わないと、逃げ出すんです。だからご飯やってブラッシングして散歩するのがデフォルトというか……」

 いつの間にか古巣に面白いものが実装されていたらしい。そのノリでやったイッセンとリリアーヌのペットは大人しい。

「強いて言うなら『使役獣の反乱』か。で、ジャッジは?」

「逃げた」

 この非常時に! そう怒鳴ってしまったが悪くないはずである。


次回「その頃のジャッジ」です(`・ω・´)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ