表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
初心者がVRMMOをやります(仮)  作者: 神無 乃愛
様々な思惑

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

283/434

翼竜を守るキングゴーレム8

いつもありがとうございます。


「……美玖、採取系終わったの?」

 呆れたようにイッセンが声をかけてきた。カシミレラはともかく、ウルリーノが怯えてカナリアの後ろに隠れた。

「えっと、ウルちゃんが遊びに来たから途中になっちゃった」

「色々突っ込みどころあるけど、ウルちゃんって、後ろの羊?」

「うん。さっき友達になったの」

 これ以上聞いちゃまずいと思ったイッセンは、カシミレラを無視することにした。


 ……その瞬間。

「ごふっ!」

「いっくん!」

「イッセン!?」

「イッセン君!」

 急なカシミレラの突進にイッセンは瀕死状態になった。


 事情の分かったジャッジたちはため息をついた。規格外な食事とカナリアのおかげで、いとも簡単にウルリーノとカシミレラを捕獲出来たのだ。

「つれてっちゃ駄目ですか?」

「レイド戦に連れてくのは難しい。一度二人くらいが戻って捕獲クエスト受注、そしてクリアするしかない」

 ジャッジが呆れ気味で答えた。

「いえ……その……拠点で暮らせないかなって」

「そっち!?」

 イッセンが驚いていた。


 それもそのはず。カナリアたちの拠点は動物王国よろしくの状態である。これ以上増やすのはどうよ? というのがギルドメンバーの考えだった。

「いいと思うけど。だって角だってよく生え変わるわけだし、素材だし。今更多少増えたって問題ないでしょ?」

 そう言ってきたのはスカーレットである。

「いや、問題がある」

 きっぱりと言ったのはジャッジ。

「俺とカナリアがいちゃつけな……」

 次の瞬間、イッセン、リリアーヌ、そしてスカーレットから鉄拳を食らっていた。



 ウルリーノとカシミレラをユニに頼んで拠点へ送ってもらっている間、素材を採りつくして休憩となった。

「なんだかさぁ、このゲームしてからジャッジさんのイメージ変わった」

 そう言うのはイッセンである。

「あ、あたしもっ」

「それは君らが騙されてただけ。本当のジャッジはもっと酷い」

 さらりと言うのはユウである。

「酷いって、どんな風に?」

「見たとおりでしょ。カナリア全面擁護する割りに、危険なことはさせたくないとか」

 その言葉に二人がもの凄く納得している。

「つうかさ、何でこんなどうしようもない男にカナリアが捕まったかなぁと思うわけよ」

 ユウがさらりと酷いことを言う。

「最近それ凄く思う~~。昔からジャスティスさんとジャッジさんが並んでたら、人気出るのはジャスティスさんだったし」

 リリアーヌまで悪乗りを始めてしまった。

「おい」

「まぁ、あいつは色々優先してくれるからな。顔だけ(、、)で選べばジャッジにも軍配があがるが、ある程度見てりゃ、ジャスの方に軍配があがる」

「お前らな……」

 ディスカスの言葉に、ジャッジはどう言い返そうか考えているうちに話は終わった。



サブタイトルがタイトル詐欺になってます。

もう少しおつき合いください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ